アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(12月14日)は、実に楽しい1日でした。

朝、電話カウンセリングをしていると、ヒューマン・ギルドのカタログ・ストッカー辺りに誰かいます。「研修に来た人かな、それとも他の用件で来た人かな?」と思って10分後に見に行くと、某大手新聞社の記者のTさんです。
どうやら10:45の予定を1時間早く間違えて、9:45に来てしまったらしい。

お陰でアドラー心理学ゼミナールが始まる前にしっかりと取材を受けることができました。

Tさんは、私が11月にその新聞社の社員研修をした際の受講生で、アドラー心理学や勇気づけに関心を持ち、取材を申し出てこられ、昨日、実現したものです。

Tさんには、ゼミナールの「あなたの最優先目標を知ろう!」に受講生として出ていただき、お昼には、ヒューマン・ギルドとのかかわりで勇気づけられ、共同体感覚(つながり感覚)が育った3人の男性の取材をされました。

2時からは、私はカウンセリング演習。
その時間にTさんは、ELM(勇気づけリーダー養成講座)の開発チームの3人を取材されました。


(写真はELMのバインダー)


この取材の結果についての詳細は、後日、正式にご報告いたします。


カウンセリング演習後の5時半からは、カラオケ竹ちゃんで16人で忘年会を楽しみました。
会話あり、カラオケありの楽しい忘年会でした。



トリで歌った「おまえに」



カリス魔保育士さん(mixi)


■忘年会にご参加の方でご同意いただける方がいらっしゃれば、お名前を特定せずこの記事に写真を掲載させていただきます。


<1月度のゼミナール予告>

1月12日(月、祝)11:00-13:00開催のゼミナールは、私のデシの「内発的動機づけ」研究の集大成として「モチベーションの心理学」と題して行います。
ふるってお越しください。



コメント ( 8 ) | Trackback ( )




世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)
早坂 隆
中央公論新社

このアイテムの詳細を見る


おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

2006年1月に出版以来、ベストセラー街道をひた走った本に『世界の日本人ジョーク集』(早坂隆著、中公新書ラクレ)があります。

この本は、世界の中で以下に日本人が異質かを、ジョークを交えながら語った本です。
ただ3年弱で日本人の優位性が急速に失われているようで、読んでいて違和感を覚える点がありました。
なんだか笑うに笑えない箇所がいくつもあったのです。

それは、前半の次の章でした。

第1章 ハイテク国家像―クルマからアイボまで
第2章 お金持ちの国―バブルそして崩壊へ
第3章 勤勉な人々―会社人間・カロウシ

ただし、後半の章は、現在にも通用しそうな話で、しっかり笑えました。

第4章 日本人的アイデンティティ―集団行動・笑わないなど
第5章 神秘の国ニッポン―風習・宗教・衣食住など
第6章 歴史・政治・外交―アメリカ&中国との関係
第7章 世界で活躍する日本人アスリートたち―スモウからイチローまで
第8章 新たなるニッポン像―世界を席巻する日本のマンガ&アニメ

この本の中から1990年代には通用したジョークを1つ紹介します。

レストランにて

ドイツ人と日本人とイタリア人が一緒に食事へ行った。食後、3人はそれぞれこう考えていた。

ドイツ人は、割り勘にするといくらか考えていた。

日本人は、3人分払うといくらか考えていた。

イタリア人は、おごってくれた人になんと礼を言うか考えていた。


日本国内には、これと同類の、地域性を表すジョークがあります。

それは、ドイツ人の代わりに大阪人、日本人の代わりに東京人、イタリア人の代わりに名古屋人が入るジョークです。
このジョークは、東京人が一番最初に来ます。

東京人は、3人分払うといくらか考えていた。

大阪人は、割り勘にするといくらか考えていた。

名古屋人は、おごってくれた人になんと礼を言うか考えていた。


こっちの方がピンときますかね?



