竹野雅人 1991年 福武書店
まだあった、なぜかわからないけど、当時新刊を読んで、私にとっては、それっきりになってるものシリーズ(?)
同時代の小説だったんだけど、その後ぜんぜん読み返すことはなくて、ひさしぶりに引っ張り出してきたものは、これまでもいくつかあったけど、これもそのひとつだな。
収録作はふたつ。
「大きくまわって三回転半」は、大学3年生の松浦深雪という男が主人公。
テニスサークルに所属してて、でも最近まじめに取り組んでなくて、偽名を名乗っては、そのときかぎりの出会いを楽しんでたりする。
まあ、場面ごとにいろんな仮面を演じてたら、真の自分を見失ってしまったなんていうと、ちょっと古いテーマな感じはするけど、学生があんまりまじめに勉強しなくてもよかった、古き良き時代ですね。
「王様の耳」は、大学4年生が主人公。
心理学専攻だけど、児童文学を対象に卒論を書こうかと考えてるあたりが、タイトルにつながっている、王様の耳ったら、当然、ロバの耳だあね。
モラトリアム(なんか自分で持ち出してきてなんだけど、なつかしい響きな気がする語だ)にケリつけて、就職活動をするかたわら、中途半端な時期から家庭教師のバイトも始める。
で、その家庭教師ひきうけた先の少年が、ちょっと変わってて、自分の近い将来が分かっちゃうチカラを持ってるんだという。
まだあった、なぜかわからないけど、当時新刊を読んで、私にとっては、それっきりになってるものシリーズ(?)
同時代の小説だったんだけど、その後ぜんぜん読み返すことはなくて、ひさしぶりに引っ張り出してきたものは、これまでもいくつかあったけど、これもそのひとつだな。
収録作はふたつ。
「大きくまわって三回転半」は、大学3年生の松浦深雪という男が主人公。
テニスサークルに所属してて、でも最近まじめに取り組んでなくて、偽名を名乗っては、そのときかぎりの出会いを楽しんでたりする。
まあ、場面ごとにいろんな仮面を演じてたら、真の自分を見失ってしまったなんていうと、ちょっと古いテーマな感じはするけど、学生があんまりまじめに勉強しなくてもよかった、古き良き時代ですね。
「王様の耳」は、大学4年生が主人公。
心理学専攻だけど、児童文学を対象に卒論を書こうかと考えてるあたりが、タイトルにつながっている、王様の耳ったら、当然、ロバの耳だあね。
モラトリアム(なんか自分で持ち出してきてなんだけど、なつかしい響きな気がする語だ)にケリつけて、就職活動をするかたわら、中途半端な時期から家庭教師のバイトも始める。
で、その家庭教師ひきうけた先の少年が、ちょっと変わってて、自分の近い将来が分かっちゃうチカラを持ってるんだという。