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Windows8

2012-12-02 23:32:46 | 12期生のブログリレー

 12期生の山岡です。

 

 10月末にwindows8が発表されて1か月あまりですが、みなさんは使用されていますか?

 私は、診断士の実務補習の際に新規調達したPCにインストールしてみました。先日のブログでサポート対応が悪い、と書いたやつです。

 今日は、windows8の使用感を中心に紹介したいと思います。


 インストール後使い始めて二週間くらい経ちますが、起動が非常に早くなったため便利に感じています。

 これまで、windows7でも決して遅いとは感じていませんでした。しかし、windows7は電源を入れて使用可能になるまでには90秒くらいかかっていた記憶がありますが、windows8にして20秒後にはブラウジングができているので、非常に快適です。知ってしまうと戻れない、という感じがします。忙しい朝のスキマ時間にPCを起動して、ニュースや天気予報などをチェックするのをためらうことがなくなりました。

 私のPCはタッチパネル非対応ですので、タッチ操作は行えませんが、それでも悪くないと感じます。

 IMEは標準の「Microsoft IME」ですが、タッチ操作を意識しているためでしょう、予測変換機能がなかなか便利です。

 ただ、デスクトップからスタートメニューがなくなったのは戸惑います。こればかりは慣れなのかもしれませんが、どこかで復活してほしいなあ。

 あと、周辺機器のドライバがwindows8未対応のケースがあるのも要注意です。私の場合は、自宅のスキャナ一体型プリンタがwindows8未対応のため、スキャナ機能がうまく働かなくなってしまいました。家には他にメインマシンがあるのでそちらで対応しています。1月末には対応ドライバがリリースされる予定ですので、それまで我慢です。

 

 来年の1月31日まではwinndows8 pro アップグレードが期間限定ダウンロード販売で3300円です。windowsXP以降がインストールされているPCであればアップグレード対象になります。

 windowsには大きく二つのエディション、「home」エディションと「professional」エディションがあります(細かいことを言えばもっといろいろありますが)。これまでのwindowsであれば、たとえばwindowsXP home→windows7 home premiumというように「home」から「home」、「professional」から「professional」といったように、同レベルのエディションにしかアップグレードすることはできませんでした。しかし、今回はその考え方が大きく変わったようで、「home」エディション→「professional」エディションへのアップグレードが可能になっています。

 windowsは95から付き合っていますが、プロフェッショナルエディションがこの値段というのは過去になかったと思います。個人的には大きな驚きです。

 Microsoftも、iPhone/iPadの大成功によるAppleの快進撃、Android陣営の台頭などを目に、これまでのような横綱相撲は取れなくなってきたのでしょう。OSの世界のマーケットリーダーの立場から一転し、チャレンジャーとして、これまでの経営戦略を大きく変えて来た印象です。コマーシャルをよく見る機会も増えました。宣伝への資金投下の量も半端ではないようです。MSの本気を感じます。

 スマホやタブレットがすっかり特別なものではなくなりました。ノートPCを含めたこうしたモバイルデバイスは、その競争環境を含め、今後どうなっていくのでしょうか。個人的に興味を持って見ていきたいと思います。

 

 windows8へのアップグレードご興味のある方は、ぜひ来年の1月31日までにお試しあれ。

http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows/buy

山岡

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日本でデルが育たなかったのは…

2012-12-02 09:46:10 | 12期生のブログリレー

12期生の大川鉄太郎です。

前々回に自作PCの話を書いたところ、何人かの方からご質問を受けました。今回は調子に乗ってその続編です。

といってもマニアックな話ではなく、あくまで診断士目線のつもりです。

自作の場合、一番楽しいことは部品の選定です。私の選定基準は、ハイエンド部品と売れていない部品はまず避けた上で、

自分の優先順位に従って決めていきます。ですから私のPCは、ゲームや作画などに特化したマニアックなものと違い、

標準的、平均的なものだと思います。その結果できあがった今のメイン機の主要な部品リストを整理してみました。

それぞれの製造会社、その本社所在国(どこの国の会社か)、製造国(どこの工場で製造したか)は次のようになりました。

 

部品名称

製造会社

本社所在国

製造国

ケース

ANTEC

台湾

中国

マザーボード

ASUS

台湾

中国

CPU

インテル

アメリカ

マレーシア

メモリ

UMAX

台湾

中国

グラフィックボード

HIS

香港

中国

サウンドボード

Creative

シンガポール

マレーシア

ハードディスク

WD

アメリカ

タイ

光学ドライブ

LITEON

台湾

中国

キーボード

FILCO

台湾

台湾

ディスプレイ

Samsung

韓国

中国

マウス

MicroSoft

米国

中国

プリンタ

Canon

日本

マレーシア

 

ざっと見ると、まず製造会社が全部違っています。これを組み立ててすんなり動くのですから、まさにモジュラー型製品の

真骨頂ですね。次に製造会社の本社所在国ですが、アメリカに3社、日本1社、他は台湾中心のアジア諸国です。

では製造国はどうかというと、これは思い切り偏っていて、やはり中国が中心で、加えてマレーシア3工場、

台湾とタイに各1工場、という構成です。製造においては米国、ヨーロッパに加えて日本と韓国も皆無です。

これは今の製造業のトレンドが少し極端に出ているともいえると思います。

 大きな流れとしてやはりインテグラル型製品がモジュラー化していく流れは多く指摘されています。インテグラル型製品の

代表ともいえる自動車とて、EVになると流れが変わるとも言われています。実際にバイクは無名のアジアメーカー製の

電動バイクが10万円を切る価格で、都内で販売されています。これを実際に見てみましたが驚いたのは、ランニングコストの

低さがガソリンの50CCバイクを圧倒していることです。私自身はバイクには乗っていませんが、50CCバイクのユーザは

加速感とか乗り心地といったアナログ的尺度よりも使いまわしの良さやランニングコストを重視しているのではないでしょうか。

そうだとすると電動バイクの信頼性が実用レベルだと思われたらどんどん売れだすのではないか、と思います。

 こうしてみると中小企業に限らず日本で製造業がどう頑張るべきなのか、その方向性なりモデルが必要なのかと思います。

大きな話になってしまいますが、1つのヒントになるかなと思うのがデル社です。パソコン製造で利益を出している会社は世界中で

もひどく限られていますが、その中の一つです。部品はアジアから最適調達していますが、組立はアメリカ国内で相当量を

行っています。1984年に大学生のデル氏が、在庫を持たない注文生産(BTO)と直販を特徴として創業して一気にアメリカンドリームを

登り詰めました。

 では日本ではなぜそのような企業がなかなか出てこないのか、となるとまた話が大きくなってしまいますが、考えてみると

類似のビジネスモデルで頑張った日本企業も80年代~90年代いくつかありました。例えば山口県の田舎で操業して一時は

かなり頑張っていたF社や、製品企画だけに徹して組み立てまで海外に委託するスタイルに徹した会社などなど「デル」になる

チャンスがあった会社はいくつか存在しました。ではなぜ彼らは日本において「デル」になれなかったのでしょうか? 

診断士としてなぜなのかを考えています。

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