kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

看板を背負う

2018-05-22 | 陸上競技
思うことを。

前任校からのことですがこだわりというか「ポリシー」の部分。

私は基本的に練習の時からチームジャージ以外は着ないようにさせています。高校のチームジャージ自体は安くありません。着る機会は高校時代しかないのでその期間に着潰すという感覚でしょうか。好みのジャージを複数買うという選手もいるのかもしれませんが、やはり無駄な費用だと思います。チームジャージには「学校名」が入っています。常にこの部分を大切にしたい。

試合の時は尚更です。チームジャージ以外を着るというのは絶対にありえません。これまで何度も国体選手がいました。その者には必ず指導をします。試合や合宿などで国体ジャージで移動することは認めない。なぜなら高校の試合や合宿は「国体選手」ではなく学校の選手だからです。やはり国体に選ばれたというのは一つのステイタスです。周りから見れば「国体選手だ」と評価を受ける。それが誇らしい部分もあるでしょう。しかし、それは何を意味するのか?自己満足です。チームの一員としての行動ではない。安いものではありませんがやはりこののこだわりは絶対に譲れない部分です。

同時に試合の時にはチームTシャツで行動させます。そのために3色のTシャツを作っています。負担が大きくならないように1枚1000円程度で収まるようにこちらも工夫しています。激安です。やはりこういう部分は外せない。学校名の入ったTシャツを着て動く。ここにチームとしてのプライドというか「看板を背負っている」という感覚を持たせたい。大きな大会に行った時には記念Tシャツを購入したりします。試合の時にはこの手のTシャツは着ません。そのTシャツを持っているというのは試合会場で示す必要はないと思うからです。

もっといえばチームTシャツ以外であれば「商標」の関係であちこちにテープを貼られる可能性があります。分かりきっている話ですからやはり最初から自分達のチームTシャツを着ている方が効率良く動けます。集団で同じTシャツを着ているので練習会場でもどこにいるか分かります。

学校のプライドを持つ。リレーを重視するのもその部分です。学校の代表としてリレーに出る。普段は個人的なレースになります。しかし、チームとして出る時には個人云々ではなく「学校名」を背負って行動することになります。一つ一つが大切になる。そこは指導の中で外せない部分だと思います。

ジャージやTシャツ。このことに関して少しありました。周りから見れば学校名が明確に示されています。良い評価も悪い評価もしやすい。誰かわからないというのではなく「特定される」のです。ここは意識して行動しなければいけない。何かあれば色々と批判されます。そういう目で見られるのです。学校の看板を背負うという意味。ここを自覚してもらいたい。

色々と思うことがあります。とりあえず記しておきます。
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刺激

2018-05-22 | 陸上競技
月曜日。この日は7時間授業。なかなかです。

前日、私は一人学校へ。正確にいうと娘を連れて体育館へ行きました。娘はバスケをやっていて今度の県総体で引退。もう高校3年生です。先日息子の練習試合を見に行ったこともあり、一度も見に行ったことのない娘の練習試合を一目見ておこうかなと。このタイミングでうちの学校と練習試合をやるという事だったので観戦させてもらうことに。テスト明けということもありなかなか微妙なゲームでした(笑)うちの学校の選手の活躍も見ることができました。貴重な機会。

バスケはインターハイにたどり着くのがほぼ不可能に近い。強豪校の力が抜けています。そこに勝つというのは現実的ではありません。しかし、1回でも多く、1分1秒でも長くコートに立ってもらいたいなと思います。終わった時にやり終えたと言い切れる試合をして欲しい。限られた時間ですができることをすべてやってもらいたいなと思います。

このことはうちの選手にも言えることです。週末に県総体を迎えます。もちろん目標はインターハイ。女子に関してはインターハイの決勝や準決勝を目指している。だからといって県総体は単純に通過点だとは考えていません。高校生のやることです。何が起こるかわかりません。目の前のことに一生懸命向き合わなければ進めない。同時にこの県総体が正念場になる選手もいます。勝ち上がるのは簡単ではない。それでも中国に進むためにやってきました。中途半端にやってきたつもりは全くありません。全力でやってきたから分かることもある。力を出してもらいたいなと思います。

で、月曜日。翌日にポイント練習をする予定にしていました。この日は7時間授業。授業終了後にあれこれやろうと思うと時間が足りません。色々な事情もあって朝から1時間程度やることにしました。実際、県総体や中国大会では朝一で身体を動かします。1年間かけて朝練をやるのは「生活のリズム」を作るためです。早い時間帯に動くためにはこの部分は外せません。練習負荷をかけるために朝練をやるのではなくここの部分を重視してやっている。総体をイメージしての練習としました。

練習自体は試合のアップで。10バトンくらいまでやりました。この日は選手に任せながら。私はちょっと離れた場所で全体を見ていました。動きはかなり良いなと。翌日のポイント練習のためには筋肉に刺激を与えるというのがこの日のメインです。あれこれ言う話ではない。これだけ動けば問題はないと思いますね。強い負荷をかけるつもりはありませんでした。短時間で刺激を入れて終わり。放課後は治療やバランス調整に使うように指示をしました。やるかどうかは本人達次第です。

午後は女子数人が練習。付き合いました。試合で力を出せない者もいます。本人が一番しんどいと思います。自ら午後も少し走りたいと言ってきたので。ここは大切にしたい。1年生も一緒に練習させました。ここに関してはこちらから指示を出して参加させました。先週、スタート練習をしたのですがあまりにも酷くてここを改善したいなと考えていました。県選手権でほとんど練習できていないのに自己ベスト更新。かなり疑っていました(笑)。本人の目標は「14秒0」でしたからそれくらいが妥当かなと思っていました。が、実際に走ってみると13秒56(笑)。公認で自己ベスト更新でした。この時期な1年生に細かい指導はしていません。基礎的な事優先です。この日は時間があったので個別に。

スタートの動きが悪すぎる。要因は様々。もう数えきれないくらいあります。金曜日にスタートをした時は見ながら苦笑い。スタンディングやワンハンドでもきちんと進まないのでこの辺りから修正しなければいけません。壁の引き出しとタイヤ押し、ワンハンドからの5歩を繰り返しました。この段階で1つだけ修正すれば良いという感じではありませんでした。膝締め、引き出しの方向、重心移動、頭の位置、リズムetc. 何か一つだけ修正するというのは難しいと思います。この日は重心移動を最優先することにしました。膝引き出しをしても進まない。意図的にマークを遠くに置いて無理矢理重心移動を作り出す。ここに壁とタイヤを組み合わせるという感じでしょうか。

