桜が終わり、ホッとはしていられません。西丹沢も新緑の季節となりました。 5月下旬の西丹沢『檜洞丸』(1,601m)の山頂付近では、シロヤシオツツジ(別名:ゴヨウツツジ)の群落があり、毎年5月下旬に西丹沢山開きが開催されております。 運が良ければ満開のシロヤシオを見る事が出来ます。 楽しみですね。 西丹沢自然教室からツツジ新道コース経由で檜洞丸往復約5時間です。
そこへ行くには、三保ダムの建設によって誕生した『丹沢湖』を通過して行きます。 丹沢湖近辺はアウトドア施設が沢山あります。 湖畔のサイクリングコース、ボート、カヌー、キャンプ場、温泉、毎年2月には神奈川県の実業団駅伝も開催されております。 そして桜も紅葉も素晴らしい所です。ワカサギ釣りもできますよ。
丹沢湖の中央に永歳橋と言う橋がありますが、その手前に丹沢湖記念館や三保の家があります。 記念館は丹沢湖誕生の写真やビデオ上映があり、縄文遺跡出土品の展示などもあります。また、三保の家は湖底に水没した世附(よづく)にあった約120年前の民家を移転復元したもので、中には当時の生活用具や写真が展示されています。
さて皆さん、「丹沢湖の水はどのように利用されているのか?」ご存知ですか まず、丹沢湖の水は河内川・世附川・玄倉川の綺麗な水が3河川から流れ込み、5,450万立方メートル貯えることが出来るそうです。 湖に貯えられた「綺麗な水」は、酒匂川に流され、6カ所の発電所を通り、足柄平野の農業用水としても利用されています。 更にダムから28km下流の小田原市にある飯泉取水堰(いいずみしゅすいぜき)で水道用水として1日最大約180万立方メートル取水され、残りは相模湾に注がれます。
ここで取水された水の10パーセントは小田原市民の水道用水として使われ、残りの90パーセントは、ポンプで伊勢原市、相模原市、川崎市にある浄水場に送られ、横浜市、川崎市をはじめ県内の水道用水として家庭や工場などに届けられています。 このように、この地域の『綺麗な水』は神奈川県内の飲料水として利用されているとの事です。
この綺麗な水で育った女子マラソンランナー『尾崎好美』選手が今年のロンドンオリンピックに出場します。皆さんで応援しましょう!
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