皆さんはコンビニに行って感動した経験はございますか?
お疲れ様です。村田茂雄です。
私は最近、コンビニで感動したことがあります。
私が感動したコンビニは、西武新宿駅前にあるセブンイレブンである。
なぜかと言うと、これまでの常識を覆す店舗レイアウトになっている店だからだ。
小売店の店舗レイアウト(商品陳列)の基本は、客動線を長くするための設計がされている。なぜ客動線を長くするかは皆さんもご存じの通り、店内の滞在時間を長くし、非計画購買を誘発し客単価アップに繋げるためである。一般的にお客様の非計画購買の割合は8割と言われており、いかに目的以外の商品を買わせるかが重要である。
当然に、店舗面積の小さいコンビニでも非計画購買を誘発させるように店舗レイアウト(商品陳列)が行われている。コンビニで需要の高い商品は飲料水。そのため、ほとんどすべてのコンビニは飲料水が一番奥の棚に配置されている。このようにすることで、お客様が一番奥まで店舗内を歩くことになり、自然と客動線が長くなるようにしているのである。
これがコンビニのレイアウトの定石。
しかし、
私が感動したセブンイレブンはそのようになっていない。
どうなっているかって、なんと 『店舗に入ったすぐの棚に飲料水が配置されている』 のだ。
なぜこのようになっているかについて、考えられる仮説は2つ。
1つは、この店では飲料水の需要より、一番奥に設置されている弁当類のニーズが高く、弁当類がお客様を店舗奥へ引き込む商品となっており、飲料水の配置は店内回遊性と深い関係性はないから。
もう1つは、コンビニで需要のある飲料水を一番手前にもってくることでお客様の利便性を中心に考えた店舗作りをしているから。
前者について、私が観察した限りでは、このコンビニに来店されたお客様で飲料水を購入された方は、すぐにレジに向かっており客動線がすごく短い。(当然そうでないお客様もいた)
飲料水を奥へもっていけば、お客様の動線を長くできることは間違いないが、このコンビニはそうはしていない。1つ目の仮説は考えづらい。
となると、後者の方が有力な仮説となりそうだ。
飲料水をすぐ手にとって買えるというお客様の利便性を第一優先に考えた店作りを意識しているのだろうか?
で、実際にそのセブンイレブンの店長さんに聞いてみた。
「お客様の利便性を最優先に考えた店舗を意識し、飲料水を入ってすぐの棚に配置しました」とのこと。
今までの店舗は、『店側の都合』によるレイアウト。
西武新宿駅前のセブンイレブンは、『お客様志向』のレイアウト。
本当の意味でお客様が利用しやすい店作りとなっているコンビニは初めてだ。
また近くにいったら利用したいと思う。
お疲れ様です。村田茂雄です。
私は最近、コンビニで感動したことがあります。
私が感動したコンビニは、西武新宿駅前にあるセブンイレブンである。
なぜかと言うと、これまでの常識を覆す店舗レイアウトになっている店だからだ。
小売店の店舗レイアウト(商品陳列)の基本は、客動線を長くするための設計がされている。なぜ客動線を長くするかは皆さんもご存じの通り、店内の滞在時間を長くし、非計画購買を誘発し客単価アップに繋げるためである。一般的にお客様の非計画購買の割合は8割と言われており、いかに目的以外の商品を買わせるかが重要である。
当然に、店舗面積の小さいコンビニでも非計画購買を誘発させるように店舗レイアウト(商品陳列)が行われている。コンビニで需要の高い商品は飲料水。そのため、ほとんどすべてのコンビニは飲料水が一番奥の棚に配置されている。このようにすることで、お客様が一番奥まで店舗内を歩くことになり、自然と客動線が長くなるようにしているのである。
これがコンビニのレイアウトの定石。
しかし、
私が感動したセブンイレブンはそのようになっていない。
どうなっているかって、なんと 『店舗に入ったすぐの棚に飲料水が配置されている』 のだ。
なぜこのようになっているかについて、考えられる仮説は2つ。
1つは、この店では飲料水の需要より、一番奥に設置されている弁当類のニーズが高く、弁当類がお客様を店舗奥へ引き込む商品となっており、飲料水の配置は店内回遊性と深い関係性はないから。
もう1つは、コンビニで需要のある飲料水を一番手前にもってくることでお客様の利便性を中心に考えた店舗作りをしているから。
前者について、私が観察した限りでは、このコンビニに来店されたお客様で飲料水を購入された方は、すぐにレジに向かっており客動線がすごく短い。(当然そうでないお客様もいた)
飲料水を奥へもっていけば、お客様の動線を長くできることは間違いないが、このコンビニはそうはしていない。1つ目の仮説は考えづらい。
となると、後者の方が有力な仮説となりそうだ。
飲料水をすぐ手にとって買えるというお客様の利便性を第一優先に考えた店作りを意識しているのだろうか?
で、実際にそのセブンイレブンの店長さんに聞いてみた。
「お客様の利便性を最優先に考えた店舗を意識し、飲料水を入ってすぐの棚に配置しました」とのこと。
今までの店舗は、『店側の都合』によるレイアウト。
西武新宿駅前のセブンイレブンは、『お客様志向』のレイアウト。
本当の意味でお客様が利用しやすい店作りとなっているコンビニは初めてだ。
また近くにいったら利用したいと思う。
実は私が勤務しているTSUTAYAも一緒です。
昔は店内を回遊していただく為に新作を店内の一番奥に配置するのが基本となっていたのですが(より多くの商品を見てほしい、というまさに店都合)
新作を手前に配置するようになってから、会員様に定期的に取得している顧客満足指標が向上してます。
やっぱりお客様都合が基本ですよね。
ちょっと話はそれますが、ツタヤさんに行っていつもすごいと感じることは、本屋(専門店)より、『読みたい本』が充実していることです。
『読みたい本』が充実しているとは、POPや売れ筋ランキングとか販促の工夫が凝らしてあって、本屋より『読みたいと思わせる』本が多く、いつも行くたびに数冊の本を買い込んでしまいます。
たまに、平済みのすべての本に一つ一つPOPがついてあって、POPだらけでどの本がお薦めかわからない状況だったことを見かけたこともありましたが、すごく工夫されているなと感じます。
さすが、最大手のツタヤさん。
私は書籍部門でツタヤさんに貢献しています。
通常のコンビニでは、飲料水は、レジから一番遠いのですが、この店は、飲料水だけを買いやすくしているように思います。
今となってはあいまいな記憶ですが、入り口近くの飲料水は、オープン棚になっていませんでしたか? 取りやすくしているのでしょうか? また、次に行ったら、確認してみますね。
通常は、店奥で、ドアつきの冷蔵庫ですよね??