アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.昨日(6月12日)の11:00~13:00はアドラー心理学ゼミナール
柳 弘子さん(〈発達に心配のある子どもの意欲を高めたい先生〉のカウンセラー)を講師としてお迎えし、「中学校特別支援学級(知的障がい)の中で、生徒一人一人の個性を高め、共同体感覚をどう育てたか」のタイトルでご講演いただきました。

ハイブリッド型の開催で、現地参加は11名

オンライン参加が21名、合計して30名もの方々にご参加いただきました。

オンライン操作上の不具合がありましたが、寛容な受講者に恵まれ、何人から協力を得ながら完璧な準備をされた柳さんの想いがしっかりと伝わった2時間となりました。

3回ほど討議タイムが設けられました。

内容は次のとおりでした。

(1)自己紹介(経歴)
(2)中学校特別支援学級の生徒
(3)学習活動
(4)集団の中での育ち
(5)幸せな教室

自閉スペクトラム障害(ASD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)、いっくつかの症候群、肢体不自由、欠損、愛着障害などいろいろなタイプの生徒達と接した柳さん。
子どもたちのすばらしい能力に気づかされ、数々の失敗があったことも包み隠さず語りました。

学級のあいことばが子どもたちに浸透していたエピソードも語っていただきました。
ポイントは下記の3つでした。

(1)素直な心
(2)頑張るときはいつも今
(3)失敗は成功のもと

マラソン大会の物語、ぶち合わせ太鼓の動画と柳さんが朗読された卒業の日の別れの言葉など受講者には感動の連続でした。

※この講座の内容をレコーディングしておりましたので、アーカイブ録画販売が可能になりそうです。

講座の終りには7月度のアドラー心理学ゼミナール担当の 原田有果理さん に予告をお願いしました。



◆7月度アドラー心理学ゼミナール
 
タイトル:「仕事」を「好き」にする方法 - イヤイヤ看護師で働いていた私が、仕事を「好き」と思えるようになったわけ
日 時:7月18日(月・祝)11:00~13:00
講 師:原田有果理さん (アドラーカウンセラー、ELM勇気づけトレーナー、SMILEリーダー、SHINEリーダー、看護師)
申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/569 から

2.午後は5人の受講者(栗山慶美さん 、原田有果理さん内田若希さん黒羽信五さん谷 正さん)と共に カウンセリング演習 を行いました。

栗山慶美さん をカウンセラーとして徹底的に磨き上げる日でもありました。

最初は 内田若希さん (写真右)がクライアント役。

みんなである種の栗山さんの癖をしてきしました。

続いて私がクライアント役。

質問を抑え気味にした栗山さんは「共感を超えたコモンセンスが分かること、新たな視点をいただきました」とメッセンジャーでご連絡くださいました。

私自身はオブザーバーの女性2人から「見落とし」の部分を学べた貴重なクライアント役でした。

カウンセラー役、クライアント役だけでなくオブザーバー役の方も自分のライフスタイルに直面する貴重な時間だったようです。

*このブログの写真は原田有果理さん 、栗山慶美さん目次 心さん、岩井俊憲撮影のものをミックスして使っております。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.昨日(6月11日)は9:30~12:10に第2期「オンライン開催:家族布置 ― アンのケースの勉強会」を行いました。

申し込み者は10人。
うち1名が病気欠席、1名が途中退出でした。


(写真提供:堀 加奈子さん、写真上段中央)

3人に朗読者としてご出演いただきました。

注釈・コメント係:森本光代さん(写真中段左)、モサック博士役:鈴木昇平さん(写真中段右)、アン役:堀 加奈子さん 

ご参加の方には私が「初級者は早期回想解釈をしてライフスタイル理解の手掛かりとする(家族布置は参考程度)。上級者は家族布置でライフスタイル読み取り、早期回想で裏付ける」と冒頭言っていたことをご理解いただいたようでした。

「クライアントの語る文章の品詞を手掛かりにしよう!」の私の最近のノウハウは新鮮に映ったようです。

第3期の「オンライン開催:家族布置 ― アンのケースの勉強会」は7月21日(水)20:00から開催しますが、こちらは早々と満員御礼となっています。


2.昨日はまた、アドラー心理学が致知BOOKメルマガを通じて多くの方々に届いた日でもありました。

6月11日 致知BOOKメルマガより:アドラー心理学が必要な3つの理由 のタイトル

サブタイトルは「アドラー心理学を学ぶとなぜ経営の問題が解決するのか――『経営者を育てるアドラーの教え』」

致知出版社 の書籍編集部次長の小森俊司さん の許諾を得ての転載です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本では当時ほとんど知られていなかったアドラー心理学と出逢って約35年――。