一朝一夕にできることではありません。それは当然。NやMでさえ時間をかけてここまできました。実質1年半くらいはかけていると思います。なかなか周りには分かってもらえないと思います。何気なくやって速くなってきたわけではない。時間と労力をかけて動きを作ってきました。本人達と感覚をすり合わせ行きながらの作業です。簡単にはいかない。入学当初は「何とかできるのか?!」と本当に悩みました(笑)。親しい指導者の方々には真剣に相談しました(笑)。今ではまずまずの所まできたかなと。スタートに関しては単純に「速い者は速い」という感じもありますがやはり丁寧に動きを作っていけるかどうかで大きく変わってきます。

1時間くらいやったでしょうか。まだまだ全然ですが少し重心移動はできるようになりました。今度は2歩目が出てこない。まーやるしかないですね。きちんとできれば12秒台が見えると思います。まだまだやらなければいけないことが多い。そのために何をするか。しっかりと進めていきたいですね。

丁寧に練習を見る。これは大切だと思います。まー原点に帰るという意味でも大切な時間だったかなと思います。

まとまりなし(笑)
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組織として

2018-05-21 | 陸上競技
想うことを。

組織として。一人で何かをやるのであればそれぞれのペースで自分の思う事をやればいい。さほど難しい話ではない。これが二人になると関わりが変わってくる。互いに話をしながらやらなければいけなくなる。どちらかが我慢をする部分が少なからず出てくる。人数が増えればその分、思い通りにならないことが増えてくる。当然の話だと思う。

今、こうやって部活等の指導に関わる。自分自身が選手として競技をやっているのであれば「どうやって強くなるか」だけをひたすら考えれば良かった。練習をしたくないと思うことはなかった。全て自分自身のことだから。やってもやらなくても全て自分に返ってくる。

指導に携わるようになって初期の頃は「気持ちがわからない」ということがたくさんあった。競技をするのであれば練習を最大努力で取り組むのは当然。何故きちんと練習ができないのか分からない部分がたくさんあった。まージョギングクラブからスタートしたので「自分を高める」という話をしても「そこまで求めていない」というのがあったと思う。部活動に求められるものが多種多様なんだなと改めて思った。歳を重ねたのでそれなりに把握できるようにはなっているが、まだまだ「え?」と思うようなことは数え切れないくらいある。

組織として。今は授業で「組織の意思決定」について触れることがある。「トップダウン」「ボトムアップ」のいずれか。閉鎖的な世界の中ではほとんどが「トップダウン」の形で意思決定がなされる。「昔ながら」という表現が相応しいかどうか分からないが組織のトップに指導者がいてそこからの指示は絶対。理不尽であったとしてもそれに従う。従わなければ試合に出れない。それが組織だという位置付けになっていたのかもしれない。

「ボトムアップ」というのは現場の声を聞きながらそれを積み上げて行動指針を決めるという話になる。実際に何かをするのは現場。その現場で感じたことが一番大切だからその意見を最優先する。これも重要な考え方だとは思います。指導者からの一方的な意見ではなく実際にやっている部分から出てきたものを大切にする。

どちらも一長一短あるのは間違い無いと思います。トップダウンの形であればやはりこのご時世ですから「パワハラ」と言われる可能性が高い。好まれるのは「ボトムアップ」かもしれない。が、本当に組織としてそれで良いだろうか。ある一定基準の中でやっていくという前提が存在しなければ「ボトムアップ」というのは危険だと思っています。何故なら「自分たちのやりやすいように変える」ことができるから。

語弊なきよう補足しておきますが、「自分のやりやすい」というのは様々な捉え方があります。現場として効率を考える部分は必要だと思います。しかし、「ボトムアップ」として「思い通りにしたい」という意味合いで意見を積み上げていくのは違うと思います。分かりにくいかもしれませんが。

例え話として「電車痴漢の冤罪」があるかもしれません。男性が電車に乗っていたら「この人痴漢です」と女性に言われる。全くそんな事をしたわけではないのに周りが「そうだ」と言ってしまえばもう弁明の余地はない。正しいかどうか。そこが取り上げられるのではなく「現場でこんなことがあった」という意見が大々的に取り上げられる。こうなると何を言っても対応ができなくなる。

そこには「事実」がどうであるかはもう関係ない。みんなで出した意見が「この人痴漢です」なのだから。そうなると「やっていない」は通用しない。本当にやっているのかもしれないし、やっていないのかもしれない。しかし、「やっていない証明」をするというのはほぼ不可能に近い。現場の総意として「これは嫌だ」と言えばどちらかが正しいという判断は難しくなる。指導者を排除しようと思えばいくらでもできる可能性がある。

運動部で試合も近い。その状況において「テスト期間は一切練習したくない」という意見が出てくる可能性もある。本気でインターハイを狙って勝負したいと思う選手であれば2週間まったく身体を動かさないことがどれだけ致命的なのかは分かる。とりあえず参加するというレベルになると「練習があったら勉強できない」という考え方も出てくる。実際は随分違う部分が大きかったりするのだが。同じ現場からの意見だとしても「価値観の相違」によって大きく意味が違ってくる。

アメフトでの危険なプレーが取り上げられている。監督の指示だったのかどうかという話。コメントとして「選手と指導者の捉え方の乖離」というのが挙げられていた。今回の件に関しては「捉え方の乖離」といえるのか?!大いなる疑問はある。一方的な「トップダウン」でしかなければやはり拒否はできない部分があったかもしれない。そこで指示に従わなければ今後試合に出られないというパニックみたいな状態があったのかもしれない。許される行為ではないという事実に変わりはないのだが。絶対的な権力を持つとそのことが「当たり前」のようになっていく。大きな危険が潜んでいる。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。本人が嫌いだったらその行為や発言、全てが気に入らないという話。部活動においてある程度の「トップダウン」は必要だと思う。同時に「ボトムアップ」も必要だと思う。組織として何かをやっていくためにはどちらか一方に偏ってしまったら上手くいかなくなる。20年前なら完全な「トップダウン」のみでやっていけたと思う。しかし、いまは時代が違う。更にはそれを感じ取る子供達が違う。子供達を取り巻く保護者が違う。この現実だけは受け止めないといけない。