コメント ( 2 ) | Trackback ( )




気功革命―癒す力を呼び覚ます
盛 鶴延
コスモスライブラリー

このアイテムの詳細を見る


昨晩(12月12日)は、盛鶴延先生をお招きしてのヒューマン・ギルドでの気功教室でした。
この催しは、ヒューマン・ギルドで15年以上続いていますが、参加者数が10人に満たないことがしばしばです。それでも盛先生は、一言も「もうやめよう」とおっしゃらずにお越しくださっています。

一方、毎週木曜日に開かれている自由が丘の気功教室は、20人を超える盛況振りとか。


盛先生は、毎日4時間は必ず気功の鍛錬をなさっているとのこと。
教室で気功をやるだけでなく、日々の鍛錬を強調されていました。

わが身を振り返ると、毎月2回は気功をやっているけれども、日々鍛錬しているか、と問われると、否定せざるをえない私です。

盛先生は、わが師でありながら、最近は友人の感覚になってしまって、気功の鍛錬を怠っている自分自身を深く反省した気功教室でした。

やるぞ!

と今朝からまじめに取り組んだ私でした。


<次回の気功教室>

今年最後のヒューマン・ギルドでの盛先生の気功教室は、次のとおりです。

日時:12月26日(金)19:00-21:00
料金:3,000円

気功教室の後、忘年会あり



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(12月11日)は、「ナース専科」(株式会社 アンファミエ 発刊、上の写真は12月号)の取材を受けました。

キッカケは、「ナース専科」の編集者のSさんが、ご自身の入院時、長い間の看護師による「勇気くじき」の後、退院直前にある担当看護師から「勇気づけ」を受け、ご自分の体と向き合い、自分でコントロールしていくという意欲が湧いてきた体験をされ、その後、私の『勇気づけの心理学』(下の写真)を読み、「勇気づけ」の威力を痛感され、勇気づけを医療現場に伝えたい、と思われたことです。

取材は、ヒューマン・ギルドで午後1時から始まり3時まで、編集者のSさん、Nさん、ライターのWさんのほかに、現役ナース2名(東京K病院のNさん、同じくKさん)、カメラマン1名(Tさん)の計6名による大掛かりなものでした。



テーマは、「患者さんを勇気づける看護」

ライターのWさんの手綱さばきにより、現役ナースが「勇気づけ」として心がけていることとして、Kさんが「相手の立場に立って声掛けをすること」(まさに「共感」)、Nさんが「元気で笑顔を提供すること」から始まり、私のミニ勇気づけ講義。

さらには、インタビュー、質疑応答だけでなく、演習を混ぜながら、楽しく「勇気づけ」を実感していただきました。

 

取材の模様は、「ナース専科」3月号(2月12日発売)のお楽しみ。全15ページになるそうで、ヒューマン・ギルドの会員の長谷沼紀子さんにも取材にご協力いただきました(電話取材にて)。

本当に楽しめ、私自身の勉強にもなった取材でした。



美人ナースに挟まれ、デレッとしてしまった私ではありました。


<今日の勇気の伝道>

今日(12月12日)は、幕張で某巨大流通業の店長教育です。
メンタルヘルス、カウンセリング・マインドに続いて勇気づけで締めてきます。
今年最後の企業研修になります。

夜は、7時から盛延先生ご指導の気功教室で鋭気を養います。

 

 

 



コメント ( 4 ) | Trackback ( )




あなたがリーダーに生まれ変わるとき―リーダーシップの潜在能力を開発する
ジョン・マクスウェル
ダイヤモンド社

このアイテムの詳細を見る


おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

最近、『あなたがリーダーに生まれ変わるとき―リーダーシップの潜在能力を開発する』(ジョン・マクスウェル著、ダイヤモンド社)を読み直しています。

ジョン・マクスウェルの本は、以前に何冊も紹介していますが、この本は、私にとって「リーダーシップ」に関して間違いなく5本指に入る本です。

マクスウェルの他の本同様、この本には名言やユーモアがあふれています。

今回は、その中からアメリカの有名牧師、ビリー・グラハムにまつわる話。


ビリー・グラハム博士は、ある土地で一番近い郵便局への道を少年に聞いた後、感謝してこう言いました。

「もし今夜コンベンションセンターに来てくれたら、天国への行き方がわかるよ。私がその話をするから」

「行くつもりはないね」と少年。
「だって、おじさんは天国どころか、現実の郵便局への行き方さえわからないんだから」

<お目休めコーナー> ペルグリーノ博士の住む家(カナダ  ケベック州)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

