アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月15日)は、来年の前半に出す本の素材を整理するために時間をかなり費やしました。

今までにこのブログやヒューマン・ギルドのニュースレターやメルマガなどに書いてきたものがよみがえってきます。

このように、ブログを毎日更新していることは、結構大変ではありますが、受け止め方によっては、未来のために貯金をしているようなものです。


さて、「日本人のスピリチュアリティ」の第3回目です。

今までの2回の基本トーンは、日本人の生活のあらゆるところに神道の精神が生きているとし、主に自然との一体感を強調しました。

今回は、西洋人が物質としか捉えないモノの中にも霊魂の存在を見る、日本人のスピリチュアリティを紹介します。

山本七平が書いた本に『「空気」の研究』(文春文庫)があります。

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))
山本 七平
文藝春秋

この本にこんな記述があります。
少し長いですが、引用します。

大畠清教授が、ある宗教学専門雑誌に、面白い随想を書いておられる。
イスラエルで、ある遺跡を発掘していたとき、古代の墓地が出てきた。人骨・髑髏(されこうべ)がざらざらと出てくる。

こういう場合、必要なサンプル以外の人骨は、一応離れた場所に投棄して墓の形態その他を調べるわけだが、その投棄が相当の作業量となり、日本人とユダヤ人が共同で、毎日のように人骨を運ぶことになった。

それが約1週間ほど続くと、ユダヤ人の方は何でもないが、従事していた日本人2名の方は少しおかしくなり、本当に病人同様の状態になってしまった。

ところが、この人骨投棄が終わると2人ともケロリとなおってしまった。
この2人に必要だったことは、どうやら「おはらい」だったらしい。

実をいうと2人ともクリスチャンであったのだが―またユダヤ人の方は、終始、何の影響も受けたとは見られなかった、という随想である。

この後に山本七平は続けます。

骨は元来は物質である。この物質が放射能のような形で人間に何らかの影響を与えるなら、それが日本人にだけ影響を与えるとは考えられない。従ってこの影響は非物質的なもので、人骨・髑髏(されこうべ)という物質が日本人には何らかの心理的影響を与え、その影響は身体的に病状として表れるほど強かったが、一方ユダヤ人には、何らかの心理的影響も与えなかった、と見るべきである。

クリスチャンの2人に神道の「おはらい」が必要だったとは笑いですが、日本人が西洋人がモノとしか捉えない物質(ここでは人骨)や草木にも霊魂を感じる神性(スピリチュアリティ)に、私は日本人であることを誇りに思います。

<お目休めコーナー>うちのカミさんが根津美術館の庭で撮った写真(2

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月14日)は、いろいろなことがありました。

午後だけでも5歳上の兄に誕生祝の電話をして話したり、ある吉報(別に記載)が入ったり、盛先生の気功教室に出たりしました。

気功教室には、私を含めて受講者がなんと18名。研修室はいっぱいでした。


(自発動功のシーン)

盛先生ご指導の秘伝気功師養成講座は、4月からの開催にもかかわらず、しかも受講料が294,000円もするのに、すでに満員御礼。キャンセル待ちの状態です。


ところで、この1週間、実り多い日々でした。

まず、研修・講演がいくつも決まりました。
来年、いくつもの地域で、様々なジャンルの研修・講演を担当させていただくことになりました。
ありがたいことです。

次に、営業活動もし、有益な情報を得てきました。

第3に、出版社の方の訪問が3件、お電話が1件ありました。

驚いてくださいよ! なんと、来年の6月までに5冊の本を出すことになりそうです。
多くは「勇気づけ」と関連しています。

1冊は、他の出版社から絶版になった本をリメイク出版、もう1冊は雑誌の連載の単行本化ですが、3冊は書き下ろしです。

これとは別に増刷が2冊。
本当にありがたたいことです。

なんだか「勇気づけ」の本格的な年が始まる予感がしています。
今まで着実に「勇気づけ」の種をまき続けてきてよかった。

今日から準備に入らなければ。

<お目休めコーナー>うちのカミさんが根津美術館の庭で撮った写真(1)

 

