今回目指した薬師岳小屋は収容人員が少ないので、平日に入山しようと7月30日(金)に休みを取り、足を踏み入れた。
30日の天気は曇りのち雨と言った不安定な天候であったが、翌日の31日は好天で暑くなるとのことであり、期待した。
5時半、芦安の林道警備員の方に「夜叉神の森」までと告げ、通してもらった。
夜叉神の森駐車場も台数に限りが有るが10台分は空いていた。 少し休憩し6時頃より出発準備を始め、6時半に出発。
空の様子は意外と明るく、合羽やザックカバーは直ぐ出せるようにし、夜叉神峠までの1時間は最初のペース作りのため、ゆっくりと入った。
夜叉神峠頂上小屋に7時25分到着。天候曇り。白根三山は望めず残念であった。 汗を冷やさないように15分で朝食用のお結びを食べ、7時40分出発。
大崖頭山取り付き8時15分、山頂を巻くような感じで徐々に高度を上げて行く。
このコースは南御室小屋を過ぎ、森林限界を抜けるまで、ずっと樹林帯の中を登るので、汗は出るが直射日光が避けられるので夏でも登り易いと思う。
杖立峠着9時。樹林帯の中でひんやりした空気が気持ち良かった。 水分補給を行い9時15分出発。
このコースには南御室小屋だけに貴重な水場があり、それまでにはいくら水を飲んでも心配は無い。本当に有難い天の恵みである。
杖立峠の先には、昔山火事が発生した所を通過する。火事場跡9時35分通過。
樹林帯の切れたケルンに9時55分着。 時折、日差しは有るが上空の雲は相変わらず動かず、北岳の全容は拝めない。
甘利山や千頭星山から来るコースと合流する苺平に10時45分着。 日陰道とはいえ汗かきの自分は滝の様な汗で、ガンガン水を飲んだ。15分休憩。
この先、南御室小屋までは辻山(2,584m)の右手を巻き、樹海の中の様な樹林帯の静かな道を進み、下りが始まると小屋の屋根らしきものが目に入る。
広々とした鞍部に素朴な丸太造りの南御室小屋が現れる。11時30分。
水場が有るし、次の小屋まで後、2時間ほどなので大休止とした。 南御室小屋の受付で薬師岳小屋の予約を確認して頂き、3名のところ2名に変更して頂いた。
小屋のすぐ近くに水場が有り、ビックリした。 大概、水場まで下る事が多く、大変な作業なのに助かった。それに冷たくて美味しい水にもビックリでした。 水筒に入れても冷たくて水滴ができ、大切に味わった。
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