見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2016吉野の桜と蔵王堂

2016-04-10 23:38:16 | なごみ写真帖
週末は弾丸旅行で関西の桜を見てきた。まず、吉野。いつ以来だろう?と思って、ブログ検索をかけたら、2005年1月2005年6月の記事が出て来たので、そうか~もう10年も行っていなかったかと、いま愕然としているところである。

東京を朝7時過ぎの新幹線で出発し(金曜は秋葉原に泊まった)、名古屋から近鉄特急に乗り換える。もちろんこの時期であるから、特急は事前予約済。大和八木→橿原神宮と乗り継いで、昼過ぎに吉野駅に着いた。しかし駅前は、バスもケーブルカーも大行列。私はケーブルカーに並んだが、ここで予定外の1時間をロス。あとケーブルカーが見るからに古くて、鉄塔も錆びついているので、ちょっと怖かった。

山上は細い一本道が観光客で埋まって、上野公園か鎌倉の小町通りみたいな大混雑。両側にはこじゃれたカフェや土産物屋が途切れず並んでいて、え?こんなところだったっけ?と面食らう。まあ10年ぶりだから仕方ない。



蔵王堂(金峯山寺)に到着。秘仏本尊・金剛蔵王権現に久しぶりに会いたくなって、やって来たのだ。初めて拝観したとき(2005年1月)の衝撃はよく覚えている。しかし、その「巨大さ」は記憶の中で膨れ上がり過ぎていたみたいで、今回は、あれ?思っていたほど巨大じゃない、という印象だった。「発露の間」に入ったのも初めて。最初のご開帳のときは、こういうシステムはなかった。いま金峯山寺のホームページを見たら「本地仏の釈迦如来(過去世)、千手観音(現在世)、弥勒菩薩(未来世)が権化されて」とあるけど、このセットは珍しい気がする。前面の壁に掛仏がかかっていたけど、弥勒と釈迦の区別がつかなかった。

吉水神社の境内から中千本・上千本の遠望。言葉にならない絶景である。



街道の売店にはこんなものも。売り物なのか?



上千本まで行くのはあきらめ、如意輪寺に向かう。このあたりで、ようやく人波が途切れる。なだらかな坂を少し谷に下り、また登る感じ。



如意輪寺では、本尊の如意輪観音菩薩像が特別ご開帳(4月7~9日)されていた。桜に如意輪観音は似合うなあ。そして庭園では足元に降り積もった花びらの美しかったこと。



東京で桜といえば純白に近いソメイヨシノだが、関西はベニシダレザクラなど、色の濃い品種が多い気がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする