こんにちは。22期の浅野です。
先日、テレビでLIXILが各社員にアプリ開発をさせて成功しているというニュースを観ました。そこで、今回はプログラミングの話をしようと思います。
まず、自分は半導体開発の技術者でありソフトウェア技術者ではありませんが、生産性向上のためにプログラミングをしており、部下にも推奨していました。
前職でプログラミングをしていたのは2000年前後5年ほどです。その頃は無料で手軽なプログラミング言語と言えば「Perl(パール)」でした。ネットの普及に伴って、無料でハードウェアを選ばないJava(ジャバ)が普及し始めました。JavaにはSWINGという描画機能があり、自分で画面をデザインできることに感動しました。プログラミング言語を習得するには、目的を持って作るのが一番です。そこで、半導体メモリーのテストの結果からメモリーのイメージ上に欠陥のある場所を表示させるJavaのプログラムを作りました。
その後、開発業務から離れることになりプログラミングの機会がなくなりました。
2022年、学校でのビジネス分析で久々にプログラミングをすることになりました。そこで初めて、「R」というプログラミング言語を知りました。若い同級生に「最近はPerl使わないんですか」と聞いたところ、「Perl? それは死語ですね(笑)」と言われてしまいました。最近は「Python(パイソン)」が主流で、データ分析の世界では「R」がよく使われます。それぞれライブラリ(プログラム作成の部品の集まり)が充実しており、全て無料というのがありがたいです。
久々にプログラミングをして驚いたのは、コーディング環境が格段によくなっていることです。R StudioやJupyter Notebookのようなコーディング環境があり、コーディングの際に構文を間違えない仕組みや、コードを1つ1つ実行する機能が備わっています。昔は構文間違いのデバッグ(修正)に時間が取られましたが、今はないですね。また、ライブラリの使い方や構文について知りたければググればよいのも昔との大きな違いです。さらに、新しいプログラミング言語を学ぶのにはYouTubeがあります。昔Javaで経験した苦労は不要です。「すごい違いだな〜」と感じました。
さて、本題のLIXILのニュースです。そのニュースを最初に見たのはワールドビジネスサテライトですが、日経ビジネス5.15号でも取り上げられていました。いわゆるノーコードの開発環境を使い、社員のルーチンワークを自分で自動化させるという取り組みです。LIXILの場合、GoogleのGoogle AppSheetを使っていました。早速YouTubeを頼りにタスク管理アプリを作ってみたところ、「なるほどプログラミングの知識がなくてもアプリ開発ができる」と思えるものでした。スマホからクラウド上のデータの入出力と、データの加工・表示をするようなアプリが作れます。
例えば、PCを持たないがスマホは使う農家さんに、出荷野菜の種類を選んでもらって数量を入力してもらうようなアプリがすぐできそうです。そのデータはGoogleのスプレッドシートに溜まるので、卸売業者が即時に使えます。Googleの場合は無料なので、中小企業には良いのではないかと思いました。
以上
やってみると結構使えるのに、何をどうやっていいかわからない事業者さんにとっては診断士の出番ですね。
WEB制作会社などと提携してIT関連の事業も少しだけ携わっていたことがあるのですが、私はプログラミングなどは全くできないです~