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「日本人のスピリチャリティ」シリーズの第2回目です。

まず、お勧めの本から。

『マンガ 神道入門―日本の歴史に生きる八百万の神々』 (監修 神保 郁夫、画 笹沼たかし、作 白取春彦、サンマーク文庫、505円+税)

マンガ 神道入門―日本の歴史に生きる八百万の神々 (サンマーク文庫)
神保 郁夫
サンマーク出版

この本はマンガです。
神道の成り立ちから神社を巡る基礎知識など、日本人として知っておきたいことがわかりやすく書かれています。

お勧めです。

さて、下の写真をご覧ください。


(水に映った木々と落ち葉)


(芝の上の落葉)

うちのカミさんが根津美術館の庭で撮った写真です。

おそらくペルグリーノ博士を例外とする西洋人はゴミと思うかもしれません。

しかし、日本人の多くは、この写真から季節感や自然との一体感を覚えるに違いありません。

西洋人は、自然を自分の外にある操作すべき対象であると考えがちなのに対して、日本人は、自然の中にスピリチャリティを感じ、ありのままに受け入れる民族なのです。

ついでに、あと数枚味わってください。

いかがでしたか?

庭の作り方1つにも日本人のスピリチャリティが生かされています。

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

ヒューマン・ギルドでは、プレミアム・メール会員になっていただくと、

1.月に1回、ニュースレターの配信(月末)

2.月に2回のメルマガの配信

が受けられるだけでなく、一部の研修が割引になるほか、さまざまな特典が得られます。

愛嬌で「金儲けにはつながりませんが、人儲けにはつながります」とも書いています。

詳しくは こちら をご覧ください。

12月6日に配信したメルマガの最初の部分をコピー&ペーストしますので、お読みください。

******12月6日付けメルマガから******

ヒューマン・ギルドには「カウンセラーになるにはどうしたらいいですか?」「自分が受けたSMILEがよかったのですが、どうすればSMILEリーダーになれますか?」と沢山の電話がかかってきます。

ヒューマン・ギルドで開催している次の3つの養成講座が人気です。単に学ぶだけでなく、自らがリーダー/カウンセラーになり、社会のお役に立ちたいと思っていらっしゃるからでしょう。

(1)アドラー・カウンセラー養成講座
(2)ELM勇気づけトレーナー養成講座
(3)SMILEリーダー養成講座

養成講座に関連して3つの点をあらためてお伝えします。

(1)3つの講座を受講するには、「アドラー心理学ベーシック・コース」と「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」の修了が前提です。前者を理論編、後者を技法編とお考えください。

(2)ELM勇気づけトレーナー養成講座とELM勇気づけリーダー養成講座が混同されることがあります。ELM勇気づけトレーナー養成講座は、「アドラー心理学ベーシック・コース」と「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」の修了者が受講可能な講座で、講座受講後は、ELM勇気づけの一般コースだけでなく、ELM勇気づけリーダー養成講座をも開催することができるのが、ELM勇気づけリーダー養成講座との大きな違いです。

(3)すでにELM勇気づけリーダーになっている方は、「アドラー心理学ベーシック・コース」と「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」を修了していれば、ELM勇気づけトレーナー養成講座に再受講価格(20,000円、テキスト持参)で参加が可能になります。

「アドラー心理学ベーシック・コース」と「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」を併せ学ばれ、養成講座にも進まれ、「勇気づけ」を広める推進役になって活躍して下さい。

◆アドラー・カウンセラー養成講座8日間1コース   
日 程:2-3月コース2/9.10.23.24.3/9.10.23.24(土・日)     
    土曜日13:30~19:00・日曜日10:00~17:30 
講 師:岩井俊憲 他
受講料:120,000円  再受講4日間 20,000円

◆ELM勇気づけトレーナー養成講座
日 程:第18期12/22(土)23(日)
        1日目14:00~19:00・2日目10:00~17:00
講 師:鈴木三穂子氏、小倉玄氏(ELM 開発メンバー)
受講条件:ヒューマン・ギルドのプレミアム会員でベーシック・コース、SMILEの修了者に限る 
受講料:45,000円(消費税込み、資料バインダー付き)
再受講:20,000円(テキスト持参)
★お申し込みの際はベーシック・コースとSMILEの修了年月をお知らせ下さい。