船井総研の船井幸雄氏から「勇気づけの本物の伝道師」として称賛されるなど、
アドラー心理学を日本に広めた第一人者として、経営者層からの支持も厚い、ヒューマン・ギルド社長の岩井俊憲氏。

18万人以上にアドラー心理学の研修やカウンセリングを行ってきた岩井氏が、
初めて経営者向けに書き下ろしたアドラー心理学の著書が『経営者を育てるアドラーの教え』です。

本書の内容の一部をご紹介します。

…………………………………………
経営者にこそアドラー心理学が必要な3つの理由
…………………………………………

私は35歳で会社を退職したあとアドラー心理学を学び始めましたが、学ぶほどに「経営者にこそアドラー心理学が必要だ」という思いに到りました。

なぜアドラー心理学が経営に役立つのでしょうか。

それには大きく三つの理由があります。 

第一の理由は、会社にはさまざまな個性を持つ人間が参加しているということです。

会社を成長させるために、経営者はそうした人間の能力を正しく評価し、引き出していかなくてはいけません。

そのためには「人間をどう見るか」という人間観が絶対に欠かせません。

人間を肯定的に見るか否定的に見るかによって、その人の見え方は全く違ってきます。

アドラー心理学では人間を肯定的に見ることを教えます。

そして、そういう人間観に基づいて見れば、人間には無限の可能性があるのです。

経営者がそうした人間観を持つことが会社を成長させるもとになると私は思っています。


第二の理由は、アドラー心理学は、過去の原因は問わず、未来に向けて何ができるかを模索するものだということです。

この考え方は会社の目的・目標を見るということにつながり、非常に未来志向です。

過去の失敗を反省することはもちろん大切ですが、原因追及ばかりでは成長できません。

これは人も会社も同じです。

過去の反省を踏まえ、未来に向けて何ができるかを考える。

それが社員のモチベーションを高め、会社を前進させる力になります。

その点で、未来志向のアドラー心理学は経営に適していると言えるのです。 

第三の理由は、アドラー心理学のベースにある「勇気づけ」という考え方が組織を元気にするということです。

実際に、アドラー心理学を学んだ経営者が非常に生き生きとして元気になるという例をたくさん見ています。

経営に自信が持てるようになると同時に、
人間の可能性を信じることによって「自分だけがひたすら頑張らなくても自分のチームの中に優れた人材がいる」ことに気づくようになります。

この経営者の気づきが社内全体を活気づけることにつながります。

社内コミュニケーションがよくなり、モチベーションが上がります。


社員が「社長は変わった」と思うようになると、経営者のビジョンも浸透しやすくなるのです。

日本人はネガティブ探しが得意です。

あそこが悪い、ここが悪い、親が悪い、周囲が悪いと欠点ばかり探しています。

でも、意外に見落としているのは自分自身の可能性です。

自分自身を見つめて自分の中にあるリソース(資源)・可能性を探してみると、意外にもたくさん見つかります。

「自分は大したことない」と思っている人でも、自分で自分を振り返り、周囲の人に自分のいいところを言ってもらうなどして、それを自分自身にフィードバックすると、いろいろな可能性が見つかってきます。

その結果、「そうか、自分にはこういういい面があるんだな」「今までの生き方は間違っていなかったな」と、自分を肯定的に見ることができるようになるのです。

それが自信となって、可能性が開花していくのです。 

ネガティブな面にばかり目を向けていると、そうした可能性を発揮できません。

また、それを相手のニーズと結びつけることもできません。

これは非常にもったいない話です。先に言ったようにアドラー心理学は人間を肯定的に見ようとしますから、一人ひとりの可能性を引き出すために非常に効果的なのです。 

ただし、アドラー心理学が過去の原因を問わないと言っているのは、人間の行動についてです。

経営手法について問題が生じれば、それは原因を探して是正する必要があります。

もっとも原因探しするといくらでも出てきますし、どうでもいいような夾雑物も混じります。
そういう点では、失敗の原因追及ばかり行うのは無意味ですし、とりわけ人間の行動に関してそれをやることは望ましくないのです。 

【こんな内容が掲載されています】

・経営者にこそアドラー心理学が必要な3つの理由

・アドラー心理学を用いた叱り方の2つのポイント

・失敗をした人には必ず敗者復活のチャンスを与える

・信用と信頼はどこが違うのか

・経営者は耳学問の大家になれ

・スタッフが牛耳り始めた会社はおかしくなる

・期待にはハシゴをかけろ

・共感とは、相手の目で見、相手の耳で聴き、相手の心で感じること

・相手を効果的に説得する5つのポイント

・イノベーションの一番の抵抗勢力になるのは、社長自身?

