日本ペンクラブ編/大河内昭爾選 2014年2月 ちくま文庫版
先月だったかな、書店の文庫売場に平積みされてて、副題の「アンチ・グルメ読本」って文字にひかれて、フラフラと買ってしまった文庫。
最近とみに、食いものに関して書かれた本って、けっこう多くて。
それこそ書店によっては、いろいろ集めて、それだけのコーナーつくったりしてるぐらいあるんだけど。
そのなかで、「アンチ・グルメ」ってうたうのが、なかなか魅惑的だから。
まあ、必ずしも、ストレートに、グルメとかなんだかんだいう奴はバカヤローだ、って論調ではないんだけどね。
うまいものヨイショすることが目的ぢゃありませんよ、うまいもの探しにこだわりませんよ、くらいの感じかなあという気がする。
一読して面白かったのは、ほかにもいくつか読んで感心したことのある吉田健一と、ろくすっぽ(っていうかほとんどだな)読んだことなかったんだけど開高健かな。
開高健のは、なにかシリーズものの第一作らしいので、できたら続きを読んでみたいと思う。
食については一言ある・うるさいと言われてたらしい小島政二郎の書いたものより、その夫人の書いた「正体見たり『味の小島』」のほうが、面白いったら面白い。
コンテンツは以下のとおり。
吉田健一 饗宴
三浦哲郎 鰯たちよ
子母澤寛 冷や飯に沢庵〈増上寺大僧正 道重信教氏の話〉
草野心平 干海老の雑煮
水上 勉 古い梅干
小島政二郎 食いしん坊
小島視英子 正体見たり「味の小島」
森 禮子 高知
永井龍雄 餅を焼くこと
池田弥三郎 さくらもち
安藤鶴夫 尻尾までアンの入った誠実さ―わかば―
渡辺喜恵子 わんこそば
吉村 昭 鮨・ごはん・ソース
神吉拓郎 肉それぞれの表情
色川武大 朝は朝食 夜も朝食
種村季弘 嘘ばっかり
増田れい子 鳥越おかず横丁
国分一太郎 つけものについて―音楽にも似た「時間芸術」
杉浦明平 土屋文明先生の弟子
近藤啓太郎 素朴な味
開高 健 どん底での食欲
向田邦子 お弁当
獅子文六 故郷横浜
あさめし・ひるめし・ばんめし
高樹のぶ子 瀬戸内晴美 佐藤愛子 夏樹静子 馬場あき子 竹西寛子 井上光晴 五木寛之 津村節子
先月だったかな、書店の文庫売場に平積みされてて、副題の「アンチ・グルメ読本」って文字にひかれて、フラフラと買ってしまった文庫。
最近とみに、食いものに関して書かれた本って、けっこう多くて。
それこそ書店によっては、いろいろ集めて、それだけのコーナーつくったりしてるぐらいあるんだけど。
そのなかで、「アンチ・グルメ」ってうたうのが、なかなか魅惑的だから。
まあ、必ずしも、ストレートに、グルメとかなんだかんだいう奴はバカヤローだ、って論調ではないんだけどね。
うまいものヨイショすることが目的ぢゃありませんよ、うまいもの探しにこだわりませんよ、くらいの感じかなあという気がする。
一読して面白かったのは、ほかにもいくつか読んで感心したことのある吉田健一と、ろくすっぽ(っていうかほとんどだな)読んだことなかったんだけど開高健かな。
開高健のは、なにかシリーズものの第一作らしいので、できたら続きを読んでみたいと思う。
食については一言ある・うるさいと言われてたらしい小島政二郎の書いたものより、その夫人の書いた「正体見たり『味の小島』」のほうが、面白いったら面白い。
コンテンツは以下のとおり。
吉田健一 饗宴
三浦哲郎 鰯たちよ
子母澤寛 冷や飯に沢庵〈増上寺大僧正 道重信教氏の話〉
草野心平 干海老の雑煮
水上 勉 古い梅干
小島政二郎 食いしん坊
小島視英子 正体見たり「味の小島」
森 禮子 高知
永井龍雄 餅を焼くこと
池田弥三郎 さくらもち
安藤鶴夫 尻尾までアンの入った誠実さ―わかば―
渡辺喜恵子 わんこそば
吉村 昭 鮨・ごはん・ソース
神吉拓郎 肉それぞれの表情
色川武大 朝は朝食 夜も朝食
種村季弘 嘘ばっかり
増田れい子 鳥越おかず横丁
国分一太郎 つけものについて―音楽にも似た「時間芸術」
杉浦明平 土屋文明先生の弟子
近藤啓太郎 素朴な味
開高 健 どん底での食欲
向田邦子 お弁当
獅子文六 故郷横浜
あさめし・ひるめし・ばんめし
高樹のぶ子 瀬戸内晴美 佐藤愛子 夏樹静子 馬場あき子 竹西寛子 井上光晴 五木寛之 津村節子
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