12期生の山岡です。
プロコン塾の講義の休憩時間や昼休みに外に出ると、いつも行列している店があります。プロコン塾メンバなーならみなさんご存じですよね。
以前から気になっていた天丼屋さん「金子半之助」に家族を連れて行ってまいりました。
行ったのは12月16日(日)のお昼です。お店の前に到着した時には、すでに行列ができていました。30人ぐらい並んでいたでしょうか。
私の娘はまだ小学校一年生なので、大人の多い飲食店では嫌がられるケースもあるのですが、ベビーカーの赤ちゃん連れの方もいて一安心しました。
行列の最後尾に並び、待つこと約一時間。一階の窓から見える、職人さんが黙々と天ぷらを揚げる様子を眺めたりしながら待っているうちに、ようやく我々の順番になりました。子供たちはそれぞれのDSのゲームがずいぶんはかどったようです。
オーダーは行列中に店員の爽やかなお兄さんが取っておいてくれたので、席について楽しみに待とう、と思い、店内に入ろうとしたところ、ちょっとしたハプニングが起こりました。
お店の入り口は床がスノコ状になっているのですが、娘がスノコの間にDSのタッチペンを落としてしまったのです。あわててスノコの隙間から確認しましたが、転がって行ってしまったのか、視認することもできません。他のお客さんもスノコの上に並んでいるので、スノコをひっくり返すわけにもいきません。そもそも見た目はけっこう重量感のありそうなスノコなので、ひっくり返すことも一苦労です。せいぜい200円前後の品物ということもあり、しょんぼりしている娘を「また買ってあげるから」と説得して、入店しました。
案内された席は二階でした。4人掛けのテーブル席が4つあるうちの一つでした。和風の落ち着いた内装で、席は結構ゆったりとしてました。席に着いたか着かないかの瞬間に、オーダーを取ってくれた爽やかなお兄さんが、なんと、娘のDSタッチペンを持ってきてくれました。おそらく行列しているお客さんに一時的にスノコの上から降りてもらって、スノコをひっくり返して取ってくれたのでしょう。娘は大喜びでした。親切なお兄さんに感謝しきりです。ありがとうございました。
さて、席について程なく湯呑が人数分運ばれてきました。湯呑の中には炒った黒豆が入っており、そこにほうじ茶を注ぐとよい香りが立ち込めました。

私は普段は家でもコーヒー党で、お茶はあまり飲まないのですが、このお茶はとても美味しい。妻とお茶話で一つ盛り上がりました。
待つことしばし、いよいよお待ちかねの天丼が運ばれてきました。まず驚いたのはそのボリューム感です。ぜひ画像をクリックして拡大して見てみてください。

これは大盛りの写真なのですが、並盛もパッと見の見た目はほとんど変わりません。見た目が同じように豪華なので、妻と何が違うんだろう、と相談したくらいです。後で気づきましたが、並盛は丼の底が上げ底になっており、ご飯の量が違っていました。並盛の丼の上げ底のところには、お湯か何かが入っており、冷めにくい仕組みになっていたようです。
さっそくみんなで食べ始めました。江戸前の大きなアナゴ、イカ、海老、海苔、半熟卵など、さまざまな具がてんこ盛りになっていました。半熟卵の天ぷらを食べたのは初めてでしたが、これもまたおいしかったです。私は一口でいただいてしまいましたが、息子は半熟卵を割って、中身の黄身をご飯にかけていただいておりました。これもまた美味しそうでした。
ごま油の香ばしい香りのついた歯ごたえのよい天ぷら、一粒一粒がちゃんと立った形で炊き上がったご飯、懐かしくも上品な甘みのする天ぷらのタレ。気が付いたらあっという間に平らげていました。最近は大人顔負けの量を食べるようになった息子が並盛を少し残してしまいましたので、かなりの量だったと思うのですが。もちろん息子が残した分までいただきました。並盛は780円、大盛りは880円ですが、1500円といわれても納得できる味とボリュームでした。
娘は食べるのが遅いので、一時間ほど席を占有してしまいました。外にはまだお客さんが行列していましたが、急かされることもなく、ゆっくりと食事とほうじ茶を楽しむことができました。おかげで充実した休日を過ごすことができました。
このお店の「食べログ」の評価は3.5点以上です。恥ずかしながら実務補習の際に飲食店の調査をしていて初めて知ったのですが、この点数は相当高いものです。遠くのお客様でもわざわざ食べにくるレベルです。実際に食べて納得しました。
また行きたいと思います。理由はもちろん天丼が美味しかったことも大きいですが、それ以上に、店員のお兄さんに期待以上の対応をしていただいたことと、黒豆のほうじ茶が美味しかったこともあります。多くのお客様が来店する中忙しいはずなのに、スノコをひっくり返して落し物をすぐに届けてくれるお兄さんの行動。お客様を大切にしよう、という意識が店員のお兄さんにも浸透していたからこそこのような行動につながったのでしょう。また、無料で提供するお茶にコストをかけ、炒り黒豆を入れるお店の姿勢。おもてなしの心が伝わってくる気がきました。
天丼はお弁当として、テイクアウトも行っており、時間を指定してお弁当を用意しておいてもらうことも可能なようです。衛生上の理由から卵の天ぷらはお弁当に入っていないようですが、皆様もプロコン塾などの昼食にいかがでしょうか。
山岡達也
プロコン塾の講義の休憩時間や昼休みに外に出ると、いつも行列している店があります。プロコン塾メンバなーならみなさんご存じですよね。
以前から気になっていた天丼屋さん「金子半之助」に家族を連れて行ってまいりました。
行ったのは12月16日(日)のお昼です。お店の前に到着した時には、すでに行列ができていました。30人ぐらい並んでいたでしょうか。
私の娘はまだ小学校一年生なので、大人の多い飲食店では嫌がられるケースもあるのですが、ベビーカーの赤ちゃん連れの方もいて一安心しました。
行列の最後尾に並び、待つこと約一時間。一階の窓から見える、職人さんが黙々と天ぷらを揚げる様子を眺めたりしながら待っているうちに、ようやく我々の順番になりました。子供たちはそれぞれのDSのゲームがずいぶんはかどったようです。
オーダーは行列中に店員の爽やかなお兄さんが取っておいてくれたので、席について楽しみに待とう、と思い、店内に入ろうとしたところ、ちょっとしたハプニングが起こりました。
お店の入り口は床がスノコ状になっているのですが、娘がスノコの間にDSのタッチペンを落としてしまったのです。あわててスノコの隙間から確認しましたが、転がって行ってしまったのか、視認することもできません。他のお客さんもスノコの上に並んでいるので、スノコをひっくり返すわけにもいきません。そもそも見た目はけっこう重量感のありそうなスノコなので、ひっくり返すことも一苦労です。せいぜい200円前後の品物ということもあり、しょんぼりしている娘を「また買ってあげるから」と説得して、入店しました。
案内された席は二階でした。4人掛けのテーブル席が4つあるうちの一つでした。和風の落ち着いた内装で、席は結構ゆったりとしてました。席に着いたか着かないかの瞬間に、オーダーを取ってくれた爽やかなお兄さんが、なんと、娘のDSタッチペンを持ってきてくれました。おそらく行列しているお客さんに一時的にスノコの上から降りてもらって、スノコをひっくり返して取ってくれたのでしょう。娘は大喜びでした。親切なお兄さんに感謝しきりです。ありがとうございました。
さて、席について程なく湯呑が人数分運ばれてきました。湯呑の中には炒った黒豆が入っており、そこにほうじ茶を注ぐとよい香りが立ち込めました。

