素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 八ヶ岳南端:西岳から編笠山へ ▲

2013年07月06日 | 南アルプス

中央高速の小淵沢ICを出て、美濃戸への鉢巻道路に入り、途中にある富士見高原スキー場登山口に10時少し前に到着した。                                   梅雨明けした訳でもないので、天気が気になっていたが、何とか持ちそうなので安心した。 広い駐車場で準備運動をして、10時15分に出発。

                                                       不動清水と言う水場を経由して西岳への登山道に取り付いた。           樹林帯の中で涼しいが、西岳山頂に向け徐々に高度を上げながら直進の登山道にはビックリした。

                                                       樹間より陽光が差し込むようになってから、もっとビックリした事は、アブが現れた事である。                                   それも大量発生である。払っても払っても顔の周りを飛び回り、口でも開けたら飛び込みそうな勢いなのである。手や腕を何カ所も刺されてしまった。                     後で小屋のオーナーに尋ねたら、雨や曇りの時は出ないが、晴れ間が出ると大量発生するとの事であった。

山頂に近くなり、樹林に切れ間が出てきた。大きな岩が散在し、丁度良い休憩場所であり右手には堂々とした編笠山と青年小屋が目に入った。

西岳(2,398m)山頂着14時35分。                        ここからは水平道のような稜線(源治新道)を青年小屋に向けて進んだ。      オッと気づいた事に、「もういい加減にしてくれ」と感じていたアブの姿が消えていた。西岳の登山道は,もう歩きたくないと思った。                  源治新道通過中には何度か、権現岳(2,715m)と旭岳(2,672m)が双耳峰のように凛々しく見えた。

乙女の水(青年小屋付近の唯一の水場)到着15時45分。            ここの水は通年3~4度と言った冷たい水が、勿体無いほどの勢いで噴き出していると言った方がピッタリでした。   がぶ飲みしたが、とても美味しかった。

                                                       その為か青年小屋では水の販売はしておりません。                登山者の皆さんに是非この美味しい「乙女の水」を味わって頂きたいと小屋の方が話しておりました。

樹林帯を抜けたら、目の前に青年小屋が現れた。ホッ 到着16時ちょうど。       夕飯が17時半からとの事で休む間もなく、小屋の横に立ちはだかる編笠山(2,524m)に元気な人全員で向かった。                                  大きな岩の上を、踏み外さない様に慎重に歩を進めた。

 

キバナシャクナゲ、クロユリ、イワカガミなど沢山の高山植物が出迎えてくれた。 

                                                       編笠山山頂着16時40分。                                     あまり遠くの山はハッキリしなかったが、世界遺産に登録された「富士山」はハッキリ見えました。

今晩の青年小屋は私たち仲間で貸切状態で、全てがノンビリ、ゆったり利用させて頂きました。                                     17時半からの夕食も美味しくて、ご飯・味噌汁をお代わりした。          沢山食べられる事が山での体調のバロメーターである。                  オーナー好みのクラッシック音楽を聴きながらであるから、余計に気分良く食べられた。

 

夕食後はオーナー(竹内敬一様)のエベレスト登頂ビデオを、ご本人の解説付きで見せて頂いた。                                      その後も話が盛り上がり、オーナーは杜氏(とうじ)でもあることから、美味しいお酒の話も聞かせて頂きました。                             山小屋でコタツ部屋に移って22時までオシャベリをしたのは初めてであったが、とても楽しかった。

最後に日本山岳ガイド協会理事である竹内オーナーから一言。            多くの方々を山に案内するのであれば、ガイド協会に加入され、色々ある救助講習に参加して下さいとの事でした。                              山岳事故が多いので真剣に考えなくてはいけない事であります。

 

 


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