2年前の平成21年2月に福島の裏磐梯でスノーシュートレッキングを経験、五色沼や小野川湖不動の滝そして冬に見られるイエローフォールを見学した。
誰も踏み入れていない雪原をスノーシューで歩く、振り返ると自分のスノーシューの踏み跡が、何もない雪原に芸術のように見える。
それ以後は八ヶ岳や尾瀬などを歩いてみようと考えてはいたものの中々出られず、今回は山歩きを専門に主催されている《ネイチャートレイル》さんに参加させて頂いた。
場所は宮城県と山形県の県境にある蔵王高原である。
☆蔵王山かんじきハイク☆
かんじきで歩ければスノーシューでも行けると思い、家から背負って行った。 初日に山岳ガイドさんの指導により、かんじきの装着方法を学び、明日のための練習としてかんじきを履き林間コースに出た。
雪国の雪はパウダースノーと呼ばれ、風が吹くと雪煙となって巻き上がり頬を打つ、天気予報から晴天を予想していたので、顔を覆うものを用意せずビシビシと頬に雪が当たり、凍傷になるかと思った。
皆さんは万全の準備で林間コースを元気に歩かれ、マタギの様に登り下りを難なくこなされていた。
自分は皆さんの最後尾を遠回りに踏み跡のない雪原を歩きながら、後に続いた。 1年に1度でも地元では出来ない事をやってみるのは、とても楽しいものである。 雑音の一切ない静寂な世界、シンシンと降る雪に包まれながら仲間の楽しそうな笑い声のみが響いていた。
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