譲れないものは持ち続けたい。が、もう「指導する」という事がこの世には不要として言われる時代になってしまうのかもしれない。色々な人と色々な話をする。今の現状に染まってしまうのだけは避けたい。自分の感覚さえも鈍ってしまう。「義務」と「権利」。今の時代は「権利」を主張した者が有利に進む話になる。教育現場はサンドバッグ。打たれっぱなしで何も返せない。打たれることに疲れたら病気になって仕事を休むしかない。それくらいの時代だと思っている。

組織。何を大切にしていくのか。しんどい事が多いなと思う。まとまらない。ストレスが多いなと思いますね。
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ポイント練習

2018-05-20 | 陸上競技
土曜日の続き。審判を途中で抜けさせてもらって自分のところの練習。やはりここは外せません。県総体の1週間前。例年この日の練習が県総体を左右すると思っています。ここで走れればかなりの確率で県総体で走れる。経験則ですがほぼない間違いないと思います。以前はこの日にトライアルのようにして記録を計っていましたが最近はやりません。感覚的に走れているというのを感じてもらえばそれでいいと思っています。

練習はいつもの流れで。試合のアップから始めてという感じでした。今回は学校とは別の場所で練習。tb高校と一緒にやることに。もちろん、総体前ですから全くの別メニュー。普段は一緒にやることがあっても県総体では最大のライバルになります。ピリピリした関係は保ちたいなと思います。アップ段階では練習場所がまだ空いていなかったので使える場所で。前日に話をしていた部分もあります。ここでどれだけ「やるべきことをやる」というのができるか。手を抜かず丁寧にアップをする。当たり前ですが。その時の身体の状態を確認するためにも必須だと思いますね。

アップに関してはこちらから細かく指示を出さず。本人達に任せました。遠くでやっていたというのもあるので。スパイクを履いたところからバックストレートで行うことに。風が全く安定しませんでしたがどちらかというと追い風気味だったので。チューブもも上げ、スピードスキップ、シザース。チューブ走。限られた場所と時間での練習です。テキパキとできるといいなと思います。

10バトンとカーブ直線バトン。距離感の確認をしながら。ここまでにかなり身体を動かしています。スピードは十分出る感じがありました。カーブ直線でバトンを渡してスピードを落とすのに結構な距離が必要でした。感触としては良い。距離感や出のタイミングに関してもある程度の水準かなと。その流れの中でバトン合わせ。女子は多少の誤差がありますがバトンはしっかりと渡ります。スピードを緩めるというのもなく。理想をいえばもっと加速してからバトンが渡ると良いなとは思いますが。まだまだ改善の余地あり。男子に関しては半々というところでしょうか。確率的な問題があります。バトン練習で半々というのはかなり厳しいと思っています。何とかしなければいけないですね。

そこからショートスプリントとロングスプリント、跳躍に分けて練習。ショートはスタート練習。ロングはカーブから直線のスタート。ロングスプリントは150mできちんとスピードを上げていく&中間に繋げていく練習。本人の感覚を確認しながらです。2本やってから中間マークをやりたいという申し出があったので実施。カーブ直線で抜けて来てからの中間マーク。少し時間をおいて中間マークからもう少し距離を置いての中間マークをやっていました。これだけで150mくらいはあったと思います。自分の中で流れを作りたかったのだと思います。こちらからは250m地点までのイメージづくりをしてみては?という提案を。200mを過ぎた辺りから鈍るイメージがあるようなので。50m地点から250mまで。実質200mを走る感じですね。何とか対応したいなという感じです。

ショートは前日と同じように40mと60m。人数的な事もあり男子はSo単独で。本当は競争させたいのですがなかなか。女子は計画通り競争できました。前日の流れを引き継ぎながら。3年生女子はかなり順調かなと感じました。40mではSがNに先行。県選手権の頃から考えるとかなり回復してきました。これをレースで出せるか。Sは自信を持って欲しいですね。Nは「自分の動きができていない」と珍しく口にしていました。こういう場面でどう自分の動きを作るか。走りの感じとしては悪くないので私的にはさほど気にしていないのですが。故障から回復段階にあるSoはかなり良い動きになっていました。こちらも何とかしてベストの走りをさせてあげたい。この動きがレースでできればという感じですね。

うちの練習と並行してヨンパの練習。tb高校の選手とtkg学園の選手一人ずつ。県総体を想定しての展開としました。300mHを。単純にタイムを狙っての走りではなく実際のレース展開を想定しての走りを求めました。タッチダウンを計りながら動きの確認まで。課題となる部分を浮き彫りになります。練習後にそこの部分をそれぞれと話しながらどうやって対応するかを指示しました。tb高校の選手はもう一本(笑)課題となる14歩から15歩への切り替えをもう一度やっておかなければいけないので。ここのタッチダウンが大きく落ちるとやはり勝負にはなりません。どこで勝負するかにもよるのですが。2本目はほぼ完璧。このレースができれば本当に面白いなと思います。そのまま気持ちを維持させながら120m。全力で走らせました。この120m、本当に速かった。力を出せたら面白いと思います。私自身も勉強になります。色々と(笑)

うちのショートスプリントは120-90-60、120-60を。最大スピードでの負荷としました。段差で出ようとだけ指示をしていましたが女子は2グループに分けて走っていました。かなりのスピードが出るようになっているなと。維持も含めて。状態としてはかなり良い。1セット目が終わった時点でかなり疲労していました。スピードが出る分、身体にかかる負担も大きいのだと思います。出し切れなかった部分がきちんと出せるようになってきた。スピードレベルが低いとそこまでの負荷にはなりません。最大スピード負荷で走れるとやはりきついと思います。普段からかなりスピードを上げていますがこの日はすごく上がっていました。狙い通りではあります。120-60をやると伝えたら愕然としていました(笑)それでも押し切る。中心選手は強いなという印象を受けました。

これだけスピードを上げればやはり負荷は大きい。県総体までにきちんとケアをする。もちろんメンタル的な部分もしっかりとやらなければいけません。何度も書いていますが「やるべき事をやる」のです。それ以上でもそれ以下でもない。ここは私がどうこうではないと思います。ケアも含めた部分への対応。本当に勝負しようと思えばそこまで含めて考える。求めすぎではないと思います。

練習終了後、私は学校へ。同窓会総会の片付けを手伝うことに。こちらが終わったのは21時半くらいでしょうか。朝から夜まで働き詰。仕方ないですね。ヘロヘロになってすぐに寝てしまいました。若くないなと痛感。これからまた怒涛の時間が過ぎていきます。乗り切ります。
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手伝い