◆SMILEリーダー養成講座(3日間)
日 時:2013年5月コース5/3.425(金祝.土.日)
    1日10:00~18:30 2日目9:30~18:30 3日目9:30~17:00
料 金:P会員 75,000円 、一般 80,000円 テキスト、税込み    
   再受講 20,000円 (テキストはご持参下さい)
★お申し込みの際は、ベーシック・コースとSMILEの修了年、講師名をご記入いただき、SMILEの課題(宿題)が終わっているかいないかを明記して下さい。 

◆アドラー心理学ベーシック・コース
土日4日間コース 平日6日間コース、 
日 程:1月土日コース・1/12.13.26.27(土・日)         
    1-2月平日コース・1/11.18.25.2/1.8.15(金)       
    3月土日コース・3/30.31.4/13.14(土・日)
時 間:土日コース 土曜 13:30~19:00 、日曜10:00~17:30  
    平日コース 金曜10:00~15:00
講 師:土日コースは岩井俊憲
    平日コースは前半・永藤かおる(ヒューマン・ギルド研修室長)
           後半・岩井俊憲   
受講料:60,000円 再受講 20,000円

◆SMILE(愛と勇気づけの親子関係セミナー)

リーダー〔庭野静子氏〕 
日 程:1月コース1/19(土)・20(日)
時 間:1日目・9:30~19:00、2日目・9:30~18:00
受講料:30,000円 再受講10,000円(テキスト持参)

リーダー〔岡村千春氏〕
日 程:4/10.24.5/8.22(全水曜日)お申し込み締め切3/31
時 間:10:30~16:00 
受講料:30,000円 再受講10,000円(テキスト持参)

※会 場:全てのコース共通ヒューマン・ギルド研修室
※各お申し込みは、希望講座名、フルネーム、住所、電話番号を明記の上、メールでinfo@hgld.co.jp へお申し込みいただくか、電話03-3235-6741へ平日9~5時の間にご連絡下さい。


<お目休めコーナー> 12月の通りがかりで(7)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨晩、風呂の中で河合 隼雄の『「人生学」ことはじめ』(講談社)を読み終えました。

「人生学」ことはじめ (講談社ニューハードカバー)
河合 隼雄
講談社

この本は、アドラー心理学で言うところのライフ・タスクにマッチしていてかなり勉強になりました。

章立ては、次のとおりです。

第1章 家族 ― 人生の“味わい”は我が家から

第2章 人間関係 ― 付かず離れずの妙を知る

第3章 学校・教育 ― 過去よりも今、今よりも未来のために

第4章 仕事・自立・人生―泣いても笑っても人生は1回限り

第5章 恋愛・結婚 ― 恋は終わってからが正念場

第6章 宗教・死 ― 「死すべきもの」それが人間

第7章 心・自我・幸福 ― もう一度、立ち止まって考えよう


第6章の「宗教・死」のところにこんな記述がありました。

日本は無宗教の国などと言われているが、私はそうは思っていない。
日常生活のこまごまとしたことに宗教性と呼んでいいことが融合していたのが、これまでの日本人の生活である。

この文章から次のような話を思い出しました。

宗教学者の山折哲雄氏がNHKのテレビ講座でこんな話をしていたことがあります。

1人の僧侶に率いられた観光客がある国に入国しようとしたとき、宗教欄に「無し(none)」と書きました。

宗教を大事にするその国では、宗教を持たない集団はテロリストに違いないと判断し、一行の入国を認めない態度に出ました。

そのことで困った僧侶は、「この人たちは仏教の『無』を信じる人たちで、テロリストではない」と苦しい釈明をし、やっと入国を認められたのです。

日本人の多くは「あなたの宗教は?」と尋ねられると、「ありません」と答えます。

しかし、私から見ると、生活様式の多くは神道の影響を受けています。

七五三をはじめとして、初詣から結婚式まで神道の行事で行うことが多いです。

神道の面白いところは、キリスト教の聖書、仏教の経本のような教義がないこと、ブッダやイエスのような教祖がいないことです。

伊勢神宮のホームページを見ると、英語の“Japanese mythology and the supreme deity Amaterasu Omikami”(日本の神話と最高神、天照大神)の部分を読むと“god”(一神教の神のこと)が使われていないのです。