『指導者たちのユーモア』(村松増美著、サイマル出版会)から次の「アネクドート」は、ゴルバチョフ編。

ゴルバチョフが孫を連れて西独へ休暇旅行に行き、2人で夜行列車でモスクワへ帰る途中のこと。
夜の闇の中で列車が停まったが、駅に明かりがなく、どこだかわからない。

孫:「おじいちゃん、ここはどこ?」
ゴルビーは車窓をあけて暗闇の中に左腕を出し、「東独だよ」。またしばらく走って停車、また駅は真っ暗。

孫:「おじいちゃん、どこ?」

ゴルビーふたたび左腕を窓から出してみて、「ポーランドだよ」。数時間後また暗い駅に停まる。

孫は「どこなの、おじいちゃん?」

左腕を窓から出したゴルビーは、「やっとソ連領に入ったよ」

感心した孫:「おじいちゃん、どうしてわかるの?」

ゴルビー:「最初の駅で左腕を出したら、手の甲にキスをしたやつがいた。だから東独だとわかった。次の駅では、わしの手につばをはいたやつがいたので、ポーランドとわかった。さっきの駅では、だれかがわしの腕時計を盗んでいったから、ソ連というわけさ」


どうやら「アネクドート」というのは、自虐政治ネタのようです。
プーチン首相には、どんなアネクドートがあるのでしょうか?


<お目休めコーナー> 雨の銀座



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

『指導者たちのユーモア』(村松増美著、サイマル出版会)には、日本や欧米の政治家だけだなく、旧ソ連の政治家が登場します。

その中で2回に分けて2人にご登場いただくとして、その第1回目は、フルシチョフ編。

冬将軍が近いというのに職も食もない男が、いっそ軽犯罪でも犯して数カ月を留置場で過ごそうと思いつきました。

赤い広場の真ん中へ行き、「フルシチョフは大馬鹿だ!」と3回連呼したところ、たちまち捕まり、即席裁判で判決はシベリア送り、終身刑に。

「そんな無茶な。国家元首侮辱罪は禁固6カ月のはずじゃあ―」と抗議したところ、裁判長いわく、

「罪名が違うぞ。おまえのは、国家重要機密漏洩罪じゃ」


ロシアでは、政治家の小咄が「アネクドート」と呼ばれているそうな。


<お目休めコーナー> 冬景色④―我が家の庭から



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




December

Windham Hill

このアイテムの詳細を見る

おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

ブログで「私のこだわり研修」のことをお伝えします。

その名は、「勇気づけのワークショップ」

12月27日(土)、28日(日)の2日間、12月30日の私の誕生日に先んじて、今年1年の総決算として開催します。

「勇気づけ」といっても、このワークショップには「他者をどう動かすか」という視点がまったくありません。そのためでしょうか。毎回、参加者数がそう多くありません。

このワークショップに寄せる私の思いは、ただ1つ。
「勇気づけ」を支配・操作の道具にしてほしくないのです。勇気づけにあたっては、技法の前に態度をしっかりと備えてほしいのです。

「勇気づけのワークショップ」は、技法をほとんど伝えない、支配・操作の道具としての勇気づけとは無縁の勇気づけ研修なのです。

この2日間は、徹底的に自分自身を勇気づける日々になります。

BGMを時々流しながらワークショップを進めます。



BGMと書きましたが、このワークショップには、テーマ・ミュージックがあります。ジョージ・ウィンストン奏でるパッヘルベルの「カノン」(収録CDは、トップの写真参照)です。
2日間のうちに4回ほどこの「カノン」を聴く場面がありますが、そのたびに印象が変わります。最後には、静かな感動で終わります。

こんな、私の個性丸出しの、私がもっとも愛着があるワークショップが、この「勇気づけのワークショップ」です。

賛同される方は、是非ご参加ください。
あなたにとっても今年1年のいい総決算になりますよ。

申し込みは、ヒューマン・ギルドのホームページの「行事案内」のサイトから。

◎研修の概要
日 程: 12月27日(土)・28日(日)
講 師: 岩井俊憲(ヒューマン・ギルド代表)
会 場: ヒューマン・ギルド研修室
時 間: 1日目10:00~19:00 2日目 10:00~17:00
料 金: 会員30,000円 /一般35,000円


