行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

変な経済大国・中国をぜひ見てみたい!

2010年01月22日 | ニュース・うんちく・小ネタ

家にこもっていると、テレビ・新聞が友達となり、いろいろな情報に触れることになり、考えさせられることも多い。

中国の国内総生産(GDP)が、二桁(10.7%)の伸びを示した(2009年第四四半期)。実はこのところ注目していた数字だ。日本の数字が発表になっていないが、年間総生産額も8%台の伸びを示していることから、世界第二位の座を中国に明け渡すのは時間の問題だ。

我が社でも中国との交流を推進しようとの動きがあり、中国について勉強をしていた矢先。国際部を担当する元同僚のMS係長。私の「中国レポート」を見ながら「怖い国だからねー」と、私とは逆に中国との取引に消極的。怖い?不気味?んー、そりゃ何となく理解できる言葉。

一党独裁で、まだまだ民主化途上であることは確か。経済成長著しいものの、都市部と農村部の格差は拡大するし、国際的な環境対策にも背を向ける。そして同化政策に端を発する民族闘争が続く…。確かに変な国だわなー。

ただ、「それを言っちゃ、おしまいよ」。これまで、日本が中国に対して行ってきた侵略行為をどこかで正当化しようとか、途上国という見下した見方が「変な国」のレッテルを容認し、我々の世代まで浸透してしまったとはいえないだろうか?

今の中国、戦後高度経済成長を遂げた日本の状況に似てません?アメリカからすれば、日本も中国も経済的には脅威であり、変な国なはずだ。また、中国からすれば、日本がこれまでやってきたことを、生き生きと実践しているだけと思っているはず。

政治的に見てはどうかというと、よほど日本の方が変でしょ?中国は政治家や役人の汚職や不正には厳しく、即死刑!これには賛否があるが(決していいことではないと思うが…)、日本の政治家は不正をしてもまたバッヂを付けている人もいるし、そんな人がリーダーシップをとって、今の経済状況と日本人のやる気の無さを醸し出す…。

この辺で認めるべきですよ。考え方の違い、人それぞれに違うように、国と国ともなれば、そりゃ違う。それを当然としながら、中国には学ばなければならないことも多いだろうし、本当の中国4000年の歴史を知りたいと思いません?

「中国は怖い国、変な国」と言わせるのは教育の問題?まあ、いまだに新婚旅行にグアム、ハワイに行くアメリカナイズされた人たちや、普天間基地がどこに移転すればいいかの意見を持たない人たち、そんな変な日本人には関係ないことなんでしょうねー。

コメント
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