・社員の姿勢が変革のモデルにならなくてはいけない

・困ったときは10のアイデアを出せ

・ネガティブなフィードバックを歓迎する上司は必ず成長する

・感謝の見逃し三振はしてはいけない

・国も会社も人も、あらゆるものはミッションから始まる

・経営者の意識と行動が変われば、会社は変わる

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アドラー心理学を学ぶと
なぜ経営の問題が解決するのか――。

『経営者を育てるアドラーの教え』(岩井俊憲・著、定価=本体1,400円+税)

3.致知出版社 とは(1)『月刊誌 致知』の40年近くに及ぶ購読者、(2)『月刊誌 致知』への掲載歴3度、(3)著者、の3つで深い関係にあります。

ヒューマン・ギルドの6月度のニュースレターには致知出版社 致知営業部 課長の 松澤広幸さん (ヒューマン・ギルド 会員)がこんな記事を投稿してくださっていました。

その後半部分を転載します。

松澤広幸さん は私の『経営者を育てるアドラーの教え』の出版にご尽力くださった恩人でもあります。

■致知出版社とヒューマン・ギルドの縁結び役を担った私からのお知らせ

致知出版社では、今年1月に大きな動きがありました。
これまで編集長として44年間『致知』の発刊に最前線で指揮をとっていた藤尾秀昭が編集主幹となり、息子である藤尾允泰が編集長に就任する運びとなりました。
いよいよ我が社も本格的な第二創業期を迎えます。

そこで、2022年7月2日(土)13:00~藤尾允泰の編集長就任を記念して、「藤尾允泰編集長就任記念特別講演会」と題して、会場・オンライン同時開催で講演会を開催いたします。

藤尾允泰がこれまで1000名以上の各界一流の方々への取材を通じて得た学びと、主幹である藤尾秀昭より伝授された仕事の教訓、編集者としての心得をお話しいただきます。
テーマは「一流に学ぶ人間学」です。
『致知』の読者はもちろんですが、まだ『致知』をお読みでない方でも感動いただける内容となっています。皆さま奮ってのご参加をお待ちしております。
  
日時:2022年7月2日(土)13:00-15:00
  ※受付開始12:00(会場・オンラインともに)
会場:KKRホテル東京 「瑞宝」10階
定員:50名(会場)
会費:3,300円(税込)※カード決済のみ
講師:藤尾允泰(月刊誌『致知』編集長
演題:「一流に学ぶ人間学」
お申込方法:下記のURLよりお申込みくださいませ。
https://onl.sc/zvmdcEY

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月10日)はブログをお休みしましたので、2日分のことについて3つ書きます。

1.一昨日の6月9日は10:00~16:00に某地方銀行の経営者/次世代経営者を対象にオンラインで 経営者のための心理学~経営者に必要な人間力と共感を学ぶ~ の講師を務めました。

全体の6時間のうち前半は「経営者の人間力」、後半は「経営者の指導・育成力」をテーマに展開しました。

参加者は15人ほどで、1社から2人、あるいは3人単位で参加する人たちを除いてほとんどが社長でした。

若くて意欲に富んだ方が多く、ブレイクアウトセッションでもとても活発な議論が展開されていました。

この日は 草島智咲さんにオンラインサポート役をお願いし、とても安心しきっていられました。

草島さんには途中からブレイクアウトルームに入って議論の促進役も担っていただきました。
とても楽しそうでした。

何せ草島さんご自身がIT関係の会社の経営者ですものね。

臨機応変の草島さんの存在にはとても助けられました。
大感謝です。

今後は、ヒューマン・ギルドで学んでおられる方々にこのような機会をどしどし提供したいと念願しています。


2.昨日は10:00~11:20に『7つの習慣アカデミー協会』運営会社である有限会社ルネサンスジャパンとの提携についてのオンライン・ミーティングをそれぞれの会社から3人が参加して行いました。

この提携関係については 6月3日付けブログ 企業と関わりを強めるヒューマン・ギルド:提携プロジェクトについても で触れていますので、お読みください。

集合写真を撮っていなかったことが悔やまれます。


3.昨日の午後はD社の編集担当のOさんがご来社、早ければ8月に出版予定の『リーダーのためのアドラー心理学~心に「建設的」の軸を持て』(仮称)の打ち合わせを2時間ほど行いました。