私の分類では、神に2つのタイプがあります。
(1)厳格な神(一神教の神、god)と(2)寛容な神(仏教や神道のような多神教の神、deity)。

日本人は、四季の移り変わり、時として襲ってくる自然の猛威と、そして寛容な神への無意識的な畏敬の念によって育まれてきたため、昨年の3・11の大地震、大津波、原発事故に際も、他国のような破壊的な行為が行われなかったことにも立派に神道の精神が生きていたとも言えるかもしれません。

こう考えてみると、日本人の生活のあらゆるところに神道の精神が生きていると捉えています。
河合氏が書いているようの言葉を借りれば、「宗教とは言い難い宗教」を信じているのが日本人なのかもしれません。

<お目休めコーナー> 12月の通りがかりで(6)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

拙著『勇気づけの心理学 増補・改訂版』が第3刷になる旨金子書房の編集部の天満さんから連絡が入りました。

勇気づけの心理学 増補・改訂版
岩井 俊憲
金子書房

2011年8月に「増補・改訂版」が出たばかりなのに、1年4~5カ月で第3刷ですよ。

心理学の専門書としては比類のない、加速度のついた売れ行きです。

出版に関しては、月内にあといくつかの情報をお伝えします。

また「勇気づけ」を巡っては、面白い展開が続々生まれそうです。
これも、いつか。

私が明日香出版社から出していた『ものの言い方ひとつで自分も周りも幸せになる大人の心理術』(『ものの言い方ひとつで幸せになる大人の心理術』と改題)と、昨年の11月に出したばかりの『図解 話せ伝わる!ように「話せる力」』株式会社 エムアンドティーティー メディア事業部から電子書籍としてデビューしています。

こちら をご覧ください。 

売れているそうです

<お目休めコーナー> 12月の通りがかりで(5)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

この土日は、家にこもって勉強をしていました。

メインは「経営戦略」でした。

私自身は、外資系企業に勤務していたときは6年半ほど「経営戦略」を担当していました。
また、中小企業診断士としても「経営戦略」を勉強していましたが、研修講師としてはこの分野を避けていました。

今後は、新しい装いをもとに「経営戦略」を研修レパートリーに加えるつもりです。
もちろん、ヒューマン・ギルドの経営にも採り入れます。


日曜日の夜になると、選挙のためのある候補者(大臣経験者、テレビでも有名)が家の近くまで車の助手席に乗ってきたので、思わず手を振ったりガッツポーズをしたりしました。
この政党を支持していないのですが、個人的にはこの候補者に応援したい気持ちです。


さて、風呂の中で河合 隼雄の『「人生学」ことはじめ』(講談社)を読んでいたら、こんな文章に出合いました。

「人生学」ことはじめ (講談社ニューハードカバー)
河合 隼雄
講談社

最近の心理学の研究では、自立と依存が反対概念ではないことが明確にされつつある。
自立というのは、まったく依存しないこと ― そんなことは不可能だ ― ではなく、依存すべきときに依存して、それにふさわしい感謝の気持ちを持つことなのである。

私は思わず、風呂の中で膝を打ちました(お湯がはねました)。

そうです。自立は孤立とは異なり、協力(別名:相互依存)できる能力を持ち合わせた人の資質なのです。
対人関係が円満に取れる人が「一人でいられる能力」(ability to be alone、ウィニコット)を発揮することが自立なのです。

依存を排除する傾向は、やがては孤立に向かいます。

これからも感謝の気持ちを忘れないで、依存しようっと。

カミさん、朝ご飯まーだ?

<お目休めコーナー> 12月の通りがかりで(4)

 

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

私にとっては珍しい2連休の初日、一歩も家を出ず、自分で設定していた課題をこなしました。

とても素晴らしいお歳暮が届きました。
バイオダイナミックス研究所代表の若本勝義さん(ヒューマン・ギルド プレミアム会員)からでした。

権太呂京風うどんすき権太呂なべでした。

夕食でいただきました。とてもおいしかったです。



若本さん、ありがとうございました。

なお、若本さんには、2013年3月2日・3日(土日)に ハコミセラピー・スペシャル講座 をご担当いただきます。


ところで昨日、とても感動的な本を読み終えました。

『「夜と霧」 ビクトール・フランクルの言葉』(諸富祥彦著、コスモス・ライブラリー、1,700円+税)