2018-05-20 | 陸上競技
土曜日。この日は朝からバタバタの予定。かなりハードでした。

中学校の東部県体のお手伝いをすることになっていました。少しずつは貢献。中学生の走りを見る良い機会になります。基本的に実際に走りを見て魅力がある選手に勧誘で声をかけさせてもらっています。過去には様々なしがらみがあり「声をかけた方がいいだろうな」というのもありました。うちのように人が集まりにくいチームではこうやってきちんと見ることが必要だと思っています。レースの結果のみで判断するというのは違うと思います。責任を持って選手と向き合うというのが必須。

審判をするのは実際に目で見ることができるからです。決勝のレースだけを見るというのではなく予選からレースは見たいなと思います。今は力がないかもしれないけどもこれから先の伸びを考えたら面白いなという選手は沢山います。原石になる選手を発掘するというのも面白いことです。

そんな感覚で審判に行くというと批判を受けるかもしれません。もちろん、それだけがメインではありません。中学校の先生方の指導があったから今の選手がいます。やはり感謝の気持ちを持って向き合わなければいけないと思っています。実際に現状の報告をさせてもらっています。上手くいっていてもそうでなくてもきちんと伝えていかなければいけません。選手が来てくれればそれでいいという話にはならない。入口の部分から出口の部分まで考えて対応しなければいけないと考えています。就職希望者が進学希望になったりと色々と変化はあります。その辺りも含めて。

その手の話をしていたらうちの選手と関わりのある指導者が「出口の部分の差が明らか」という話をしてくれていました。比較対象がどこなのかという部分もありますが就職などに関してはかなり良いと思っています。進路部がかなり力を入れてくれているので。高校から就職を考える生徒は少なくなってきている気はしますが、ここは大きなメリットだと思います。進学に関してもかなりプラスの部分があります。検定などを利用して指定校推薦で進学する。英語に力を入れている部分があるのでその手の大学への進学も見えてきます。実際にこの春卒業した生徒は関西外語大へ進学しました。国公立へも複数。こういう部分もきちんと見てくれる指導者や保護者の存在は大きいと思いますね。感謝したいなと。これが勧誘活動に繋がるといいのですが(笑)

「久しぶりですね」「練習やってるんですか?」という話をされることもありました(笑)。同じ市内であっても練習で顔を合わせなければまだなかなかわかりません。興味関心があるのかどうかは分かりませんがそれなりに走れるようになる事には理由があると思っています。競技場などで練習をすると「あー、こういう練習をやるんだ」というのが分かります。しかし、最近は引きこもっていますから他の指導者に会う機会は少なくなっています。そこから「久しぶり」という話になるのかなと。良いのか悪いのか。謎のベールに包まれた練習をしているということにしておきます。別に隠すつもりもないですし、blogに書いているので関心がある方は何となく分かっているのではないかと。基本オープン。

仕事がないときには出場選手の動きを見ながら。中学生の走りです。もっとこうした方がいいなーとか課題はこうだよなーと見ていました。観戦に来ていたmtb先生と一緒に。動きの解説もしながらですね。どこで誰が聞いているか分からないので当たり障りのない話にしかならないのですが。冬に合宿で一緒に練習をした選手の走りも見ました。速い(笑)。保護者の方は様々な大会を見に来られています。支部大会にもいらったのでは?熱心なだなーと。私も保護者としてもう少し自分の子供たちの試合などを見ないといけないなと反省。

極力働くようにしました。私がそうであるようにそれぞれの学校の顧問は自分のチームが気になると思います。そうであれば部外者である私が働く方がいい。自分のチームの指導ができるでしょうから。やはり立場をわきまえて動かないといけないなと(笑)。まー午後から用事があったので14時までしかお手伝いできないというのがあったので前半に詰めてやらせてもらうことにしていました。

選手にとっては大切な大会。トラックレースにとってはホームストレートは強烈な向風。3mを超える風が吹いていました。記録的にはかなり厳しいと思いますがこういう経験も必要だと思います。勝負にこだわったレースをする中で学ぶこともあると思います。見ていて新鮮なこともたくさんありました。自分たちが大会運営をする時にも気をつけないといけないなという部分も多数。様々な所で関わることで見えてくることもある。改めてそう思いました。

まじめに働きました(笑)この日はまだまだやることがあったので14時くらいに早々と次に移らせてもらいました。

で、また書きます。そのうち。

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スタート中心に

2018-05-19 | 陸上競技
木曜、この日は練習は休みとしました。総体までの時間を考えるとメリハリをつけていきたいなと思ったので。2日間ある程度練習をしたので抜くのも必要かなと。テスト勉強で睡眠時間もみじかくなっているでしょうからこちらも配慮したいなと。私は選手に簿記を教える。こういう部分まで含めて対応しなければいけないと思っています。責任を持って向き合う。

金曜日。考査最終日。2時間考査の後、掃除、校納式と壮行式。支部大会の1位の賞状を納めるというのもどうかなと思う部分はありましたが、今回は意図的に納めました。Mが100m、Nが200mでそれぞれ勝ちました。Mの努力を示す場面が欲しいなと思ったので。さらにはリレーで大会記録。ほとんどの生徒にはこの価値が分からないと思いますが。部活動の在り方が問われる昨今、過去を越えていくという部分は伝えていきたい。まー分からないと思いますが。細々とやっています。

壮行式。うーん。ノーコメントで。その後奨学金の話などがあったのて練習開始は14時からとしました。タータンでスタートの確認をしたいなと思っていたのでそこをメインに練習の組み立てをしました。雨予報だったので出来るだけ早くやってしまいたいなと思いながら。全てがこちらの条件にあった状態で練習はできません。与えられた環境の中で何をやるか。ここだと思います。

アップは試合と同じものに。が、見ているとかなり雑。テスト疲れなどもありあると思いますがこれでは。コンディショニングをやるのですが身体の状態を確認しながらやらなければいけないと考えています。回数を10回ずつとしていますが見ていると4回くらいやって終えています。動きを確認するというよりも「とりあえずやる」という感じでした。集めて話をしました。この程度の練習意識なら練習を辞めて帰った方が良い。集中が低い練習であれば怪我をしてしまう危険性がある。それならやらない方がマシですから。

少し話が逸れますがネットニュースで硬式野球部において監督が「ボールが頭に当たったら死ぬぞ」と指導したことにより学校に行かなくなったという記事が載っていました。それにより監督は謹慎になったとか。うーん。集中が切れている相手に対して指導するのは当然のことだと思います。本当に危ないから。この部分さえ批判されるのであれば我々は何も言えないと思います。

