見もの・読みもの日記

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アイスショー"THE ICE 2022" 愛知公演2日目

2022-07-25 22:18:46 | 行ったもの2(講演・公演)

THE ICE(ザ・アイス)2022 愛知公演(2022年7月24日 12:00~)

 2018年、2019年と見に行っているアイスショー。2020年は中止、2021年は国内選手のみの変則開催だったので観戦を見送ったが、今年は「完全復活」となったので、さっそく見てきた。

 男子は、宇野昌磨、友野一希、ネイサン・チェン、ヴィンセント・ジョウ、ジュンファン・チャ、ジェイソン・ブラウン、ダニエル・グラスル、マッテオ・リッツオ、ケヴィン・エイモズ、イリア・マリニン。女子は、坂本花織、宮原知子、三原舞依、本田真凜、アリサ・リウ、マライア・ベル。それにペアのりくりゅう(三浦璃来&木原龍一)とチョクベイ(マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ)。また、開演直後の次世代スケーター枠では、上薗恋奈ちゃんが演技を披露した。

 出演者は、基本1プロだが、ところどころに意外なコラボプロが挟み込まれていた。ジェイソンの美麗プロ「I lived」(FaOIと同じ)にうっとりしたあと、突然、吉本新喜劇の音楽が流れて、白髪のカツラとちゃんちゃんこで茂造に扮した坂本花織ちゃんが登場、二人でコミカルな動きを見せる。マリニン君の演技のあとに、ちょっとお兄さんのダニエル君が登場して、仲良し中学生が張り合ってるようなコラボも可愛かった。本格的だったのは、ネイサンと昌磨くんのコラボ。重厚なクラシックの楽曲は「ガブリエルのオーボエ」だそうだ。しかしソロパートはともかく、二人が同時に滑り始めると、どちらを見ていいのか、目が泳いでしまう。

 今年は、ヴィンス、エイモズくん、ジュンファンと、私の好きな選手が揃っていて嬉しかった。ゴリゴリに強さとスピードで押していくタイプでなく、しなやかさの中に強さを感じる選手たちである。特にジュンファンは、これから強く推していきたい。現役選手が今シーズンの競技プロを披露してくれるのもTHE ICEの楽しみ。大トリの昌磨くん、初日の昼・夜は新フリーの「G線上のアリア」だったらしいが、日曜は新SPの「Gravity」だった。私は初見だったので大満足。しかしネットの情報によると、やや体調不良で「G線上のアリア」を諦めたとか。心配。

 心配といえば、りくりゅうの「You'll Never Walk Alone」も名プロ誕生の予感がひしひしと伝わってきたが、仕上がりはいま一つで、璃来ちゃんが転倒して肩を痛めてしまい、フィナーレに姿を見せなかったのが気になる。フィナーレでは王子様とお姫様の扮装で登場すると聞いて、楽しみにしていたのに…。坂本花織ちゃん、三原舞依ちゃんも新プロ披露。花織ちゃん、FaOIではオーバーウェイト気味で心配したけど、ちゃんと身体を絞って、キレのある動きを取り戻していて、さすがだと思った。プロ転向の宮原さんは、両腕の動きの美しさに見とれた。しかし、THE ICE名物(仮装)ダンスバトルでは、タイガーマスクの扮装で登場。意外な弾けっぷりが可愛かった。

 ネイサンの「モーツァルト」は、噂は聞いていたが圧巻。モーツァルトのさまざまな楽曲の詰め合わせに、まぎれもなくネイサンのスケートを掛け合わせる。天才×天才みたいなプログラムだった。オープニングでバックフリップも跳んでくれたし、フィナーレでは夏をテーマにした創作ダンス(なつかしのマサルダンスの別バージョン)を真面目に踊っていた。日本滞在を楽しんでくれたら何よりである。

 モリコロパークは、2018年のTHE ICE以来4年ぶりで、新しい施設が増えたように思った(2018年は、まだ温水プールが営業していたな)。今回、SS席にしたのは失敗だった。どうしても前方のアクリル板で視界が遮られてしまうのだ。次回は、よく考えて席種を選ぼう。

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