Oさんは以前のA社にお勤めの時に私の本を手掛けてくださった敏腕編集者で、昨年D社に移籍。

そのご挨拶のメールをいただいたことから「また新しい本を2人で出したいね」とやり取りしていたことがキッカケでこの企画が実現の運びとなったのです。

Oさんと私の相性は抜群によく、まさにツーと言えばカーと答えるような展開となりました。

この本の趣旨は物事を「良いー悪い」「正しいー間違っている」の判断軸から共同体にとって「建設的ー非建設的/破壊的」かの軸で考え行動することを訴えるもので、私自身とても楽しみにしています。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日朝のフジテレビ系列の「めざまし8」で「働かないおじさん」のことが特集されていたので観ていました。

50歳を過ぎて年収を1,000万円ももらいながら働かず、若手から不満を抱かれている「おじさん」が話題になっていました。

この兆候は50歳にならなくとも40歳代後半から出ています。

コメンテーターのある人が「パソコンに向かって一生懸命打ち込んでいる人だけが仕事ではない」と擁護していましたが、私はそのコメントに虚しさを感じるだけでした。

ある大企業で同期入社の3人が上司・部下の関係になってしまいました。

上司になったのは某私大卒の部長、部下の2人はそれぞれ東大卒で、しかも都内の超高偏差値の私立高校出身。

部長はそれぞれの人たちにこう言いました。

「君たちはいつまでもK成・東大、A布・東大のことばかりひけらかすね。今さら誰もそんなことに関心はないんだけどね」

「働かないおじさん」の中には、こういうタイプの人も紛れているのです。

PRESIDENT Online(2022年5月28日)では「40歳以上の「働かないおじさん」は、働く意欲が低いのに、なぜまっすぐ家に帰らずフラフラするのか」の記事を読みました。

「働かないおじさん」には『働かない』だけでなく『帰らない』『話さない』『変われない』の3つの『ない』を加えて4つの傾向があるのだそうです。

「働かないおじさん」には物理的な空間としての「居場所のなさ」が顕著で、サードプレイスが必要であることが書かれていました。


◆70歳を過ぎてもよく働くおじいさんから3つほどのお知らせです。

(1)よく働くおじいさんは昨晩の19:45から2時間ほどカウンセリング道場チャレンジコースを担当しました。


(写真提供:口野重昭さん

クライアント役の方に対する仲間たちの勇気づけのメッセージを聴きながら「この人たちは何と優しい人たちなんだろう」とウルウルしてしまいました。

(2)株式会社日本医療企画ヘルスケア教育・研修事業本部 教育出版・メディア開発部 の担当課長から4月に「『看護師のためのアドラー心理学』2019年8月に2,000部の増刷を行い、この間、少し時間がかかりましたが、お陰様で在庫僅少となりまして、現在、6月上旬予定で1,000部増刷を計画しております(累計1万2,000部となります)」のご連絡をいただいていた『看護師のためのアドラー心理学』を共著者用として5冊ヒューマン・ギルドにお送りいただきました。

累計1万2,000部というのは、医療関係専門の出版社としては破格の冊数です。

共著者の 長谷静香さん が大学/看護学校の指定教科書にするほか涙ぐましい拡販努力をしてくださっているからです。

(3)よく働くおじいさんが昨日のブログで<ご提案>として「誰かこの「やる気」を巡ってFacebook Liveを仕掛けませんか?」と訴えたら、よく働くおじさんの 熊野英一さん (よく遊ぶおじさんでもあります)がこの指に止まってくれました。

6月28日(火)の20:00くらいから「やる気」をテーマにFacebook Liveを行うことになりそうです。
今からスケジュールに入れておいてくださいね。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「しゅんけんさんって、ホント仕事が好きなんだね」

家にいるときにカミさんからよく言われます。
「しゅんけんさん」というのは私の俊憲(としのり)を別称するカミさんと娘だけに認めている呼び名です。

確かに家にいてもパソコンに向かって仕事をしていることが多い私です。

会社と自宅での勤務時間は週35時間どころかその倍の70時間近くになるでしょう。

コロナの時期から夜や土曜日の午前中のオンライン研修も増えました。

でも気分的には過労死状態とは縁遠いです。

好きなんです。
それにこなせるのです、仕事を。

そんな折に昨日のブログのテーマ「やる気/働きがいについて」をもとにふと考えました。

やる気が満ちて活動が生まれるのか、それとも活動しているときやる気になっているのか?

