見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

【写真集】江南名勝捷径(3)杭州、紹興

2004-08-28 23:35:00 | ■中国・台湾旅行


杭州の西冷印社。

白堤を渡って、弧山に渡ると、浙江省博物館、文瀾閣(博物館の構内)、浙江図書館古籍部、楼外楼、西冷印社の順に並んでいる。

西冷印社の紹介。そうそう、文具の販売所はこんな感じでした。 http://www.xitong.net/hztour/seirei.html

レストラン楼外楼のサイト。BGM付き(中国語)。
http://www.louwailou.com.cn/

「白堤は白居易(白楽天)が造ったものではない」(中国語)。 http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/book/2004-08/06/content_1724761.htm


 

左:一度はガイドさんに「もうなくなった」と言われた白塔。
右:杭州碑林。

どちらも、滅多に日本人が行かない穴場。

杭州碑林のそばにある「娃哈哈小学校」の消息(中国語)。 http://www.wahaha.com.cn/news/company/2004/04/28/wahaha663.html

娃哈哈の製品ではないのだが、最近、中国では「他+(カレ)」「她-(カノジョ)」という、男性用・女性用の「効能飲料」が売れているらしい。杭州のコンビニで「她-」を買ってみたら、「アミノサプリ」みたいで、けっこう美味しかった。
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/medi/319160


紹興の魯迅故里居。

「孔乙己(コン・イーチー)」といえば、魯迅の小説の主人公で、酒びたりで暮らすダメ知識人だが、紹興名産のブランド名になっている様子。

小説の中で孔乙己が通う「咸享酒店」も実在する。


紹興の大禹陵。

中国の歴史は「殷」から始まると習った世代の私は、その前の「夏」の禹王に、こんな立派な御陵があると、ちょっと戸惑う。 http://www.tcat.ne.jp/~eden/Hst/dic/hsia.html
高校の時の歴史の先生は、自分が学生の頃は「周から歴史時代」だったと言っていたっけ。

この夏、河南省で夏王朝の都市らしき遺跡が見つかった。 http://news.searchina.ne.jp/2004/0721/national_0721_005.shtml
「もうすぐ高校の教科書が書き変わる」なんて、気の早い噂も流れているようだが、どうだろうか。


紹興の郊外、印山越国王陵のまわりの茶畑。

杭州・龍井(ロンジン)の茶畑は山がちだったが、このあたりは比較的平坦。
紹興産のお茶は、ほとんどが日本企業に買い取られるそうだ。

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【写真集】江南名勝捷径(2)鎮江、蘇州

2004-08-28 23:34:00 | ■中国・台湾旅行

鎮江の金山寺。 塔の上から境内を見下ろす。

異類婚姻譚「白蛇伝」で有名。美しい白蛇の精・白素貞は、美青年・許仙に一目惚れする。この仲を引き裂くのが、金山寺の僧侶・法海。京劇にもなっている。
http://tuziblack.hp.infoseek.co.jp/page170.html

日本人は「金山寺」と聞くと反射的に「味噌」を思い出すが、これはこの金山寺ではないらしい。
http://homepage1.nifty.com/hint-yf/Wao_kinzanji.htm

現地では香酢が名産で、お土産にいっぱい売ってました。 http://www.zjhk.cn/(中国語のページ)


蘇州の拙政園(せっせいえん)。

明の王献臣という人が、官職を追放されて、故郷の蘇州に戻ったあと、寓居したところ。豊富な水を引き入れて、池や運河を作り、蓮と柳の豊かな緑が庭全体を優しく包み込む。典型的な江南の名園。

写真は、園の外の北寺塔を「借景」に利用したところ。


同じく、拙政園。

「遠香堂」と名づけられた四面ガラス貼りの小さな建物。
春は西の梅林、夏は北の蓮池など(あと何だっけな?)、四季折々に花の香りを楽しむことができる。

まあ~源氏の六条院みたいじゃないか!!