先日、県選手権の時にコンコースでメディシングボールを投げている選手がいました。他校の選手です。いや、常識的にありえない。柱に向かって投げています。手元が狂ってしまったら後ろを歩いている人に当たる危険性があります。私は数分しか見ていなかったですが、話を聞くとその前から投げていたとのこと。注意しました。当たり前のことだと思います。しかし、今の風潮であれば「人に当たっていらわけではなきのにいきなり言われた」と批判されるのかもしれません。何をもむて「正しい」と判断するのかという話です。

話を戻して。この手の指導をするとまた難しくなる。自分の事に集中してしまいがち。雰囲気を明るくして盛り上げて対応できれば良いのですがどちらかというとこもってしまう感じになる。気持ちの切り替えができるようになるかどうかは大きいのですが。まだまだです。相手は高校生。こちらも我慢しながら対応しています。ガチガチに許さないという雰囲気を作るのは嫌だなと思います。もちろん何でもかんでも許すというのも違うと思います。バランスを考えながら。

アップをしてバトン合わせを。タータンでのバトン。またまだ完成度が低いなという感じでした。もちろん「渡らない」とか「止まりかける」というレベルのパスにはなりません。しかし、精度が低い。対応策を考えているからなんとかなっているという感じでしょうか。今の走力でいえば早出をしてしまうとなかなか厳しくなります。届かなくなる。待つというのはすごく大切。3走、風の調整がかなり難しい。3走には最も信頼をおける選手に任せています。状況判断をしなければいけないですから。

県選手権の時の話を聞きました。レース前に一歩走った時にはそれほど強くなかったが選手紹介が始まった時にかなり強くなった。マークよりも気持ち待って出たという話でした。それでも少し流れそうだったので抑えて走ったと。とっさの判断が必要になります。ここは常にやっておかなければいけない。ミスを最小限にするためにどうするか。ここだと思います。この日の練習も吹いたり止んだりの状態。試合を想定してこの手の練習をやっておくのは必要だと思いますね。

その後はスタート練習。タータンの上で感覚作りです。かなり時間をかけました。構えから足運びを確認。気がつくと構えが変わっていたり。試合で使うスタブロを購入しました。これで動きの再確認を。この辺りは一人ずつと感覚を確認しながらやるようにしています。女子は競争させるためにローテーションで行うことにしました。県選手権の反省を踏まえて。「自分のことをやる」という部分。相手を気にしてしまったら自分の走りができません。ここを徹底しておきたい。結果を出すことばかり考えて「やるべきことをやる」という部分から外れてしまう。まずは自分の走りをする。

最初に集中しにくい状態を作って40mと60m。一本ずつ確認しました。やりたい動きを本人達に落とし込んでいく。かなり時間を要しました。本数は多くなくてもやはり時間はかかる。これで良いと思っています。これを行ってから更に40↑30→。これをスタブロから。ここは個別に行いました。選手によってはピストルから出るという者も。加速段階から中間につないでいってどのように走るか。この部分は徹底しておきたい。スタンディングからは走れてもスタブロから走れないというのではレースになりません。身体の起こし具合まで含めたしっかりとやっていきたいなと思います。かなり良くなってきたかなと感じています。面白い。

最後にカーブ直線で長めの距離を2本。これも各自で。加速段階から中間へ。きちんと走りを作る。本数的には少なめにしています。量を追う時期ではない。精度を上げる時期だと考えています。ここもさじ加減。見ながらの判断です。細かくメニューを作るというのはこの時期は良いかなと思っています。ざっくり作っておいてそこから微調整。多くならないように。走りの課題を克服しながらやっていく時期にしたいなと思います。

終わってから雷が鳴り始め大雨。軒下で少しだけ話をしました。試合に向けての取り組みの話です。気持ちをどのようにもっていくか。どのように準備するか。ここは徹底したいと思います。たまたま勉強会をしている時に図書室で本を見つけたのでコピーして選手に配りました。どのように試合を迎えるかです。自分の事に集中してレースをすることができるかどうか。他者に構わず自分のレースに集中する。そのための心構え。リレーに関しても同様。やるべきことをやる。その話をずっとしています。普段から話をしている内容と重なる部分があったので読むように指示。

この辺り、言われたことをやるかどうかで大きく変わってきます。自分にプラスになると思えばやる。そこまで必要としていないのであればやらない。ここを無理矢理やっても意味がないと感じています。結果に繋げるのであれば物事に対する取り組みの姿勢が大きく影響します。読んだ方が自分のプラスになる、まとめてみればプラスになる。これをどう感じてやるか。勝負するのは選手です。こちらはキッカケを与え続ける。

動き的にかなり良くなっています。戦闘モードになりつつあるかなと。もちろんまだまだやることがあります。しっかりと進めていきたいと思います。
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人との向き合い方

2018-05-17 | 陸上競技
思う事を。

水曜日、代休だったのでラーメンを食べに行った。時間がある時には自分の時間を使いたいなと考えている。まーラーメン食べるだけなのに何を大げさなという話ではあるが。

今回はちょっと離れた場所へ。ssk先生とやりとりをする中であるお店が移転するという話を聞いていた。聞いてすぐに行ったらまだオープンしていなかった(笑)。多分春休みくらいだったと思う。今回は時間があるのでちょっと足を伸ばしてもう一度訪問することに。

到着したのは11時20分くらいだっただろうか。練習が終わってその足で向かった。到着するとお店の人が出迎えてくれた。何かな?と思って話を聞くと「まだスープが出ていない」とのこと。豚骨ベースのラーメンなので店主が思っているスープになっていなかったのだと思う。「ちょっと待ってもらうことになるが良いでしょうか?」と言われる。全然問題ない。食べるために行っているのだから。

10分もしないうちにラーメンが出来上がる。その時に店主が「今回はご迷惑をおかけしたので味をみてください。お代は頂きません。」と言われた。いやいや、申し訳ない。ラーメンを食べるのに10分待つくらいなら全然大丈夫。人が多い時などは店の前で並ぶことだってある。支払う旨を伝えたが「味見をしてもらいたい」とのこと。「良かったらまた足を運んで食べてもらいたい」と言われた。ご厚意に甘えることに。流石に申し訳ないのでネギ増しにして餃子を頼んでその分の代金を支払わせてもらった。