『夜と霧』ビクトール・フランクルの言葉
諸富 祥彦

コスモスライブラリー

11月29日に大野 純一さん(コスモス・ライブラリー 社長)からこの本をいただいて、読みかけの本を読み終えてから読みました。

著者は、ヒューマン・ギルドで何度も講座を担当していただいている諸富祥彦先生(明治大学教授)。

コスモス・ライブラリーからは『フランクル心理学入門―どんな時も人生には意味がある』(2,400円+税)も出しています。

フランクル心理学入門―どんな時も人生には意味がある
諸富 祥彦

 

コスモスライブラリー

さて、『「夜と霧」 ビクトール・フランクルの言葉』は、諸富先生が解説を施しながらフランクルの名言を集めたものです。

「はじめに」でフランクルの思想のエッセンスを10にまとめてくれています。

※どんなときも、人生には、意味がある。

※なすべきこと、満たすべき意味が与えられている。

※この人生のどこかに、あなたを必要とする「何か」があり、あなたを必要とする「誰か」がいる。

※そしてその「何か」や「誰か」は、あなたに発見され実現されるのを「待って」いる。

※「何か」があなたを待っている。

※「誰か」があなたを待っている。

※私たちは、常にこの「何か」「誰か」によって必要とされ「待たれている」存在なのだ。

※だから、たとえ今がどんなに苦しくても、あなたはすべてを投げ出す必要はない。

※あなたがすべてを投げ出しさえしなければ、いつの日か、人生に「イエス」と言うことのできる日が必ずやってくるから。

※いいえ、たとえあなたが人生に「イエス」と言えなくても、人生のほうからあなたに「イエス」と光を差し込んで来る日が、いつか、必ずやってくるから。

これだけ読んでも、絶望の淵にあっても、希望が見えていなくとも勇気が湧いてきそそうでうね。
本書を読むと、もっともっと勇気づけられます。


私自身は、フランクルの本の中で『それでも人生にイエスと言う』(山田 邦男,松田 美佳訳、春秋社)が一番好きです。この本の中でも引用が一番多かったようです。

それでも人生にイエスと言う
山田 邦男,松田 美佳
春秋社

 (注)紹介した3冊の本は、ヒューマン・ギルドで入手可能です。
また、ヒューマン・ギルドの1月のニュースレターでも『「夜と霧」 ビクトール・フランクルの言葉』を紹介します。

<お目休めコーナー> 12月の通りがかりで(3)

 

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

この土日がお休みなので、朝ゆっくり起きました。
今日・明日は実際は在宅勤務。日頃取り組むつもりです。

昨日(12月7日)の午後は、社員5人が全員揃い、15:30~営業会議を行いました。

今年の6月中旬からヒューマン・ギルドに法人事業部門ができて、アドラー心理学を中心とした個人向け講座に加えて、法人需要にもまた力を入れるようになって、わかったことが3つあります。

1.アドラー心理学の勇気づけは、個人だけでなく企業・自治体にとっても需要があること

2.ヒューマン・ギルドの保持しているコンテンツ(内容)が魅力的であるにもかかわらず、企業・自治体側には正しく伝わっていない。

3.今後は、ヒューマン・ギルドがアドラー心理学の勇気づけを伝え続けるだけでなく、企業・自治体を通じて個人にも届く仕組みが考えられるのではないか。


ところで、営業会議がピークに達しているときに地震が起きました。
東京は震度4でした。

あわただしく会議を終えて、みんな帰り支度を急ぎました。

<お目休めコーナー> 12月の通りがかりで(2)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

私は、一人の本を読み始めたらまとめて読む習慣があり、このところ 小倉 広さん の本を5冊ほど読んでいました。

小倉さんの本を読むことはまだまだ続きますが、つい最近では、河合 隼雄の本を新たに読んだり、読み直したりしています。

まずは、過去のブログをご参照ください。

◆2012年11月21日付けブログ 河合隼雄の対談本2冊

その中でこんなことも書きました。

村上春樹、河合隼雄に会いにいく』は、村上春樹ファンならともかく、あまりお勧めしたくない本です。

理由は、村上春樹が自分にこだわる人で、共感性が見られず、河合隼雄の個性を引き出し切れていないのです。

言い方を変えれば、河合隼雄が遠慮気味に村上春樹を立てているため、討論になっていないのです。


欲求不満気味だった私は、今までに2度読んでいた『魂にメスはいらない ― ユング心理学講義 』(講談社プラスアルファ文庫、実際に私が持っているのは1979年3月の朝日出版社の初版)を読みました。