世の中の多くの人は「どうしたらやる気になるでしょうか?」と尋ねます。

私のホンネを言うと、「やる気の原動力探しをしてあれこれインプットしていてもやる気は溜まりませんよ」です。

私が日頃言っている「『自分探し』していても自分は見つかりませんよ」と似た論理です。
さっさと「自分創め」をしてしまえばいいのです。

四の五の言わずにサクサク、あるいはタンタンと取り組んでいさえすれば、そこで気づいたら「やる気」というエネルギーが流れているのです。

たとえ話をします。
タンクと水道です。

タンクに水がたまったら ーこれを「ストック」と言いますー 水道が流れるのではなく、流れていること ーこれを「フロー」と言いますー が時に呼び水となり、さらなる流れがもたらされるのです。

「『タンクに水が溜まったら』つまり『やる気エネルギーに満ちたら』活動できるのですが・・・・」という人は、おそらく何年経っても望んだほどのやる気/モチベーションは高まらないことでしょう。

ましてや、「誰かが自分をやる気にさせてくれたら・・・・」と言っている人は生涯やる気/モチベーションとは無縁でしょう。

やる気は「ストック」ができてからではなく「フロー」の蓄積に基づく習慣化から生まれるのです。

<ご提案>誰かこの「やる気」を巡ってFacebook Liveを仕掛けませんか?
30分ほどでいいです。
(こんなことを言ってまた仕事を増やしてしまう私)

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.昨日(6月6日)の日本経済新聞の『Women’sトレンド』に勇気づけに関連する「感謝やねぎらい、新人女性に力」の記事を見つけました(川本和佳英記者)。

女性とありますが、女性に限らず男性も同じで、ソニー生命保険の2022年3月に実施調査でわかったようです。

対象は22年4月から働き始める社会人1年生と、就職して1年たつ社会人2年生で20歳から29歳の男女1000人が回答。

順番にまとめると、次のようです。

(1)「君がいて助かった、ありがとう」(男性34%、女性47%)ともに最多
(2)「本当によく頑張った」(男性25%、女性32%)
(3)「何でも相談してね」(男性25%、女性28%)
(4)「一緒に乗り越えよう」(男性17%、女性28%)

(1)は存在も認めた感謝を込めた言葉、(2)は達成した成果(プロセス)を認める言葉、(3)(4)も含めると共感的な態度で接することが肝要です。


2.夜は21:00から配信のYouTubeアドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド で「『働きがい』を高めるには」を学びました。



永藤かおるさん が次の内容でご提供。

・「働きがい」の定義
・企業側の努力
・なぜ働きがいを感じられない?
・「働きがい」を高める働きかけ

◆YouTubeアドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド
https://youtu.be/7LajVQ4tCRw  からご覧ください。

永藤かおるさん はこの頃個人向け研修だけでなく法人向け研修でも大活躍です。
このところの登壇回数は私をしのいでいるばかりか、メルマガ(まぐまぐ!)もコツコツやっています。
間もなく開始以来1年になろうとしています。

公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」―それってアドラー的にどうなのよ―
https://www.mag2.com/m/0001694665
ID: 0001694665
価格:¥440/月(税込) 初月無料!
毎月 第2金曜日・第4金曜日 発行予定
形式: PC・携帯向け/テキスト・HTML形式
創刊日: 2021年6月11日
月途中の登録でも、月内に発行されたメルマガがすべて届きます。

うちのカミさんも個人的な登録者ですが、とても面白がっています。

まずは、お試しのほど是非。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

2022年6月2日の日本経済新聞の「なやみのとびら」でうちのカミさんが感心して切り抜いていた名回答の記事がありました。

《妻が食事を作るにあたり、「何が食べたい?」と聞かれることがあります。この質問に対するベストな答えはあるのでしょうか。特に何でもいいときは困ってしまいます。(大阪府・40代男性)》が質問。

これに対して俳優の平岳大(ひら・たけひろ)さんが見事な回答をしていたのです。

https://www.nikkei.com/article/
DGXZQOUD231YQ0T20C22A5000000/

平さんの回答をそのままコピペするわけにもいかないので、妻の立場、夫の立場で望ましい答えを考えてみませんか?

 

(考えタイム)

 

 

その際の切り口として次のことを考慮に入れてみましょう。

アドラー心理学では行動の「状況」「相手役」「目的」から迫ります。

(1)状況・・・・妻が夫に対してそのような質問をするのはどんな状況(TPO)なのか?

(2)相手役・・・・妻が子どもに対してでなくあえて夫を選んだのは?

(3)目的・・・・妻の質問の言葉そのものではなく、その背後にある目的は?

