料亭稲穂の角館物語

安全無添加食材の角館懐石「料亭稲穂」

春を食する その3 桜を食す

2007-03-13 21:39:18 | 女将の独り言
みちのくの小京都角館、料亭稲穂です。

寒冷前線の影響で今日現在の積雪量約20センチぐらい!
外は雪景色しかし、食材・料理は春の兆しが満々です。

本日の蒸し物「かにの茶碗蒸し 桜あんかけ仕立て」
少し薄めの味付けの茶碗蒸しに、銀あん(昆布・鰹節出汁のあん)に
桜の塩漬けを塩出しして、細かく刻みアツアツの銀あんにすばやく混ぜて
茶碗蒸しに掛けて、ダブルアツアツのうちに召し上がっていただきます。
始めの内はソクソク崩しながら食べていただき、最後はかき混ぜて
チュルチュル飲み込んで召し上がっていただきます。
お口の中も、お腹の中も一足?二足早く桜が満開になります

お花を食べる事が出来るなんて、ロマンチックなんでしょう!

この写真・・・あまりの色の綺麗さに
実はお客様のお部屋まで押しかけて撮らせていただきました。
○○さんすいませんでした。

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4 コメント

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風情 ( papillon-e)
2007-03-14 18:51:19
桜をいただくのは何とも贅沢で風情があるではありませんか。ピンクに春の優しさを感じ、少しすっぱいにがい味に(?)春の厳しさを感じ、喉で春の温かさを感じるのでしょうか?

桜のつぼみや、花びらを人の目を盗んで食する事がありますが、これまた風情があるのです。苦みが優しく、また青春のほろ苦さも味わえますよ。私は好きなのですが・・・・。でも、料理としてはどうでしょうね。

それにしても、いい色で味わい深そうです。
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コメントありがとうございます (女将です)
2007-03-15 11:02:20
味を表現する文章がとてもお上手で
返事を書くのに戸惑ってしまいました

特に
「桜のつぼみや、花びらを人の目を盗んで食する事があります」の言葉の部分が、小さい頃つつじの花びらの根元の蜜を吸ったり、シロツメクサの蜜を吸ったりしたほろ苦さがとても懐かしく思い出されました。

この「桜あん」は桜の塩漬けの塩分を十分に抜いて
薄味の銀あんと絡めていますので、淡白な味のお料理とは抜群の相性です。これからの時期真鯛の蒸し物などにあっさり掛けても美味しいですよ!
春の真鯛に桜あんかけ
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最後の1行抜けました (女将です)
2007-03-15 12:47:49
情景を思い浮かべて、お腹と頭の中で創造してみてください!!

そんな具合でした。まだ不慣れで操作の仕方が分からずすいません・・・
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Unknown (Unknown)
2007-03-17 16:50:50
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