魂にメスはいらない ユング心理学講義 (講談社プラスアルファ文庫)
河合 隼雄,谷川 俊太郎
講談社

対談者の詩人の谷川 俊太郎がいい。
共感力があり、自分を語ることを控えめにして、河合 隼雄から理論面だけでなく人間味を引き出しています。

日本を代表するユング心理学者と目されていた河合 隼雄をしてこんなことを語らせています。

僕はユングの考え方とまったく同じだという意味での“ユング派”ではありません。日本人ですからね。そのことでユング研究所から分析家の免状をもらうときに大喧嘩をしたんです。

(中略)

ユングは個性化(インディビデュエ―ション)ということを唱えるんだから、ユングと違うことをするのがユング派であるということなんです。ユングの真似をしていたら、本当の意味でのユング派じゃないですよね。

これは、古い本ですけれどお勧めの本です。


<お目休めコーナー> 12月の通りがかりで(1)

 
(天王洲アイルにて)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

ブログ、ホームページ、フェイスブックに使っている私の写真は、6年前撮影の、今より10キロも太っていたころの写真です。

その写真の印象を持っていた人が実際の私に会うと、「ずいぶん痩せられましたね」とか「違いますね」とおっしゃいます。

下は、9月に学び座・なかのの際に大串さん(早稲田大学職員)撮影の、討議時の写真です。

この写真を見た 永藤かおる さんは、「絶対にこの写真がいいです!」と断言するものですから、大串さんから昨日データで送っていただきました。

いかがでしょうか?

<お目休めコーナー> 夜の神楽坂のショーウインドウで

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昨晩(11月6日)は、「経営・学び座なかの」の第5回目(最終回)を学びに中野区役所に行ってきました。

9月17日から18:30~の学びに出かけていましたが、昨晩が最終回。

久しぶりに修了証なるものをいただいて帰ってきました。
中野区長名で、早稲田大学のクリアファイル入りの修了証です。

最後には、「私は元気な中小企業をめざす経営者になるために次の行動を実行します!」と、3つの宣言をし、仲間の一人ひとりから「YouMEシート」という勇気づけのメッセージをいただきました。

中には「ブログ、見せてもらっています。力強い宣言でした」というメッセージをくださった方もいました。

講座が終わってからは、懇親会。

5回の学びの機会が修了したのです。

友成真一先生(早稲田大学大学院教授、早稲田大学社会連携研究所所長)のご指導のもと、中野区都市政策推進室、早稲田大学社会連携研究所、第1期生~第4期生のOB(アルニム)、そして第5期の仲間たちから勇気づけられた講座でした。

この学びをさまざまな場面で生かすことを誓います。

◆「経営・学び座なかの」のことは、次のとおりブログに書いています。

9月19日付けブログ 学びの秋:私の場合(1)-2「経営・学び座なかの」

9月26日付けブログ 本の紹介:『「自分経営」入門』(友成真一著)

10月3日付けブログ 学びの秋:私の場合(1)-3「経営・学び座なかの」―墨田区事業所見学

11月7日付けブログ 『経営・学び座なかの』での学び 

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月3日)は、11:00~18:00に築地にある朝日新聞社の研修を行ってきました。

衆議院選挙、中央道トンネル崩落事故の影響で、参加者数は12名でした。

1.感情のコントロール法

2.勇気づけ

が2本の柱でした。

なお、朝日新聞社の研修は、2008年11月以来5年目、6回目になりました。


(朝日新聞社内の庭)

研修がきっかけとなり、取材を受けたこともありました。

*2009年01月30日付けブログ ついに出ました、朝日新聞!―緊急速報


さて、「12月の研修が面白い!」シリーズの第4回目です。

12月24日(月、祝)10:00~17:00開催の 

ツナゲル・・・ツナガル 勇気づけの授業とクラス会議

講師は、佐藤 丈さん(山梨県総合教育センター研修主事、ヒューマン・ギルド プレミアム会員)さん。


(12月1日ゼミナールにお見えの際の佐藤さん)

