many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

笑撃!これが小人プロレスだ

2009-05-13 20:22:38 | 読んだ本
このブログって、自分が過去に読んだ本を、たまたまか意図的にかはその時々によるけれど、引っ張り出してきてることが多いんだが、これは最近読んだ最近出版された本。
高部雨市 2009年 現代書館

本屋で格闘技関係のところを(ほんとは将棋のところに行ってたら隣にあっただけ)見てたら、積んであったんで、衝動買いしてしまった。
帯に「森達也氏 絶賛」とあるんだが、森達也が書いたんぢゃないことが意外だったけど、おそらくテーマとしては同じ傾向だろうと思って買っちゃった。

なかみは、そういうことで、小人プロレスの話。
本人たちは、誇りをもってやっていて、みんなに見てもらいたいと思ってんだが、やっぱテレビ放送してくれないっつータイプの話も、もちろん入ってます。
「放送できない」とか言うテレビ局関係者がいるだろうけど、「放送禁止歌」と同じで、そこには、放送しちゃいけないって定めてる法律とか、放送しちゃいけないっていうテレビ局の決めとか、放送したら抗議して止めさせようとする圧力とかって、ないです。放送しないことにしときゃ誰からも文句言われないだろみたいな、マスコミ特有の(まあ見てる側の市民もそうなんだろうけど)閉じこもり方があるだけだと思われます。
プロレスだけぢゃなくて、白木みのるのインタビューなんかも含まれてますが、さすがに彼はわかっていて「テレビに、その小人プロレスのちっちゃい人が出ると、新聞なんかの投書でたたくっていうのがおかしいんだヨネ。良識とか言って、本当は見たくない、エゴなんだヨネ、差別なんだヨネ」と見抜いて言ってます。

ところで、この本、定価2600円+税と、ちょっと高めなんですが、もしかしたらDVDが付いてるからかもしれません。1980年の小人プロレスの映像、3本勝負で正味30分間くらいです。私は、実際に映像で見たの、初めてです。

コメント
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