◎ご参考
6月14日、15日(土・日)開催の「勇気づけのワークショップ」に参加された芦澤千秋さん(山梨)の感想文(ヒューマン・ギルド2008年7月度ニュースレターから)

時にざらざらと傷つけながら自分を磨くこともあるけれど、掘割の夜風のように心地よい風が自分を磨いてくれることもあるのだなぁ。暗さと明るさ、喜びと悲しみ。それぞれが上手に溶け合って、もう忘れ物や失くした物を取り戻す必要がない。今、ここにいる自分がいいと思う。

参加者の年齢層が高かったせいでしょうか???

「勇気づけのセミナー」の第1日目は、失われた青春や思春期をテーマにしたものでした。暗い青春時代を生きた私には、少しばかり気の重くなるテーマです。

ところが、先生が選んだBGMを柱にしてワークが始まると、すっかり夢中になっている自分がいて、こんなはずじゃないのにという思いとは裏腹に、自ら暗い過去を披瀝することに。自分の名前や思春期に大切にしていたもの、あるいは出来ることなら取り戻したいと思う青春時代の忘れ物について。自分が持っている価値基準にも触れ、参加者と共同で絵の制作等。

岩井先生のブログ(http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20080616)でご覧になった方もいらっしゃると思いますが、なかなかの力作です。思いがけない発見と喜びが自分をどんどん前に進めてくれる、不思議な充実感。

翌日は、更に深く自分の人生をみつめ、人生の課題を明確にしつつ、あたかもなりたい自分になれたかのようなワーク。いい人に出逢い、いい仕事をして、健やかで充実した日々過ごしている私が、そこに息づいているようで・・・。もう、これ以上は言わないことにします。だって、もったいなくて・・・。

「これまでたくさんのセミナーに参加してきましたが、今回は初めての感覚を覚えました。なんだか、心にまぁるいものができて、あったか~い気持ちです」「初めて、自分を肯定できました。ありがとうございました」
と、参加者の方々の感想をお伝えすれば、充分ですね。

長く暗い青春時代。あれから随分長い時間をかけてここまで来たんだなぁ、と思わず自分が愛しくなってきました。あの頃の自分よりも今の自分のほうがずっといい。「今の自分であの頃を生き直してみたい」と、誰かが言う。私なら、辛い人生に立ち尽くしていた自分に、今の自分で手を差し伸べてやりたい。傷つけた人にも、今ならきっと違う言葉をかけたろうな。

「これまでの自分の人生が愛しく感じる。その時その時、決して間違っていなかったなぁ、と思うし、そのひとつひとつが大切に思えました」と、これも参加者の感想です。

過去から学び、明日に向けて今ここからできることに取り組もうと決心し、出会いと感動と感謝に包まれた幸福な2日間でした。

素敵な時間を提供してくださった岩井先生と、大切な時間を共有してくださった参加者の皆様に改めてお礼を申し上げます。

自分の名前が好きになれないのは、自分の中にある相手への感情が影響していると気が付いた私は、帰宅後そのことに触れながら、夫に「明日から、私を名前で呼んでもらえない?」とお願いしました。どうしてそうして欲しいの、と訊かれたので、「あなたに毎日名前を呼んでもらったら、きっと自分の名前が好きになれると思うから」と答えると、夫は快諾してくれました。


<お目休めコーナー> 我が家の庭に咲くパンジー



コメント ( 2 ) | Trackback ( )




指導者たちのユーモア―同時通訳者のとっておきの話
村松 増美
サイマル出版会

このアイテムの詳細を見る


おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日はおやすみ。
家にいても原稿書きをしたりして、結局在宅勤務にかたちになるのを、あえて「仕事はしない」と決心して、ブック・オフに行って20冊のほどの本の処分(5冊購入)。息子が朝から遠出のため、カミさんとユニクロでのお買い物。2人だけの外食。

午後は、妻子のいぬ間のエアコンのフィルターのお掃除に続き、DVD(「ペイ:フォワード」)を借りて観賞(1人で泣きました)し、レナード・バーンスタイン指揮、ウィーンフィルという珍しい組み合わせのモーツアルトのシンフォニー(35番、36番、40番)のCDを聴き、仕上げは「石狩鍋」を作る土曜日になりました。