佐藤さんの体験豊富な「クラス会議」にも触れていただきます。

クリスマス・イブの日の開催ですが、熱心な方々からお申込みいただいております。

ヒューマン・ギルドのホームページの こちら をご覧の上お申込みください。


◆佐藤丈さんは、アドラー心理学ゼミナールで2回講師を務められています。

 2009年11月3日付けブログ アドラー心理学ゼミナール:「教育に活かすアドラー心理学」

 2012年3月21日付けブログ 佐藤丈さんのアドラー心理学ゼミナール 
 

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月2日)は、ヒューマン・ギルドで「秘伝気功師養成講座」の第8日目を行っていました。

「秘伝気功師養成講座」も8日目になると、盛先生から受講者個々人に対する指導・助言が多くなります。

「縁」に対する4つの段階もご指導くださいました。

(1)仮縁 → (2)結縁 → (3)随縁 → (4)宿縁

盛先生との宿縁を改めて感じた1日でした。

お昼休みは、神楽坂の赤城神社に出かけたのですが、俗から聖への入り方も教えてくれました。

聴けば聴くほど、尋ねれば尋ねるほど奥行きの深い盛先生です。

お昼は、たまたま入ったイタリアンのお店が大当たり!

iL CHIANTI Rossa は、今後も行きたいお店でした。

午後は、受講者の陰陽をチェックし、陽から陰へと右から左へと配置してくれました。

私は、『氣』の修練は、心と体をつなぐ重要なトレーニング法だと思っています。

気功は、「やる気」「元気」「根気」「勇気」の根源を修練するトレーニングです。

マネジャー役として充実感を覚えた1日でした。

◆盛先生ご指導の気功講座は こちら をご参照ください。
まずは、12月14日(金)の19:00~21:00に参加されませんか?
盛先生は、初心者にもわかりやすくご指導くださいます。
講座後、懇親会も行います。

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月1日)は、ヒューマン・ギルドで アドラー心理学ゼミナールカウンセリング演習 を行いました。

アドラー心理学ゼミナール では、私自身が担当し「人おこしプロジェクト パート 2」として珍しい演習を行いました。


(池田彰子さん撮影)

初めての土曜日開催のため参加者が10名。
5人一組の2グループで、それぞれのグループで1名がおこされ役になり、4人から徹底的な支援を受けました。

配布資料にないスライドを映し出すと、ほとんどの人が写真を撮りました。

◆「人おこしプロジェクト パート 2」の進め方についての詳しい内容は、こちら をご参照ください。
かなりいろいろな場面で使えますよ。

◆来年の1月~3月のアドラー心理学ゼミナール の予定は、次のとおりです。
それぞれの11:00~13:00に開催。受講料は2,100円(税込み・資料
付き)

第83回 1/6(日)は高橋直子さん(グリーンライトネットワーク代表)ご担当で「心と体のつながり-二つの大きな体のメッセージを乗り越えて」

第84回 2/3(日)は千村晃さん(精神科医)ご担当で「メンタル美人-薬以外の方法で」

第85回  3/20は長妻眞智子さん(小学校教諭)のご担当です。


◎新年会のご案内

新年早々のアドラー心理学ゼミナールカウンセリング演習 が終わってからヒューマン・ギルド主催の新年会を行います。
お仲間と溶け込めるような配慮がいきわたっていますので、お気軽にご参加ください。

日時 2013年1月6日(日)17:30~

場所 香港酒家 電話:03-3260-0980 
東京都新宿区天神町63 ライオンズマンション神楽坂第5-1階
(場所がわからない方は、ヒューマン・ギルドに17:00に集合するか、お問い合わせ下さい)

会費 3,000円(当日集金)

※ベーシック・コース、SMILE、アドラー・カウンセラー養成講座などの同級生の仲間とお誘い合わせの上一緒にお越しください。
参加を希望される方は、電話かメールなどで必ずご予約ください。
電話03-3235-6741 
FAX 03-3235-6625 
メールinfo@hgld.co.jp

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