これによりこのお店の商売に対する態度が分かる。開店時間が11時。その時間までにスープの準備ができていなかった。それに対してお客さんに対して申し訳ないという気持ちが強く現れていた。中途半端な商品は提供できないというプライドもあるのだと思う。だからこそ待たせたことに対して「お代は必要ない」という言葉になるのだと思う。商いをする上でのプライド。きちんとしたものを提供できないことに対する憤り。お金の問題ではない。その気持ちがお客さんの心を動かすと思う。

先日からあるメーカーの対応に対して「なんだ?」と思うことが頻発していた。今回の事を考えると「仕事に対するプライド」というかこだわりという部分が全く違うなと感じた。「どうせ買うんでしょう?」みたいな態度があって本当に購入するかを2週間以上悩んだ。結局、購入することになったのだが他の商品があるなら真違いなくそちらにする。それくらい嫌だなと思った。

そのメーカーの話を他の人にすると「提案されたのでユニフォームを変更したが同時に変更した他チームと全く同じものであった」と言われていた。いや、ありえないだろうと思う。ユニフォームなどはそのチームを示すもの。うちのジャージは広島と福岡で1チームずつある。他県の試合に行った時に初めて気付く。伝統校ではないのでそういう部分は仕方ないかなと思っている。県内チームと同じでなければ。

ユニフォームやジャージが県内で全く同じになるとやはり面白くはない。選手も指導者も気持ち新たに変更したはず。それなのに試合に行ってみると他校と全く同じ。注文する前に確認は取れると思う。それなのに。

ラーメンと陸上。全く関係はない。しかし、物事に向き合う姿勢というのは同じではないか。仕事としてプライドを持っていたらやはり「ありえないミス」は起きない。顧問の先生方がどう思っているのか。「ありえない」とは言われていたがユニフォームを刷新するまでには至らないと思う。それでも「信頼関係」という部分ではこれから先取引をしなくなる可能性は十分に考えられる。

こういう話を聞くにつれてやはり人との向き合い方は考えなければいけないと思う。売れればいい。勝てばいいという話ではない。きちんと対応しなければやはり問題が生じることになる。一時的なことであってもそれがその後にどのような影響を及ぼすか。

考えさせられる。
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指導すること

2018-05-17 | 陸上競技
思うことを。今巷ではN大学のアメフトの話で持ちきり。車での通勤の間もかなり大きく取り扱っている。実際はどの部分が事実なのかは分からない。もう少し詳細が出てみないと分からない部分はある。プレーとは全く関係ない場面で無防備の相手に後ろからタックルするという行為自体は決して許される事ではない。「大きな怪我にならなかったから」で済まされる話でない。

監督の指示だったかどうか。この部分も大きく取り上げられている。「勝つためには手段を選ばない」というのであればこれはスポーツではない。コンタクトスポーツをやったことがないが大なり小なり「反則すれすれの行為」はあると思う。審判の見えないところで服を引っ張ったりというのはサッカーやバスケでは日常的にあると思う。位置取りが重視されるスポーツならそれは尚更なのかもしれない。しかし、「怪我をさせて退場させる」ことを狙いとしてやるのであれば明らかに間違っていると思う。

これもマスコミ報道の中での情報なのでどこまでが事実かわからない。今回、危険なプレーをした選手はここ最近試合に出ていないという状態だったという。集団スポーツにはありがちな「干される」という感じなのだろうか。きちんとやるべき事が出来ていないので試合には出さずに客観的に考えさせるという時期なのかもしれない。それはそれで必要だとは思う。もちろん、きちんと説明をしなければいけないとは思うが。「出場できないのにはきちんと理由がある」というのは明確に示さなければわからない。

「最初のプレーで退場させろ」という指示が本当であったとしたらどうだろうか。「それごできなければ今後も出場機会は与えない」と言われて追い詰められていたとしたら。だからといってその行為が許されるものではない。しかし、それ以外に選択肢がないという状態であればやらざるをえなかったのではないかと感じる。今後も試合に出られなくなるくらいなら監督の指示に従って退場になる方が良いという気持ちになっていたとしたらどうだろうか。もちろん、選手が思い込みでやったのかもしれない。どちらにしてもラフプレーは許されるべきではない。

こんな危険な部分があるならアメフトはやらせたくないと思う保護者も多くいるだろう。陸上競技でも様々な危険は存在する。走っていて肉離れする事だってある。長距離で接触して転倒することも。幅跳の着地で足をスパイクで削ることもある。何かをすればそれなりにリスクは生じると思う。が、今回のことはそのリスクとは全く別の問題だと思う。起きてはいけない部分だから。

指導をする。この部分、本当に気をつけないといけないと思う。今のご時世、「怒られない」事が当たり前のようになり何をしても許されるという風潮がある。注意をしたらそちらの方が悪者になる感じが強い。本当はそれではいけないが、何かアクションを起こせばそれに対するクレームがつく。それを避けるためには「何もしない」というのが一番だから。

しかし、今回の場合は「監督」という立場を利用して「逆らえない」状態を作り出していたのではないか。「時間を守らなければ試合には出さない」という部分は当然だと考えている。普段きちんと練習していなかったりルールを守れないのであれば「学校の名前」を背負って何かをするのは許されないと考える。これの延長線上に「監督の出した指示を聞かなければ試合に出さない」というのがあるのだろうか。全くの別物だと思う。集団スポーツでは「監督がメンバーを決める」ことになる。日本代表サッカーなどでも沸き起こる論争だが「監督の好みの問題」で出場選手が決まることはある。これは致し方ないことではないかと個人的には考える。

例えば「攻撃的なチーム作りをする」というのであればオフェンスが重視される。「スピード重視」になればやはり足が速くて動ける選手が中心になってくる。これに対してプレーは上手いが機動力が低い選手はメンバーから外れることはあると思う。そこに対して「なんで試合に出れないんだ」といったとしても認められにくいかなと。それぞれのチーム作りがある。

負傷退場させる。それができなかったら試合には出れない。ここは根本的に違う。監督は自分が出した指示の正当性を理解するべきだと思う。もちろんこれが事実なのかはこれから先に明らかになると思う。忖度して選手が勝手にやったという事もありえる。が、そこに至るまでにどのような精神状態だったのかはしっかりと考える必要がある。このことにより被害者となった選手もしばらくは試合に出れない。また、加害者となった選手も今後アメフトを続けていく事ができなくなる可能性が高い。本来であればできる可能性があるのに意志とは別の形でできなくなるというのは違うと思う。

