居残り罰で高校の地下倉庫整理を命じられた問題児４人は、そこで見つけた古いゲーム機を起動した途端、ゲーム世界「ジュマンジ」へと転移していた。セレクトしたゲームのキャラとして、ジュマンジ世界の崩壊を救う使命を与えられてしまったのだ。与えられたライフは３つ。３回死んでしまうとゲームオーバーで本当に死んでしまうらしい。４人は慣れない肉体とスキルに四苦八苦しながらも、次第に協力することを覚え、猛獣や謎の武装集団に襲われながらもジャガーの大岩を目指す……。
ゲーム世界に閉じ込められた高校生たちの冒険で、1995年公開の映画『ジュマンジ』の続編。原作や１作目はボードゲームだったけれど、「今どきボードゲームなんか誰もプレイしない」とdisられたゲームが自己進化。ビデオゲームとして降臨。つまりは最近流行の「ゲーム世界転移系デスゲーム」もの。でも、ＮＰＣがルーチンなセリフしか話さないあたり、昨今のＰＣと見分けがつかないＮＰＣが登場する小説に比べると遅れてないかい？ まあ、その方がゲームっぽいけど。
気弱なゲームオタクがマッチョな冒険家になり、オレ様キャラなアメフト選手がサポート専用キャラになったりと、体格から性格まであれこれ正反対のキャラにはめ込まれたことで、それぞれの人生に変化が生じるあたり、まさに行きて帰りし物語でした。
オベロン教授がなかなか好キャラ。小太りでヒゲのオヤジなのに、だんだん可愛く見えてくるんです。ジャック・ブラックが巧いのか、吹き替えの高木渉が巧いのか。
【ジュマンジ】【ウェルカム・トゥ・ジャングル】【ジェイク・カスダン】【コロンビア映画】【ドウェイン・ジョンソン】【ジャック・ブラック】【ケヴィン・ハート】【カレン・ギラン】【カバ】【サイ】【ヘビ】【リス】【ゾウ】【ジャガー】【オランウータン】【立ち小便】
「ボーイッシュで、ぞんざいな彼女たちの奥にある女の子が、だんだん現れてくるというのが、このタイプ（美少女ゲームのスポーツ少女）とつきあう楽しさである」
王都で開催されている競魔祭もついに決勝戦。王国内の魔法学院の頂点を決める戦いだが、最強最古の神竜の魂を持つドラン率いるガロア魔法学院にとっては既に横綱相撲と化していた……。
「社畜に泣き落としは通用しないと言っただろう？ 自分が不幸な人間は、相手の不幸に同情する余裕はないんだ」
田原たちに任せられたラビの村の開発は、マダムを抱き込むことによって周辺諸国に大きな影響を与えるものとなっていく。元のゲームでは二束三文の低レベルアイテムでも、こちらの世界では秘術秘宝に匹敵する効果を生み出すのだ。
「人は変わる。世界は変えられる。こんな面白い事はないぞ」
書いたはずの１巻感想が見当たらないので再記。
魔人の襲撃を撃退し、凱旋するシンたち。いろいろ失敗もないではなかったが、人類の総力を結集しての勝利を祝う中では些末時に過ぎない。
「与えられるものを背負って生きることと、自分らしく生きることは、決して反義ではありませんのよ」
書籍版が途中で止まっていたのが、版元を変えてリブートしたので３巻を購入。
「仕事中は仲間と自分以外はとりあえず疑ってかかれ」
自立を決意した竜馬は、生活基盤として洗濯屋を開業することにした。全自動洗濯機などないこの世界、クリーナースライムを利用した商売に勝機があると判断したためだ。
「男同士の戦いは、心が強い方が、最後に勝つんだよ」
「覚えておきなさい。一日が必ず黄昏を迎えるように、わたしたちは老いて死ぬわ。その運命を変えることはできない。でも、黄昏の奥底に辿り着く道筋を選ぶことはできるのよ。誰にでも、できるの」
「漁色家って、俺は一途だぞ！ ちょっと愛が分散してしまっているだけで！」
