今回の衆院選と併せて憲法の番人と云われる最高裁裁判官の
国民審査が行われます。
最高裁の裁判官が職務にふさわしいか国民が直接チェック
する国民審査です。
対象は前回2017年の衆院選後に任命された11名の
最高裁の裁判官です。
国が定めたものですが、国民にはどうも理解出来ない点
が多く、今まで罷免された裁判官は皆無と云う。
余程突出した判断をした裁判官でなければ罷免される事は
なく、これは国が言い訳的に設けたシステムかと云いたい。
どうも機能しないシステムなら辞めてしまえという
論も出て来ます。
よく知らない裁判官に無責任にバツをつける、あるいは
不適任と思われる裁判官にバツをつけない。
面倒だからパスしてしまうと容認となるらしい。
日本の戸籍法を揺るがす夫婦別姓、いじめ・性犯罪
性の多様化に伴う問題・一票格差是正問題・憲法9条問題
等多方面に亘り国家の判断が迫られています。
憲法の番人に適合して居るかどうか国民が判断する事
は大事な事ですが、裁判官がどんな判断を下したのか
判らない状況での国民審査は如何なものかとも思われる。