私は普段は家でもコーヒー党で、お茶はあまり飲まないのですが、このお茶はとても美味しい。妻とお茶話で一つ盛り上がりました。
待つことしばし、いよいよお待ちかねの天丼が運ばれてきました。まず驚いたのはそのボリューム感です。ぜひ画像をクリックして拡大して見てみてください。

これは大盛りの写真なのですが、並盛もパッと見の見た目はほとんど変わりません。見た目が同じように豪華なので、妻と何が違うんだろう、と相談したくらいです。後で気づきましたが、並盛は丼の底が上げ底になっており、ご飯の量が違っていました。並盛の丼の上げ底のところには、お湯か何かが入っており、冷めにくい仕組みになっていたようです。
さっそくみんなで食べ始めました。江戸前の大きなアナゴ、イカ、海老、海苔、半熟卵など、さまざまな具がてんこ盛りになっていました。半熟卵の天ぷらを食べたのは初めてでしたが、これもまたおいしかったです。私は一口でいただいてしまいましたが、息子は半熟卵を割って、中身の黄身をご飯にかけていただいておりました。これもまた美味しそうでした。
ごま油の香ばしい香りのついた歯ごたえのよい天ぷら、一粒一粒がちゃんと立った形で炊き上がったご飯、懐かしくも上品な甘みのする天ぷらのタレ。気が付いたらあっという間に平らげていました。最近は大人顔負けの量を食べるようになった息子が並盛を少し残してしまいましたので、かなりの量だったと思うのですが。もちろん息子が残した分までいただきました。並盛は780円、大盛りは880円ですが、1500円といわれても納得できる味とボリュームでした。
娘は食べるのが遅いので、一時間ほど席を占有してしまいました。外にはまだお客さんが行列していましたが、急かされることもなく、ゆっくりと食事とほうじ茶を楽しむことができました。おかげで充実した休日を過ごすことができました。
このお店の「食べログ」の評価は3.5点以上です。恥ずかしながら実務補習の際に飲食店の調査をしていて初めて知ったのですが、この点数は相当高いものです。遠くのお客様でもわざわざ食べにくるレベルです。実際に食べて納得しました。
また行きたいと思います。理由はもちろん天丼が美味しかったことも大きいですが、それ以上に、店員のお兄さんに期待以上の対応をしていただいたことと、黒豆のほうじ茶が美味しかったこともあります。多くのお客様が来店する中忙しいはずなのに、スノコをひっくり返して落し物をすぐに届けてくれるお兄さんの行動。お客様を大切にしよう、という意識が店員のお兄さんにも浸透していたからこそこのような行動につながったのでしょう。また、無料で提供するお茶にコストをかけ、炒り黒豆を入れるお店の姿勢。おもてなしの心が伝わってくる気がきました。
天丼はお弁当として、テイクアウトも行っており、時間を指定してお弁当を用意しておいてもらうことも可能なようです。衛生上の理由から卵の天ぷらはお弁当に入っていないようですが、皆様もプロコン塾などの昼食にいかがでしょうか。
山岡達也