「責任者がいないとなにも動かない組織はダメだ。個々の個性、能力に応じて、適材適所、それぞれが向かう方向さえ間違わなければ、物事は動く」持論を語る橘教諭。
でも、責任者がいないと動いた結果に責任を持つ人がいませんよね。
勘違いから双子の美少女同級生・千影と光莉の２人と同時に恋人関係になってしまった高屋敷咲人の悩みは、姉妹に３人の関係を秘密にする気がなさそうなこと。距離感がおかしくて、学校内でもイチャつきっぱなし。当然、そんな関係は疑惑となって新聞部に狙われることになる。
代替わりした新聞部は、人数も減ったけれど編集能力もダウン。企画が迷走してスキャンダル方面に走って廃部が取り沙汰されていたが、実は光莉が新聞部の幽霊部員で、千影はそんな新聞部の監査を担当させられていた……。
優等生美少女と奔放な不登校少女との、健全系三角関係ラブコメで、今回は教師の監督不行き届きが生徒に丸投げされた件。姉妹は旅行に行くぞーとはしゃいでいますが、それはこの巻ではありません。
【双子まとめて『カノジョ』にしない？２】【白井ムク】【千種みのり】【富士見ファンタジア文庫】【ハートフル三角関係ラブコメ】【両取り学校生活】【コスプレ撮影】【ロッカー】【ＫＡＮＮＯＮ】【山で水着】
「武士の嘘を武略と呼ぶならば、女子高生の恋の駆け引きは、卑怯は恋愛そのものと呼ぶべきです」
「か～！ 甲斐性がない男だね！ 女のひとりやふたりや３人くらい抱えてみせろってんだよ！」
「この物語に登場する大学生は皆成人しているからお酒もたばこもエッチなシーンも問題なし、だっけ？」
「失敗しない人間なんていない。今日の反省は明日に活かせる。独りじゃ難しいかもしれないけど、誰かとのつながりがあればできる。絶対にな」
「麦って、いるだけで風紀を乱しているよ！」
「アタシに勝てたら、ご褒美として彼女にでもなってあげようか？」
「相手に合わせて気を使いながらコミュニケーション取るのって（窮屈じゃないかな）」
「大人は『バカ』の代名詞だ」
いろいろあってリアルの女性や結婚に興味がなくなり、高校２年生の佐方遊一の異性への興味はもはや２次元キャラにしかない。今の推しはソーシャルゲーム『ラブアイドルドリーム！ アリスステージ☆』のヒロイン、和泉ゆうなだ。
片思いの相手に告白すると決めた竜胆光太郎だったが、仲介してくれたクラスメイトたちの勘違いで別人に告白してしまった。
「勉強ができるギャルなんて珍しくないわ。ギャルは見栄っ張りだからね。馬鹿だと思われたくないのよ」
「こいつ、友達にパンツ見せろだのおっぱい吸わせろだの、挙げ句の果てにヤらせてくれとか、遠慮のかけらもないでしょ!?」
「とりあえず、ちょっとその辺走ってきたら？」
