料亭稲穂の角館物語

安全無添加食材の角館懐石「料亭稲穂」

春めいてきました!障子張替えの職人技 極み!!

2013-03-24 19:47:50 | 女将の独り言

   

角館の「料亭稲穂」

今日のお天気は 朝のうち くもり時々晴れ しかし一日中 晴れ
最高気温 7度 最低気温 -2度
久しぶりにすっかり晴れ上がったお天気でした


今日の写真は 数年ぶりに 店内全ての障子を張り替えて頂きました
その様子の写真です

全ての枚数は どの部屋も雪見障子ですし
全ての部屋に欄間がありますから
標準障子30枚に 欄間障子30枚ほど
 
その数を 主人の従妹であります
細川インテリアさんご夫婦が たった2日間で仕上げて下さいました。
その息の合った作業風景を見て頂きます


最初の写真は 障子をはがした後 小気味よく「ポンポン」と糊を塗っていく様子です


昔はどこの家でも障子が必ずありましたが
今の家では 襖・障子が無いのは普通になってまいりました

まして 障子を貼りに業者さんが来て下さるなんて
そう見られる風景ではありません


どんな仕事も同じですが
息が合わないと 仕事のはかどり方が違います。


奥様も 「ポンポン」と糊付け

   


そして 紙をお互い適度に引っ張り合い


   


余裕をもって障子の桟に合わせて

   


長いスケールと カッターのような道具を使い 「さーーーーーーーーっ!」

   


サラッーーーーーーー     と切れる

   


よぶんな糊を 使わない障子紙に含ませて取り

   


サーッ!と小気味よい音がします


そしてクルリンと裏返して


   



完璧です


そしてこのように 出来上がります。


   


どうして裏返しておくのかと言うと
単純に乾きが良いからです


無事に障子も張り替え
店内明るくなり 無事に春を迎えられる室内になりました


先日まで大工さんが入り 大広間を床板張替えして

その後 畳屋さんが畳を貼り返して

そして今回が障子の張り替え



こだわる事を忘れている文化
日本の大事な職人文化


ここ1か月ほどで 多くの皆さんのお仕事ぶりを見せて頂きました。

日本人に生まれて良かった



その様に感じる 今日この頃です。



因みに 障子張替えをして下さった主人の従妹さんは

細川インテリアさん 電話番号 0187-44-2446 番です


是非職人技をご必要の方は お問い合わせください。



 




コメント
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