先日、蓮華岳にコマクサを見に出かけました。 ついでに針ノ木岳から赤沢岳に回り、沢山の高山植物を見かけましたので、ご紹介いたします。 まずは高山植物の女王『コマクサ』です。
コマクサは砂礫地に咲く小型の多年草です。 外側の花弁は下部が大きくふくらみ、先がクルリとそり返り、内側の花弁はやや小さく中央がくびれています。
次はシャンデリアのような『アオノツガザクラ』です。 草地や岩礫地に咲く常緑小低木。花は枝先に4~7個つき、下向きに咲きます。 日本の代表的な高山植物の1つです。
次は湿った林内や林縁に咲く、高さ30~80cmの多年草『キヌガサソウ』です。
この花は、はじめ白色だが、花のあと紅紫色になり、果期には淡緑色になるようです。
『コバイケイソウ』この花も山では良く見かける花です。草地に生える多年草。 花は白色で円錐状に沢山付いています。 爺ヶ岳に近い種池小屋前にはコバイケイソウの群落がありました。 後の山はコマクサを見た蓮華岳です。天気が良くて素晴らしかったですよ。当地では西丹沢の檜洞丸山頂付近でも見る事ができます。
とても可愛いピンクの花は『ハクサンフウロ』です。これも草地に咲く多年草の花。 花弁は5個ある風露草。爽やかな風と露の滴は、この花にピッタリですね。
次は高山の風の強い岩礫地に咲く『イワベンケイ』です。 肉厚の葉と多数の茎が集まってこんもりと丸く盛り上がった株は、一目でイワベンケイと判ります。
ハクサンフウロより数倍も大きい『シラネアオイ』を、ご紹介。 花が5~10cm近くにもなる大型の美麗な花です。林内や、やや湿った所に咲く多年草で、ほぼ日本固有種のようです。
花の先端が鳥のクチバシのようにとがった『ヨツバシオガマ』です。 ハイマツなどの低木脇や風当たりのやや強い草地に咲く多年草。 花色が淡ピンクで上唇が細く鳥のクチバシみたいに突出し、その部分が濃い赤を帯びている。
白く清楚な『イワツメクサ』です。砂礫地や岩礫地に咲く多年草。 花は茎の先に1~8個がまばらにつき、直径約1.5cmで白色。 花弁は5個あり、長さ7~8ミリで深く2裂しているので、細長い花弁が合計10個あるように見える。白さがとても良く目立ちます。
融けかかった雪渓の脇や小さな流れに沿って咲いている事も、より清楚さをひきたたせている花『サンカヨウ』。高さは30~60cmで茎や葉に縮毛がある。 葉の縁は粗い鋸歯のようになっている。花は葉の上部に白色花弁が6個付く。
1,800m以上の亜高山帯の樹林下に咲く、高さ5~15cmの多年草『ゴゼンタチバナ』。 葉は4~6個が輪生状ににつき、長さ2~6cm、幅1~3cmの楕円形で両端ともとがっている。 花は葉の上に飛び出して4枚の白い花弁が目に付きますが、それは花弁ではないようです。
岩場や砂礫地、それに谷の上部の草地などに咲く、マメ科の高山植物『イワオウギ』。黄白色の花が下向きにビッシリと付く。
やや湿った草地に咲く常緑の多年草『ショウジョウバカマ』。 高さが10~25cmで2~6個の花を横や斜め下向きに付け、淡紅紫色から濃紅色など色の変化が多い。歩いていても良く目立つ花である。
お久しぶりです。今回の花の山旅、きれいでたくさんの花が咲いていますね。
遠景、山の景色と近景、高山植物の写真見事です。
充実したウイークエンドを楽しまれている行動力は小生も見習いたいものです。
次回も楽しみにしています。
重たい物で辛いですが、お褒めの言葉を頂けると、また頑張ろうと思います。
ありがとうございます。