市川春子 2009年 講談社アフタヌーンKC
『宝石の国』といっしょに買った、短編集。
連載中のもののアタマの数巻だけ読んで、どうしたらいいかわかんなくなっちゃったときに、短編集を読んだら評価がしやすいんぢゃないかと思って。
一読してみて、私はこっちのほうが好きですね。
それにしても、人間ぢゃないものへの偏愛ぶりのようなものは、宝石にいく前から既にバリバリあったんだと、妙に納得。
「星の恋人」2007年
人のみかけはしているが、植物からつくられた男の子さつき。
その切り落とした指から挿し木して作られたという女の子つつじ。
ふたりを作った植物発生学専門のさつきの叔父さんというキャラがなんとなくいい。
「ヴァイオライト」2008年
飛行機落ちたのに生き残った二人の男の子が山を下りていこうとする話。
ビリビリで電気を発するほうのキャラがなにを象徴してるのか、私にはよくわかんない。
「日下兄妹」2009年
野球部のエースだった日下雪輝は、肩の軟骨がこわれて、手術を受けようとかせずに退部する。
家は古道具屋で、そこにあったタンスのネジあてが逃げ出して、なんだかわかんないけど小さな生き物になる、これがやがてヒナって名前で呼ばれて妹扱いされる。
野球部に戻るようにって部員たちがとっかえひっかえ押しかけてくるんだけど、その様子がおかしい。
私はこれがいちばん好きだな、ラストがびっくりで。
「虫と歌」2006年
3人兄妹のいちばん上の兄の仕事は、スケール200倍の昆虫の模型づくりらしい。
でも、ホントの仕事は、人型の昆虫づくり。
「ひみつ」
単行本描き下ろしってことの2ページ超短編。
『宝石の国』といっしょに買った、短編集。
連載中のもののアタマの数巻だけ読んで、どうしたらいいかわかんなくなっちゃったときに、短編集を読んだら評価がしやすいんぢゃないかと思って。
一読してみて、私はこっちのほうが好きですね。
それにしても、人間ぢゃないものへの偏愛ぶりのようなものは、宝石にいく前から既にバリバリあったんだと、妙に納得。
「星の恋人」2007年
人のみかけはしているが、植物からつくられた男の子さつき。
その切り落とした指から挿し木して作られたという女の子つつじ。
ふたりを作った植物発生学専門のさつきの叔父さんというキャラがなんとなくいい。
「ヴァイオライト」2008年
飛行機落ちたのに生き残った二人の男の子が山を下りていこうとする話。
ビリビリで電気を発するほうのキャラがなにを象徴してるのか、私にはよくわかんない。
「日下兄妹」2009年
野球部のエースだった日下雪輝は、肩の軟骨がこわれて、手術を受けようとかせずに退部する。
家は古道具屋で、そこにあったタンスのネジあてが逃げ出して、なんだかわかんないけど小さな生き物になる、これがやがてヒナって名前で呼ばれて妹扱いされる。
野球部に戻るようにって部員たちがとっかえひっかえ押しかけてくるんだけど、その様子がおかしい。
私はこれがいちばん好きだな、ラストがびっくりで。
「虫と歌」2006年
3人兄妹のいちばん上の兄の仕事は、スケール200倍の昆虫の模型づくりらしい。
でも、ホントの仕事は、人型の昆虫づくり。
「ひみつ」
単行本描き下ろしってことの2ページ超短編。