おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
新年明けましておめでとうございます。
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アルフレッド・アドラーがよく使っていた言葉に「人類の進化」というものがあります。
理想主義者かつ楽観主義者のアドラーらしい言葉ではありますが、最近のロシアのウクライナ侵攻や様々な出来事からすると、科学技術の側面はともかく、本当に人類は進化しているだろうかと疑わしくなることがあります。
2,500年前のブッダ、老子・孔子、ソクラテスの時代から比べて、ひち面倒くさいことを語る人は多くなっていても、本質的な面では、もし2,500年前の彼らが現代に現れて議論をするとしたら、とても彼らを打ち負かせる人はいないような気がしないでもありません。
とは言え、私たちには先人の知恵を活かせる強みがあります。
17世紀の偉大な物理学者であるアイザック・ニュートンが残している次の言葉がヒントになります。
「私が遥か彼方まで見通せたのだとしたら、それは巨人たちの肩に立っていたからだ」
この言葉をもとに、巨人に喩えられる偉大な先人たちの業績などを伝承して、現代の科学技術面の進化の上に存在する私たちにとって、はるか遠くを見渡すことで知の地平線が開かれるに違いありません。
ただ、現代に生きる私たちの周囲を巡る環境が急スピードで、追いつけない点もあります。
そのことについて『教育カウンセラー』(NPO法人日本教育カウンセラー協会機関誌第65号、日本教育カウンセリング学会第59号、2022年12月6日発行)の巻頭言に重要な示唆がありました。
「歩」という漢字が「少」と「止」からなる、ということです。
私はこのことを次のように拡大解釈してお伝えします。
(1)アドラーの「人類の進化」を信じ、自らの進化も遂げよう。
(2)スピードに追いつけないことがあってもなくても、時に少し歩みを止めよう。
(3)そんな時は巨人たちの肩に立って遥か遠くを眺めてみよう。
2023年を「時に歩みを止めて進み続ける」1年とします。
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