13期生の児玉総司です。
先日、育成塾13期の最終講義がおわりました。最後は”話す”ことに関する総仕上げで、皆さんの発表の密度が高く、それだけに有益なフィードバックがいただけたように思います。
育成塾の書く、話すことに関する講義で、私が難しさを感じたことの1つが「オリジナリティー」でした。以下に、
1)オリジナリティーの大切さ
2)オリジナリティーの難しさ
3)オリジナリティーを出すには
の3点を書いてみます。
1)オリジナリティーの大切さ
たとえ拙くても、たとえ評価を得られなくても、自分の考えを語ることに意味があると思います。話すこと、書くことに、何らかのオリジナリティーがないなら、発信する意味がないのではないでしょうか。
2)オリジナリティーの難しさ
とは言っても、私たちの行うこと、話すこと、考えることのほとんどは、先人や周りの方のマネでしょう。本で読んだり親に聞いたりしたことも、無意識にそのとおりに行動できるくらいに身に付いたら、自分の考えと思い込んでいることも多いです。そもそも、発信するくらい意味があることなら、たいてい先人が何らかの形で考えたり調査研究したりしています。
このように多くの先人の知識や知恵があるなかで、ひとりよがりでない何かを発信することは、とても難しいと感じています。
3)オリジナリティーを出すには
オリジナリティーを出すうえで私が大切と思うことは①自分に正直であること、②記憶を大切にすること、③直接情報を大切にすること、です。
①の自分に正直であること、は、表現しづらいですが、独自性を出すのに大切だと思っています。たとえば”なぜそれを語りたいのか”という動機の深さは、オリジナリティーに大きく関係するように思うのです。
②の記憶を大切にすること、について。今は情報だけならWebでなんでも調べられるから、記憶の重要性が低くなったようにも思います。しかし、自分の頭の中の別の記憶同士が結びつくことは自分に起こる経験の1つです。だから、これと思う情報はできるだけ覚えるのがいいと思います。
③の直接情報については説明不要でしょう。自分が経験したこと、直接人に会って聞いた話、それらについて感じたことは、間違いなく自分独自のコンテンツです。
以上、オリジナリティーとは何か、またオリジナリティーを出す方法については、まだまだ手探りですので、お考え、ご意見を頂けるとありがたいです。
でも、その人しか語れないストーリーのある話だと、聞いていて引き込まれますね。
日々体験する一つひとつのことを大切にすることが、オリジナリティーにつながっていくのかもと思いました。
たしかに、日々の経験を大切に、そこから自分の考えを紡いでいくのが基本なのでしょうね。
大草先生は、自分にとても正直な方と思い、見習いたいと思っています。
書きとめることは、本当に大切ですね。なのになかなかできていないことの1つです。なんとか、習慣にしたいものです。