少し話が逸れる。かなり前の大会で4継で接触があった。師匠のチームの3走とうちのチームの4走が接触。師匠のチームの方が少し先行していた。3走が内側を走る。うちのアンカーが外側を走る。腕振りが横振りだったため相手チームの3走に接触して減速してしまったらしい。それによりうちのバトンはきちんと渡ったが相手チームのバトンは流れてしまった。結果、うちが優勝した。意図的ではないが気持ち的にはすっきりしないレースとなった。

周りからは笑い話で「普段から相手に当たるように腕振り指導をしてるんじゃないか?!」と言われた。この時の大会は上につながる大会ではなかったが、県総体や中国大会だったらどうだろうか?一方が6位、もう一方が7位になったとすればやり切れない。6位のチームが接触して失格になり7位のチームが上に上がることになってもやはりわだかまりが残るだろう。ここに関しては難しい部分が多々ある。指導者同士、選手同士が割り切れないだろうから。笑って済ませる話には絶対にならない。

今回の事件、指導する側としては真剣に考えなければいけないと思う。人によっては「お前たちは技術指導だけしておけばいいんだ」と言うだろう。しかし、そこを身につけるためにはあれこれ段階がある。物事に取り組む姿勢を整えなければやなり競技力も上がらない。そこは外せないかなと。従わないから使わないというのではなくきちんと意味を理解させなければいけない。偉そうなことを書いているが私自身「批判の的」になることは多くある。耐え難い想いも何度もしている。それでも「一生懸命にやる」という選手に対してはこちらも向き合わなければいけない。温度差が激しい環境の中でそれをどう対応するかは考えさせられる部分ではある。

一生懸命にやるから指導者は何を求めても良いという話ではない。ここは常に頭に入れておきたい。「やりたくない」という者に対してはそれなりでいいんじゃないかと思うようになった。こちらが無理に方向付けするのは違う。表面的な話ではなくきちんとした対応が必要になる。

指導をする。選手と指導者の関係として様々なことを考えていかなければいけない。何かあれば「パワハラだ」と言われる時代。本人が問題だと思わなくても周りが「なんだ?」と感じてトラブルになる事も数え切れないくらいある。明らかに理不尽なことを要求するというのはやはり違うと思う。しかし、必要なことは求めなければいけない。その線引きはどこなのか。

まとまらない。今回の事件はやはり許さない行為だと思う。チーム存続に関わる大きな事件だと思う。考えさせられる。
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バトンと統合する

2018-05-17 | 陸上競技
水曜日。この日は先週の土曜日の代休となっていました。そのため朝から練習をすることに。わざわざ学校に集まって練習するのか?と言われるかもしれませんがやはりやっておかなければいけないことがあります。野球部が試合形式で練習をしたいということだったので練習開始時間を8時としました。普段の学校生活と同じ時間帯なので全く問題なし。勘違いで練習に遅れてきた者もがいました。一人だけ勘違いだったとのこと。うーん。戦うチームになっている部分となっていない部分の差が大きいですね。県総体への意気込みが行動に現れてくるのかなと。集団として同じ行動をするというのが難しい時代になっているのかもしれないですね。温度差はあります。

練習はバランス系の練習をしてからDM投げを。本当は体幹トレーニングをしたかったのですが時間的なこともあります。最低限の刺激を入れておくためにはDM投げが短時間で良いかなと。負荷的には物足りないかもしれないですが。足りない部分は家で補ってもらうしかないと考えていますし伝えています。基礎的なことをきちんとやれるかどうかは「意識」に比例すると思っています。

ハードルドリルを行ってからスピードスキップ。スイッチングランをやってからチューブ走へ。練習パターンは変えていませんがスプリント練習に入るまでの部分を若干変更しています。刺激として入れておきたいモノをこちらが選択して取り入れます。チューブ走をしている時にこの日はNの動きが良いなと感じていました。1本目は少し上に抜けましたがそれでもよく進む。練習中にNが進むというのはなかなかないので(笑)。

そこから前半マークをやらずに10バトンと25並走。この時点で女子の1-2のバトンが渡りません。少し前に出すように話をしましたがそれでも届かない。Nがきちんと走れればなかなか追いつくことはできません。追風参考とはいえ12秒00のスピードです。1走は1年生。判断は難しい。ここはきちんとお姉さんが自分の状況を判断して指示を出してあげなければいけないと思います。練習はだから許されるのか?という部分です。ここはきちんと考えなければいけないと思います。走れているからこそそこを考えないといけない。一旦離れてしまったら追いつくのは不可能になる。細心の注意を払わなければいけないのです。

そこからはバトン合わせ。先日スタブロを購入したのでそれを使うことに。スタブロ購入に関してはかなり思うことがありました。まー書きませんが。スタブロから出てバトン合わせを行う形式で。手狭なので50m地点をリレーの出の位置として実施。40m地点にすると渡す方が加速段階後半なのでスピードが上がる途中となりきちんとできない部分があります。本人たちの感覚を元に変更しました。

女子の1-2は1本目渡りませんでした。多分渡っていたと思いますが「不安」があるのだと思います。慣れないリレー。2走はエースです。少し遠かったら渡らないと感じてしまうのだと思います。とはいえ必ず渡さないといけない。練習の中で渡らない状態であれば試合では渡りません。100回やって100回渡る。ここは絶対条件です。渡らないという状態で終わるわけにはいきません。きちんと対応できるかどうか。慣れてきた時が一番怖い。絶対に油断できません。必ず渡す。徹底しておきたいですね。

男子は100本やって5本渡るか?!という感じでした。うーん。これは厳しい。かなりやっているつもりですが。走力的にはかなり劣るのでここだけでもきちんと対応しなければいけません。不安要素が大きい。

最後はハンドコートに移動してBT走→B走→T走。距離は50mくらいでしょうか。そこまで行ってグランドを使わせてもらって120m。実質は140くらいあるんじゃないかと思っていますがうちの学校ではこれは120mです。段差スタートで3mくらいにしました。前の練習の流れで行ったので3グループで。詰めて練習をしているので疲労感はかなりあると思いますが走らせました。動き的にはかなり。この部分がしっかりとできると面白いですね。歩いてハンドコートまで戻ってもう1セット。それぞれの練習の意味をきちんと考えて行うように話しました。120mまでの3つの種目に意味があります。ここが分かるかどうか。