世の夫の大多数はきっと、「『なんでもいいよ』と優柔不断な答えしか出てこないのではないでしょうか?」と平さん。

冒頭に次のことを書きながら妻がこの質問をする「状況」を考えてみることを勧めます。

質問者された人が一般的な会社員さんだとすると「『何食べたい?』と聞かれるのは休日か、もしくは会社に行ってない週末の夕方ではないでしょうか?」と推測します。

次に、平さんの回答にはありませんが、家族のニーズを探るならば、子どもがいるならば子どもに聞いてもいいはずですが、わざわざ夫を「相手役」として聞いたことにはそれなりの理由があるはずです。

子どもに聞いて仮にハンバーグとかカレーの答えが出てきたとしたら、どちらかを作らなければなりません。
夫ならば、違う反応があるかもしれません。
ここに(3)の「目的」が関連してきます。

このことで妻が相手役として夫を選んだ目的が推測できます。

平さんは妻の「何が食べたい?」という質問の真意を理解して、次のように回答します。

「もちろん個人差はあると思いますが、毎日食事を作っている妻の身になって考えると、この質問の真意は『今からできれば買い物に行かずに、時間も手間もかけず簡単なもので済ませたいわ』という、実に現実的な『助けてー』ではないでしょうか。もしくは、『私も週末感を味わいたい』というリクエスト。もし子育てなどしていたら、なおさらでしょう」

平さんが考えるポイントアップにつながるお勧めの返答は「今晩は外に食べに行こうか」です。

その理由、妻は恐らくご飯を作るのが面倒なのだと見抜き、こう続けます。

「考えてみてください、ご飯を作るのが面倒でなくて、アイデアも体力もあったら、この質問は出ないはずです」

誰にだってそんな時があると共感し、背景・目的を見抜きます。

まさにアドラー心理学的な回答ではありませんか。

恐るべきは、もう1つの配慮を加えています。

経済的な負担のことで妻が自責の念にとらわれることのないように、「じゃ、どこ行きたい?」と妻に聞かないよう留意。

「妻やお子さんの特別なリクエストがないのであれば、近所の安い店がいいのではないでしょうか?」とまとめます。

平幹二郎さんを父とし、佐久間良子さんを母とする平岳大さん、あなたはアドラー心理学の立場からしても名カウンセラーです。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.昨日(6月4日)は9:45~11:45にカウンセリング道場(ミドルコース)を行っていました。

受講者は13人、とても意欲の高いグループです。

8月から11月までの日程(土曜日午前中)を決めました。

7月21日(木)の20:00~22:30に「オンライン開催:家族布置―アンのケースの勉強会の第3期」を行う旨お伝えしたところ、昨日中に定員一杯になってしまいました。

◎オンライン開催:家族布置―アンのケースの勉強会の第2期なら3名ほどの残席があります。
こちらは、6月11日(土)の9:30~12:00に開催。

参加ご希望の方は下記にお申込みのほど
  ↓  ↓  ↓
https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/978

演習は20分間、 春木めぐみさん がカウンセラー役、小橋 牧さんがクライアント役を務めました。

仲間たちからは的確なフィードバックが寄せられました。

休憩後、小橋さんと同期の第78期 アドラー・カウンセラー養成講座 の仲間たち(草島智咲さん杉野千亜紀さん栗山慶美さん)が分担して、小橋さんがヒューマン・ギルドのニュースレターにご寄稿いただいた「一枚のタオルが教えてくれた『何もできない人間』の価値」を分担して朗読(この部分写真を撮らなかったことが悔やまれる)。
このことで小橋さんの「自己概念」→「世界像」→「自己理想」の変化の足跡を追うことになりました。

私はライフスタイルが変わる順番はこの→のとおりで、小橋さんの変化ぶりをコメントしました。

これは一種のセラピーでしたが、私は「治療的カウンセリング」という言葉で形容しました。

最後は 熊野英一さん がカウンセラー役を担当、勇気づけのやり取りで終わりました。

カウンセリング道場(ミドルコース)を終えて、「仲間っていいな」と改めて思いました。


2.午後は落合駅近くの「パーゴラ」で一人ランチ、散歩コースで上高田の神足寺に寄って、あじさいの写真を撮ってきました。
この寺を私は勝手に「上高田のあじさい寺」と呼んでいます。



3.午後は新星出版社 から8月10日に発行する『サクッとわかる ビジネス教養 アドラー心理学』のゲラのチェックを終えて、ご近所の編集者のポストに投函してきました。

カウンセリングの研修もしたし、ゲラのチェックに仕事もしたし、充実した土曜日でした。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日はテレワークの1日で、8:30からカウンセリングを1件こなしてから2つのプロジェクトに向き合いました。

