
それを、人は〈魔物〉と呼ぶのだろう』
レント・ファイナはうだつの上がらない冒険者だ。冒険者デビューして10年になるが、まだ銅級。細かな雑用をもこなしながら、なんとか続けていたが、今日という今日こそは年貢の納め時だった。通い慣れた迷宮の浅い階層で龍に出くわしてしまい、一呑みにされてしまったのだ。
しかし、死んでしまったはずのレントは意識を取り戻した。けれども、その手は真っ白、白骨になっている。レントはモンスターのスケルトンとして蘇ってしまったのだ。
これではいくらなんでも地上に戻れないし、ギルドにも顔を出せない……。
平凡な冒険者がアンデッドになってしまって、最弱不死者から進化して人前に出られるような見た目の上位種族になることを目指す物語。つまり「ワードナの逆襲」の冒険者版?
アンデッドになってしまった主人公の人柄が良いからこそ成立する物語。
【望まぬ不死の冒険者[1]】【丘野優】【じゃいあん】【オーバーラップ】【異世界魔物転生ファンタジー】【存在進化】【呪いの仮面】