 

寒山寺。

左:楓橋(ふうきょう)。
右:寒山寺のご住職さま。ちょうど日本人の団体が来ていて、揮毫や記念撮影に応じていた。

とにかくこのお寺は日本人に大人気、大繁盛。かつては流行歌「蘇州夜曲」に歌われたこともあって、除夜の鐘ツアーは定番らしい。
http://jp.chinabroadcast.cn/1/2004/01/09/1@1696.htm
(鐘をつく住職の写真あり)

寒山拾得を「和合二聖」と定めたのは清の雍正帝だそうです。吉祥図案集(中国語)から。
http://www.chnmuseum.com/mcy/cc/rw/2.htm


宝帯橋(ほうたいきょう)。

蘇州の郊外にあるので、あまり日本人は行かない。
めずらしく訪れた日本人の旅行記はこちら。
http://www.globetown.net/~iwahashi/houtai.html

橋の片側は隋の煬帝が造った大運河。片側は湖の入口になっている。つまり、運河を横切るのでなく、運河と並行して架けられている。

波を蹴立てて頻繁に行き交う船は、見ていて飽きない。

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【写真集】江南名勝捷径(1)南京、揚州

2004-08-28 23:33:00 | ■中国・台湾旅行

南京の紫金山天文台。

展示されている儀器の説明は
http://yea.jp/hp9100i/kankou/tianwentai/tianwentai01.html
が詳しいです。全て説明板(中国語)の写真付き。

ちなみに私が勤めていた三鷹の国立天文台もかなり趣きがあります。写真はこちら。
http://www.intwk.co.jp/YAMADA/build2b/tenmon.htm


南京の下町、夫子廟あたり。
よく見るとものすごい人出である。

船が浮かんでいるのは秦淮河。杜牧の「夜、秦淮に泊して酒家に近し」なんて、わけも分からずに好きで暗誦してたな、高校生の頃。

「大木先生の近著」というのはこちら。
http://www.seidosha.co.jp/isbn/ISBN4-7917-5938-9.htm

私はどうも著者が身近にいる本は読めない。まあ、私の職場が変わったら、ゆっくりと。


揚州の大明寺。鑑真和上が住した寺。

鑑真記念堂には、1980年に日本から贈られた、唐招提寺の鑑真像の模像が鎮座している(写真中央)。
お堂の造り(屋根の反りとか)も唐招提寺を模しており、「中国らしくない」という、倒錯した印象を与える。

唐招提寺の鑑真像は、来年(2005年)早々、東京に来るようですね。
http://www.tbs.co.jp/p-guide/daiji/event01/index-j.html


 

揚州の痩西湖公園。

左:五亭橋。雨宿りしたところ。

右:園内の白塔。清の乾隆帝が南巡の折、「揚州の景色はすばらしいが、惜しむらくは白塔がない」と言ったところ、接待係の大商人が一夜で白塔を建造してしまったという。

この説話、ちょっとずつ変化して伝わっていて面白いです。詳しくは以下を参照(中国語)。
http://news.yztoday.com/275/2004-08-04/20040804-338039-275.shtml

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【10日目】上海~帰国

2004-08-28 23:32:18 | ■中国・台湾旅行

■上海博物館

 最終日はお昼まで自由行動。全員で上海博物館に行き、入口に11:30と決めて、それぞれ見てまわる。

 最上階からまわり始めた私は、最後に1階の彫刻室にたどり着いた。仏像の名品が多い。それでも、急げば全部見られるだろうと思っていたのだが、中国人観光客のグループに気を取られてしまう。

 中国人はガイドつきツアーが好きで、2、3人の少人数グループでも、よくガイドさんと一緒に博物館をまわっている。私が見かけたのも親子と思しき3人連れで、女性のガイドさんが説明をしていると、ほかの参観者が集まってきて、7、8人くらいの輪ができる。

 この説明がなかなか面白いのである。お客やまわりの観客も、日本人のように一方的に説明されているのでなく、気軽に質問したり、感想を述べたり、ガイド さんとの会話を楽しんでいる。なるほど、こういう博物館の楽しみ方もあるな、と思って、感心した。しかし、ついつい彼らの会話が気になって、結局、時間ま でに館内全室を見終わることはできなくなってしまった。

 ほかの面々も遅れがちに集合。ホテルで待っていたマオさんを少し心配させたようだが、なんとか無事に搭乗手続きを済ませ、台風の影響を受けることもなく、日本に帰りついたのである。

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