1.新星出版社 から8月10日に発行する『サクッとわかる ビジネス教養 アドラー心理学』のゲラのチェックを半分ほどしました。

『サクッとわかる ビジネス教養』シリーズの「地政学」「行動経済学」「マネジメント」「お金の基本」などのベストセラーのうちの1つにラインアップされるのです。

『サクッとわかる ビジネス教養 アドラー心理学』は私の久しぶりの監修本ですが、私は妥協を許さず、その結果、発売が1年近く遅れてしまいました。

章立ては次のとおりです。

1章 アドラー心理学の軸になる考え方
2章 自分のことについて、理解を深めるパート
3章 弱っている自分との向き合い方
4章 対人関係の悩みをまとめ

イラスト中心の、理屈を極力抑えたとても読みやすい本で、さまざまなビジネス/生活シーンでアドラー心理学が活かせる本です。

ゲラはほぼ最終に近いものですが、それでも私はそこそこ手を加えています。

私の家のご近所に住んでいる編集者のところに今夜か明日ににもポストインするつもりです。

ところで、この8月には、他社からもう2冊私の本が出版されます。
少しばかりにぎわうことを期待しています。


2.夜の21:30からは 田中歌織さん にFacebook Liveにお招きをいただき出演しました。

私も申し込む 第2回ワールドママフェスタ の応援のためで、30分少々やり取りをしました。

内容は田中歌織さん私のフェイスブック でご覧になることができますので、ご訪問ください。

日時:2022年6月26日(日)
時間:10:00-13:00
会場:オンライン開催
参加費:1口¥1,000
URL:https://worldmamafes.hp.peraichi.com/?
fbclid=IwAR1rX6qYKLKA6ibLpHfodCzbMareoy
OPmxJtJf6m34CNK2b-p5buCdGw-c8

後日、アーカイブ録画視聴も可能なようです。

ちなみに、田中歌織さん は80期 アドラー・カウンセラー養成講座 を修了された 小川哲志さん のパートナーさんで、8月21日(日)にはお2人で アドラー心理学ゼミナール にご登壇いただきます。

みんなで第2回ワールドママフェスタ を応援しませんか?

ちなみに「参加費は子供たちの明るい未来のために活動されている団体に寄付させていただきます」とのことです。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

このところ 一般社団法人 日本監督士協会 と関係が深まり、ヒューマン・ギルドの関係者が2人連続して『月刊 リーダーシップ』に執筆しています。

5月号の「ワークブック 定着率を上げる勇気づけの職場づくり」には永藤かおるさん 、6月号の「基本テキスト チーム力を強める『無意識の偏見』への気づき」には磯野 茂さん

一昨日に2人でツーショット。

2人ともヒューマン・ギルドの 法人研修でも大活躍です。

ヒューマン・ギルドでは個人向け研修がメインのようですが、同じくらいのウェートで法人向け研修も行っています。
このことについて法人研修 について6月度のニュースレターで大プロジェクトを打ち出しましたので、巻頭言:「ヒューマン・ギルドの社名の由来をもとに」の冒頭部分の一部と後半部分をコピペしてお伝えします。
 

「ヒューマン・ギルド」の社名の由来を尋ねられるたびに、「ヒューマン」と「ギルド」から「人と人とを結び付けサポートする専門家集団」とお伝えしています。
1985年4月の設立から37年を経て、ますますこの想いが強まっています。

私はこのところ「専門家集団」の育成にかなり力を注いでいます。
1つは、その担い手、もう1つは、その対象と連携組織についてです。

(この内容略)

対象と連携組織については私の長い間の夢が叶うことになりました。

私は中小企業家の息子として育ち、父親の経営者としての喜び、苦悩、悲しみに身近に接していました。
中小企業診断士の資格を取ったのもそのためです。

アドラー心理学を学び伝え続けている間にも、経営者・管理職・起業家向けにアドラー心理学を浸透させたいという夢を抱き続けていました。

そのために書いた本が、このニュースレターにご寄稿いただいた松澤弘幸さんを縁結び役として、致知出版社から発刊した『経営者を育てるアドラーの教え』です。

そしていよいよ『7つの習慣アカデミー協会』運営会社である有限会社ルネサンスジャパンとの提携によって経営者・管理職・起業家向けのアドラー心理学・実践講座が誕生しようとしていて、その概要は安達亜由美さんの文章で明らかです。
 