前段階の3つの走りは加速段階や中間をイメージしたものです。ここで作ってきた動きをスプリントに繋げる。これまではここのスプリントは60m程度でした。しかし、実際のレースをイメージして120mにしました。スピード維持する区間を長めに取りたい。スピードを上げて終わりではなくそれをどうやって維持するかが今後のレースを左右すると思うので。ここの部分に時間を取るとやはり疲労度も変わってきます。大切な部分はしっかりとやりたいと思いますね。

終わってから何人かと話をしました。きちんと県総体と向き合いたいと思います。勝ち上がるのは簡単ではない。それでもやる。仕方ないやで終わらせたくないと思っています。強い気持ちを持って取り組んでいくことで初めて見えてくるものがある。中国大会が確実という種目は一つもありません。だからこそ気を引き締めてやっていきたい。改めてそう思います。細かいところがまだ出来ていないと感じる部分が多々あるので。

しっかりと走れました。計画通り進んでいます。
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スピード練習と持続練習

2018-05-16 | 陸上競技
火曜日。この日は1時間考査の者と3時間考査の者とが混在。いやー、なかなかです。

私は若干気になることがあったので少しだけ病院に行きました。かなりビビっていましたが今の所命に別状はないという感じでした。先日、ogw先生と「後厄」「前厄」の話をしていました。私は昨年「本厄」で今年が「後厄」です。去年はあまりのストレスにより尿管結石になりました。それ以外は毎年「厄年」だと思っているのでそれほど気にしてはいないのですが。ogw先生は早生まれなので今年が「前厄」です。話題の中心はそんな内容になる(笑)。歳をとりました。

上述のように時間差があったので練習は食事を取ってからにしました。翌日がPTA総会の代休になるので少し強めに練習しておきたいなと考えていました。県総体まで10日程度になります。きちんと練習が積めるのは残りわずかです。時間はそれほど長くないですがしっかりと負荷をかけておきたいなと。

バランス系の動きをしっかりとやってからハードルドリル。試合の時にもやる動きなのでこの辺りは道具を使いながら意識づけ。この日はスピード練習をしたいなと思うところもあってあれこれ組み込みました。最近出来ていないスイッチング&スイッチングラン。前で動くというイメージの中で走らせていますがタイミングが遅れてしまうとどうしても足が前まで来ません。もう一度きちんとやっておきたいなと考えていました。

この辺りは指導者によって考え方が違うと思います。「落とす」ことに意識を置く場合もあれば「前に」という意識で指導する場合もある。私は後者です。常に「脚を前に送る」という感覚でやります。重心がきちんと進めば脚は自然に落ちる。重心の移動なく落とす部分だけを意識するのであれば前には進みません。以前かなり痛い目にあったことがあるのでそこに関してはこだわっています。

マーク走などを重視するのもこの辺りへのこだわりです。マークを置いて早く落とすのではなく、マークを早く越えていく。次のマークへ連続して脚を送っていくという感覚。ピッチを早くするという感じではなく早く送りながら膝を引き出していくという部分でしょうか。意図的に「早い」という漢字を使うようにしています。タイミング的な問題なので。

話がマニアックな内容になりつつありますね。この手の話を喜んでくれるのは数少ないので(笑)。sri先生はニヤニヤしながら読んでいるかもしれません(笑)。この手の話はまたいつの日か。

チューブ走とマーク走をやってから40↑30→へ。この日は意図的に30m維持としました。慣れて来たのもあると思います。トータルで70mですから最後の10mは切り替えのタイミングが遅れ始めます。そこをしっかりと意識づけする。やりたい部分を徹底したい。かなり流れができてきたかなと感じています。手応えを感じています。

スピード刺激を入れるためにそこからトーイング。休まずに連続でやっていますからしんどいかなと思いますが。最大スピードを出してからバトンへ。時間の関係で10バトンか25並走のどちらかにしようと提案。Mが即答で「10バトン!」。この反応はひょっとしたら「10バトンの方が距離がみぎかいからでは?!」という気になりました(笑)。聞いてみると「違う(笑)」と言っていましたが。どうもいきなり25並走をやると感覚的に作りにくいようです。距離感なども含めて。本人たちにしか分からない感覚があるのだと思います。信じて10バトンを1本ずつとしました。

そこからバトン合わせ。女子に関しては他の者も一緒に走らせました。実践的な練習になるようにです。気持ち早出をさせて「つられて出る」というのを誘発するためです。実際のレースでも起きうることだと思います。単独で上手くいったとしてもこういう場面で焦りからミスを生む可能性があります。そういう部分にまで対応しておきたいなと。それぞれの調子を把握しながら距離の調整もしていかなければいけません。まだまだやらなければいけないことがあるなという感じですね。男子は最低限の部分。安定して渡る所と不安定な所があります。ここはやるしかない。

最後にはスプリント練習を。グランドが広く使えるであろうという予測のもと、120mを4本2セットを予定していました。いつもであれば全力で行かせるのですが今回はあえて少し抑え気味に走るように指示を出しました。きちんと本数を消化する部分と余裕を持って走ることをさせたいなと。一人でやらなければいけなくなるのでしんどい部分はあったと思いますがしっかりと走っていました。声を出しながら。他の選手も応援をしてくれていました。男子がしっかりと雰囲気づくりをしてくれると本当に助かります。意図的に出してくれている部分があると思いますね。最後までしっかりと走っていました。

ショートスプリントは120-120-90-60を。これは男女別に。いつも段差スタートにしますがこの日は普段よりも差を小さくしました。「速い順に出たい」と言っていましたが却下。これは後ろから追われるのを嫌がっての発言だと思ったので。実際のレースでは中途半端なことは出来ません。力の差を恐れて走るわけにはいかない。逃げさせません。この走りを見ていて女子は3年生3人がかなり良くなったなと感じました。Sは後ろからMに追われましたが抜かれません。スタートと同じくらいの距離を維持していました。Mに聞くと「Sは普通に速い」との返答。普通ってなんだよ(笑)突っ込みを入れましたがよく分かりませんでした。まー普通に走るようになってきたかなという感じですね。間に合うと思います。劇的にスピードが改善されました。冬はかなりやっているのできちんと力が出せれば強いと思います。

県総体まで限られた時間です。できる限りのことをやりたい。時間は短め。負荷はそれなりにかけています。やりたいことは確実に出来ているなと感じています。勉強と練習の両立をしながら取り組んでいかなければいけません。どちらか一方だけやればいいという話ではない。ここは譲れない部分ですね。

長くなりました。まとまりなく読みにくい内容ですが。お許しを。
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