さて、政治家のユーモアの話ですね。
第2回目です。

政治家のユーモアとなると、同時通訳者として大活躍された村松 増美さん著の『指導者たちのユーモア―同時通訳者のとっておきの話』が面白い。
世界各国の指導者たちにまつわるユーモアたっぷりで、彼らの人間味が伝わってきます。

その中でも傑出しているのがアメリカの元大統領、レナルド・レーガン。
この本には、レーガンにまつわるユーモアがいくつも出ていますが、その中でも有名なジョークを1つ。


レーガンがホワイトハウスのすぐ外で、暴漢に撃たれ、相当な重傷を負いました。

いよいよ手術というときに、外科の主治医が
「大統領閣下、主治医でございます。執刀させていただきます」
と言うと、医師が何人かいるのを見渡して、
「君たち、みんな共和党員だろうね」
と言ったそうです。

政敵の民主党員だったら、切らなくてもいいところを切られてしまうという冗談です。

そうしたら主治医が「大統領閣下、今日は私ども全員共和党員でございます」

そんな即興の台詞を言ったそうです。


ユーモアには、ゆとりと、場に合った即興性が不可欠です。


(注)私は、サラリーマン時代、村松増美さんにお目にかかったことがあります。私のいた会社から50メーターくらいのところにサイマル・インターナショナルがあって、村松さんが会長でした。
村松さんにGE社の大型冷蔵庫をお買い求めいただいたのでした。
とても謙虚で、お人柄のいい人でした。


<お目休めコーナー>冬景色④―我が家のどうだんつつじ(アップ)




コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

12月2日の新聞では、オバマ次期アメリカ大統領が、民主党の候補指名争いを激しく争ったヒラリー・クリントン氏を次期国務長官に指名したことがいっせいに報じられていました。

2月24日の讀賣新聞では、米大統領選の民主党候補指名争いで劣勢のヒラリー・クリントン上院議員が2月23日、遊説先のオハイオ州シンシナティの集会で、優位に立つバラク・オバマ上院議員(46)陣営が配布したクリントン氏批判の冊子の内容に激怒し、「恥を知れ、バラク・オバマ!」とオバマ氏を呼び捨てで罵倒した、ことが記録されています。

「恥を知れ」とまで言われたヒラリー・クリントン氏を次期国務長官に指名したオバマ氏。よほど寛容なのか、クリントン人気を利用したいのか定かではありません。

ところで、選ばれた側のヒラリー・クリントン氏は、ファースト・レディー時代から多忙を極めていた人だったようで、次のようなエピソードを残しています。

ビル・クリントン大統領時代の米国で大統領令嬢が風邪をひき病院へ行った。

「注射を打つのでご両親の了解をとって」と言われ、ママ、つまりヒラリー大統領夫人に電話をすると、こんな答えが返ってきた。

「ママは忙しいからパパに電話しなさい」

*『世界ビジネスジョーク集』(おおば ともみつ、中公新書ラクレ)による


ところ変わって日本。

「未曽有(みぞう)」を「みぞゆう」、「踏襲(とうしゅう)」を「ふしゅう」など漢字の誤読を連発し、支持率低下気味の日本の麻生太郎総理。

山梨臨床心理と武術の研究所 を主宰するアド仙人が麻生総理に関し 「ニュース雑感・麻生さんって」 という必読の記事を書いておられます。
是非ご覧ください。


政治家ネタって面白い。


<お目休めコーナー> 冬景色③―我が家の玄関脇のどうだんつつじ

 



コメント ( 2 ) | Trackback ( )




ビジネススクールで身につける思考力と対人力―ポケットMBA〈1〉 (日経ビジネス人文庫)
船川 淳志
日本経済新聞社

このアイテムの詳細を見る


おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

前回の「結婚の難しさ」(2)の状況は、国際結婚だけでなく、日常のコミュニケーションでもよく出合うことです。
そのことについて要領よくまとめて書かれた本が次の本です。

『ビジネススクールで身につける思考力と対人力』(船川淳志著、日経ビジネス人文庫)

