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マシュマロ・チャレンジとイノベーション

2017-09-27 10:00:00 | 17期生のブログリレー

17期錦織です。先週末の合宿で、チーム編成し、マシュマロチャレンジを行いました。それに関しての気づきについてです。

そもそも、マシュマロチャレンジとは、

パスタ、テープ、ひも、マシュマロを使って 自立可能なタワーを立てるチームビルディングの為のゲームです。最も高いタワーを作ったチームが優勝となります。

出典:日本マシュマロチャレンジ協会

なお、禁則事項としては、テープで足場を固定してはだめ、などの制約事項があるゲームで、チームビルディングの研修として用いられるそうです。そのため、本来は、チームメンバーと協力して、役割分担を明確にして、プロトタイプつくって改善加えていくことを、チーム一丸になって行っていくことを目的としています。

ですが、今回の気づきは、そのチームビルディングとしてでははなく、イノベーションの発想の仕方についてでした。フラッシュメモリを創ったことでも有名な濱口秀司さんのイノベーションの定義としては「見たこと聞いたことがなくて、実行可能で、議論を生むもの」ということなのですが、そのイノベーションに至るまでの、思考が大事だと思っていまして、世の中の人が容易に思いつくもの、組合わせられれるものというのは、そのイノベーションの定義に至るまでもないと思っています。

例えば、スマホアプリで、SNSとショッピングサイトの連携図って、パーソナライズ化されたスマホサービス、みたいなものは、たぶん、上記の「見たこと聞いたことがなくて、実行可能で、議論を生むもの」には全く及ばない。

で、今回気づいたのは、新たな制約条件を切り口にして、発想する、とらえる、ということの大事さです。みんなで、いかに自立したパスタを組み合わせ、積み上げていくかをうんうん、うなりながら作戦会議していましたが、あるチームメンバーから、

「高く積み上げる、といっても、空間的な制約がある。それは天井の高さまでが限界だから、その限界から逆算で、パスタの塔をつくればよい」

というアイデアがでて、その意見にのって、チームで塔を作ることにしました。

①天井にマシュマロを仮留めして、
②その高さになるように、パスタ十本程度を1本直列でつなぎ合わせ、
③マシュマロに、その長いパスタをつなぎ、
④最後に土台のパスタを作り、固定する

という、まったくもって新しいものです。
長さも270cm と、世の中でいわれる、最高記録99㎝よりも、2倍以上高いものができました。
ただし、上記①の天井からの仮留の固定の力によって、立っていたため、実はゲームの制約条件を満たしていないといえば、そうなのですが。。。
そのため、他チームとの競技という点では、正式には認められず、特別賞となりました。

他の人が全く発想しない着眼点から、問題解決しようとする、という試みをすることの面白さや、普段何気ないところに、気づきがあるものだと改めて思いました。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
発想の転換 (事務局 大石)
2017-09-28 21:50:16
本当にいろんな発想があるのだなあと実感しました。
経営者は大概のことは検討済みなので、診断士は柔軟な発想で経営改善を提案することも期待されています。そのためには幅広い知識の習得と頭の柔軟体操が必要だなと感じました。
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フリーチャイルド (金岩由美子)
2017-09-30 21:27:06
高FCチームだけあって、自由過ぎる発想でしたね。
「自立」を無視した罰の青汁は苦かった!
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柔軟な発想、逆転の発想 (鴨志田)
2017-10-01 20:54:06
マシュマロチャレンジ、楽しんでいただけたようでなによりです。
いろいろな見方、楽しみ方があるゲームだと思います。
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現業では (藤田)
2017-10-04 23:50:13
FCじゃないのですが、そういうことばかりしてます。。。私は個人的に好きな発想でした!
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