もともとヒューマン・ギルドは、個人向け(BtoC)と法人研修(BtoB)の売上比率が拮抗している会社で、法人研修をかなり行っています。

今後は、この比率を維持できるよう、「人と人とを結び付けサポーとする専門家集団」としてさまざまな人たちとコラボしながら、より影響力を発揮していくつもりです。
 

※ついでに今夜の企画:

21:30からFacebook Liveに出演します。
Facebookの 田中歌織さん を頼りに入ってください。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月1日)のメインイベントは15:30から行われたヒューマン・ギルド初の講師会議でした。

ヒューマン・ギルドのスタッフ4人が7人の講師陣をお迎えしました(岩井以外すべてさん付けで)。


後列左から
竹内さちこさん、目次 心さん佐藤健陽さん成瀬夕子さん番澤清美さん磯野 茂さん

前列左から
三宅美絵子さん、三輪克子さん、岩井俊憲、鈴木三穂子さん永藤かおるさん

日頃の感謝を表明しつつヒューマン・ギルドへのご意見を率直に伺いました(会議中の写真の多くは目次 心さん提供)。

私は、今後ヒューマン・ギルドの進もうとしている方向やヒューマン・ギルドの企業理念をお伝えし、講師陣のご協力が他分野でますます必要になることをお伝えしました。

司会進行役は目次 心さん、議事録担当は永藤かおるさん 。

ご意見の数々はとても参考になりました。

こんなふうに講師陣が一堂に会して意見を述べ合うことがなかったのが不思議なくらいでした。

私はヒューマン・ギルドが講師陣とスタッフに恵まれていることにますます感謝の念を抱きました。

18:00からはヒューマン・ギルドから徒歩3分のフレンチ・レストランのラ・グラティチュードを貸し切りで懇親会(ここでの写真の多くは番澤清美さん ご提供)。

11人が3つのテーブルに分かれましたが、一体感十分。

ここでも目次 心さんが進行役。

愛知県からわざわざお越しの三輪克子さんの乾杯のご発声。

つい先日、子連れで遅れた結婚披露宴を行った磯野 茂さんはエンゲージリングを見せてくれました。

おいしいフレンチ料理が各人に提供されました。
ワインもいただきながら談笑。



会話の中では日頃前面に出ない竹内さちこさんの人柄も参加者に伝わりました。

後半部分では、一人ひとりの誕生順位と自分でみなしているライフスタイルのニックネームを語ってもらいましたが、ここ数年で変化している人もいるようでした。

ご参加の方々には十分ご満足いただいたと確信しております。

その点はフェイスブックにコメント欄に是非。

来年もまたやりたい。

また、12人で貸し切りができるなら、グループを募ってやってもいいね。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

6月に入りました。
夏ですね。

さて、昨日のブログでビジネスをする上で【尊厳】に関わる研修会社の幹部の電話での発言で、私には冷たい怒りが渦巻いていたこと、そのことに関連して「リスペクト(尊敬)」「信頼」「共感」「協力」に支えられてこそビジネスの【尊厳】が成り立つことを書きました。

ブログを書き終えてから再考しました。

その時ふと、渋沢栄一の【論語】と【算盤】が頭に浮かんだのです。
そこでの問いは次のようなものでした。

・「リスペクト(尊敬)」「信頼」「共感」「協力」に支えられてこそビジネスの【尊厳】が成り立つとしても、これは一方的にヒューマン・ギルドの私の側のプライド/メンツに基づく【尊厳】ではないか?

・取引先のMさんの、さらにはその先にある研修対象企業のプライド/メンツはどうなのか?

ヒューマン・ギルドの創立期から一種の友人関係にもあるMさんと私は長年の信頼関係で結ばれています。
Mさんがどうあれ「アイツが悪い!」では済まない問題です。

私はMさんにLINEでメッセージを送りました。

「昨日はご意向に沿わない対応で失礼しました。あれから冷静に考えたのですが、私自身が(・・・・・略)で対応すれば、問題は一気に解決するのではないでしょうか? 私はMさんとの長年の信頼関係を何よりも大切にしたいです」

Mさんからは「岩井先生ご自身が対応してくださるなら助かります。ご迷惑をおかけしました」と返事がきました。

プライド/メンツに基づく【尊厳】を振りかざすと【大義】に入り「我らこそ正しい」と非建設的、時に破壊的な結果を招きます。
その思考法が争いの種になることは枚挙にいとまがないほどです。

【論語】的に「何が正しいか?」を考えるのもいいのですが、【算盤】勘定を入れながら「どうすればうまくいくか?」を併せ考えることが、とりわけビジネスに必要なことを自ら学んだ出来事でした。

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