稼プロ!20期生のヨシです。少し前のことになりますが、友人が、「禁断の味を覚えてしまった」として子供が初めてソフトクリームを食べ、それ以降、ことあるごとにソフトクリームをねだることを伝えてきたことがありました。
私はこの話を聞いたとき、自分が中学になって初めてデニッシュを食べ、世の中にこんなにうまいものがあるのかと感じたことや、高校で初めて食べた(飲んだ)シェイクに驚いたことを思い出しました。初めて食べた感動は、人生にとって、大事な経験の1つだと思っております。
しかし、初めて食べた感動を人に伝えるのは大変難しいことだと思います。正確に言えば、自分が初めて食べたものを、まだそれを食べたことの無い方に伝えるのは難しいのではないでしょうか。シェイクを 1度も食べたことの無い方に、そのおいしさを伝えることは難しく、伝える相手方が、既に食べたもの(例えば溶けかかったアイスクリーム等)に例えるしかありません。その時例えを誤ると、その食品にネガティブな印象を持つ可能性もあります。
食品に限らず新製品をターゲットとする対象の方にどうやって認知してもらうかは、製品の新規性が高いほど難しいのかもしれません。どう伝えても、その方は、自分の体験に置き換えて連想してしまうことで触手が伸びない可能性もあります。その際、伝える方の経験が多ければ、ターゲットの経験に近い例えができることで、より的確に新製品を伝えることができるのは、と思っています。自分自身、最近は新しいことに手を出すことが億劫になりがちです。しかし自分の経験を増やすことで、より多くの方に的確に伝えるスキルを高めることができるのでは、と思っており、億劫がらずに経験を増やす努力をしていこうと思っています。
味覚もそうですが、何事も経験すること、場数を踏むこと、チャレンジすることは大切ですね。