この本では、コミュニケーションをとるときの要素を

コンテンツ・・・・情報の内容そのもの=文字情報、数字データなど

コンテクスト・・・・コンテンツ以外=状況、脈絡、雰囲気など

の2つに分け、「国、言語圏によってコンテンツを重視するのか、コンテクストを重視するのかの度合いが変わってきて、日本語のコミュニケーションは、高コンテクストであり、英語のコミュニケーションは、低コンテクストに位置づけられる」(下のパワーポイント画像参照)とし、日本語にありがちな高コンテクスト・低コンテンツの「一を聞いて十を知る」「察しによるコミュニケーション」を典型例にしています。



論理的思考力の強い人には、高コンテンツ・低コンテクストのタイプの人がいて、こういう人に接した高コンテクスト・低コンテンツの、日頃から気配り上手な人が「なんて察しの悪い人なの」と言うことがあり、逆の立場では、「どうしてそんなに筋道が通らないことを言うのだ」と言うことがあります。

それだけに違うタイプの、国際結婚に匹敵する人との夫婦関係は難しい。

でも、高コンテンツ・低コンテクスト VS.高コンテクスト・低コンテンツのタイプを認識し、それなりのトレーニングをすれば、対応が難しくない。

私は、そんなふうに信じています。


<お目休めコーナー> 冬景色②



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




 



(日立沖のサンライズ。この間15分)


おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日からの続きです。

河合隼雄先生の『対話する生と死―ユング心理学の視点』という本に日本人男性に満足できず、アメリカ人と結婚した日本女性の話が載っています(P.118)。

彼女には、夫の友人で大嫌いな人がいた。それでも夫がその友人を家に招待するときは、辛抱して歓待した。

しかし、とうとう耐えられなくなって、ある時、夫に対してあの人は大嫌いなのだと言ってしまった。夫は黙って聞いてくれていたので、彼女の気持ちは伝わったものと思っていた。ところが、夫はしばらくして例の友人を伴って帰宅した。彼女は、自分の気持ちをまったく無視されたので、立腹して離婚したいと言った。

これに対して、アメリカ人の夫は彼女の愛情をこそ疑うと言い出した。友人を嫌いなのだったら、そう言うのはいい。しかし、その後で夫としては彼をどう思うのかを聞き、それだったら、あなたの友人を連れてきてもいいが、その時には、自分は接待しないとか、あるいは、1カ月に一度くらいなら我慢するとか、2人でいろいろと妥協点を見い出すようにするのが愛情のある行為である。それを、彼を嫌いだと言いっ放しにしてしまうだけでは愛情がない、というわけである。


この話を河合氏は、別の部分(P.212)で次のように解説しています。

日本人の妻は、「嫌だ」と言葉に出して言うのを「最後通告」と考えているのに対して、アメリカ人の夫は、それを「話し合いの始まり」として理解しているところである。つまり、ここで「言語化」することに対する、根本的な態度の変化が見られるのである。

日本人は、黙って耐えて「言語化」するのは最後通告であり、それを言ったからには、それに至るすべてのことを相手が「察して」行動する(夫はその友人をもう連れてこない)ことを期待しており、それを破るときは、愛情の破綻を意味していると考える。

アメリカ人の夫は、「言語化」を始めたなら、それを続け、2人で討論することによって解決なり妥協点を見い出す努力をすることを期待しており、それを続けないのは愛情がないからだと判断するのである。


いかがですか?
上のような話は、何も日本人の妻とアメリカ人の妻だから起きることだけでなく、日本人同士の夫婦にも起きることがあります。


感情(感性)重視の妻 VS 思考(論理)重視の夫


だからこそ、夫婦関係は難しくもあり、楽しくもある、と私は思うのです。

同じタイプだったら面白くないでしょう、夫婦って。


<お目休めコーナー> 冬景色①



コメント ( 3 ) | Trackback ( )




対話する生と死 (だいわ文庫)
河合隼雄
大和書房

このアイテムの詳細を見る

おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

私は常々「すべての結婚は、国際結婚だと思え」と言っています。
同じ日本人で、同じような顔をし、同じ言語を話しているため「お互いが通じ合っている」と誤解しがちですが、実は通じ合ってはいなくて、通じ合っているつもりでしかないことがふんだんにあります。

