法制審議会はネット中傷の深刻化を受けて刑法の侮辱罪に懲役刑
を追加する様に答申した。
また保釈中の被告日産元会長が海外逃亡した事を受けて、これも
逃亡防止のGPS装着義務化とする事も申し入れた。
先ずネット中傷の刑罰追加ですが、テレビ番組に出た女子プロ
レスラーがSNSで中傷被害に遭い死亡の事件が大きく取り上げ
られた。
この時中傷投稿者は侮辱罪で科料9千円の略式命令が出ただけ
でした。
現行の侮辱罪、勾留30日未満か、科料1万円未満に加えて
1年以下の懲役・禁固、または30万円以下の罰金を追加
して公訴時効も現行の1年から3年に延長とする。
ただ立件には被害者の告訴を必要とする。
保釈中被告の逃亡防止GPS装着義務化は、プライバシー侵害の
懸念があるが逃亡の危険性がるので、海外逃亡防止限定として
空港・港を所在禁止区域に設定無許可の立ち入り、端末外しは
1年以下の懲役とする。
他に裁判所の召喚に応じず公判に来ない不出頭罪・許可なく
所定の居住を離れる制限住居離脱罪新設し2年以下の懲役。
拘置所・刑務所からの逃亡は3年以下に厳罰化
二審判決出て居も起訴されれば義務となる
これ等は法制化されるとの事。