夫婦であっても、それぞれが「その地域、その家庭特有の価値観に基づく思い込みと、それに基づく行動パターン」である文化を身につけているため、生活しているうちに「異国の人ではないか」と思われることにしばしば遭遇するのです。

だからこそ、自分のパートナーが「異国の人」という前提から出発すれば、お互い「相手を理解しよう」「自分のことも理解してもらおう」と、精一杯の努力を重ねるのではないでしょうか。


つい最近、このようなことを再認識させてくれる本を読みました。
河合隼雄先生の『対話する生と死―ユング心理学の視点』(だいわ文庫、705円+税)という本です。


◎この続きは明日のお楽しみ。


<お目休めコーナー> ヒューマン・ギルドのビルの1階にある花③




コメント ( 6 ) | Trackback ( )




おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨晩、茨城県のある公益法人系列のホテルに研修の前泊のためやってきました。

部屋に入るとすぐ、私はパソコンに接続できるコンセントを探しました。

ない!

見当たるところは、2.5メートル以上離れています。

届かない!

すぐフロントに電話しようとしました。

ところが、「お電話のご案内」には、市内・市外電話、客室間の電話、モーニングコールのことは書いてあっても、肝心のフロントの電話番号に記載がない!

机の引き出しからインフォメーション・ガイドを取り出し、探しました。

なかなか見つからない!

やっと、「ご病気のとき」の欄で“9”であることがわかりました。

早速電話しました。

私:「もしもし、○○○号の客なんですが、パソコンを使おうとしてもコンセントが遠いのですが。身近なところにないでしょうか?」
フロントの人:「テレビのとこにあります」
私:「ないよー、探したんだけど」
フロントの人:「じゃすぐ、伺います」
私:「それもいいけど、念のため延長コード持ってきてね」

フロントの人は、すぐやって来ました。ありがたい。

私:「どう、ないでしょ。この机の後ろで、重い机を動かさないとムリだよね」
フロントの人:「そうですね」
私:「私は、オタクの系列によく泊まるファンなの。電話するのも困ったよ。(「お電話のご案内」を見せて)ほら、ここにフロントの番号もないでしょ。お客さん困るよ」
フロントの人:「そうですね」
私:「来年もまた来るから、来年は同じようなことがないようにしてよ。これじゃ、民間との競争に負けちゃうよ」

フロントの人は、丁寧なお辞儀をして私の部屋から去っていきました。

このホテル、フロントの人は、一生懸命対応しようとしますが、果たしてどうなることやら。

来年確かめてみようっと。

ただ、明日も泊まるの、このホテルに。


<お目休めコーナー> ヒューマン・ギルドのビルの1階にある花②



コメント ( 0 ) | Trackback ( )






おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

上の写真の右上には、ペルグリーノ博士と一緒に私と妻と3人の子どもたちが写っています(昨日の写真の方がイメージがつかみやすいかもしれません)。
1999年5月2日、モントリオールでの写真です。
この時は、家族連れでカナダに出かけていました。


私には、18歳の息子のほかにあと2人、大切な子どもたちがいます。33歳の娘と32歳の息子(前妻との間の子どもたち)です。この2人も一緒に写真に写っています。



うちのカミさんは、この2人の私の子どもたちのことも、一緒には暮らしてはいませんが、大切に大切にしてくれます。


息子が高校時代、オーストラリアに留学中、国際電話が入ると、妻と30分話し、私とは10分みたいなことがよくありました。妻と息子は波長が合うようでした。

小学生になろうとするとき、両親の離婚により父親と引き裂かれたその子は、大学時代の3年生の11月から4年の卒業間近までは、私の家で暮らしていました。
カミさんは、実子と分け隔てなく彼と接してくれていました。ありがたかったです。

そんな姿を見ていたせいもあるかもしれません。現在18歳の息子が中学生のころ「尊敬する人物」として「兄」と書いていたのが思い出されます。

こうしてみると、我が家は、核になるのはどうみてもカミさんのようです。
カミさんには、言葉に尽くせないほどの感謝の念を抱いています。


なんだか脈絡のない話ですが、2回にわたって我が家族の肖像を書きました。


<お目休めコーナー> 会社のビルの1階にある花①



コメント ( 4 ) | Trackback ( )



   次ページ »