皆さま
中小企業診断士の林です。
今日は素晴らしく天気が良く、もう夏日のような気温の高さでした。そんな日には自宅で閉じこもっているのはもったいないので、少しの時間でも外に出ようと近くのファーストフードに行って本を読んでいました。
最近は纏まった時間をとるのが難しいので本をじっくり読む時間も減ってしまいましたが、もっぱら本は歴史モノの本を読むのが好きです。それで今日読んだ本には、歴史上のリーダーについて書かれており、例えば戦国時代の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康から、明治維新の吉田松陰、西郷隆盛、大久保利通など。
歴史上に名を残すリーダーの資質としては、以下の6つがあるようです。
①先を見る力
②情報を集める力
③その情報を分析判断する力
④問題点解決の選択肢から1つを選択する決断力
⑤それを実行する実行力
⑥健康、体力
どれも当たり前のようなことばかりですが、いざ実行しようとすると難しいものばかりであったり、日頃から意識できているかどうかと考えると、これもまた怪しいものばかりです。
特に、仕事をしていると目の前の仕事を消化することばかりに集中して、将来のことを考えながら布石をうっておく仕事というのは優先度が下がってしまいがちです。
よく、仕事の優先順位の付け方として、重要度と緊急度のマトリックスで考える方法がありますが、重要度が高くかつ緊急度が高い時間に忙殺されると充実感はあるかもしれませんが、仕事の効率性であったり付加価値の創出は低くなりがちです。
緊急度が低いのだけれど、重要度が高い仕事にどれだけ時間を振り向けて取り組めるか。これが仕事の成否を握っているような気がします。
実行力にあたるのかもしれませんが、行動に移す勇気が大事だなと最近よく思います。
私は、緊急度は低いけど、重要度が高い仕事の計画を綿密にたて、この仕事を分割することで、分割したタスクの緊急度が高まり、その結果、優先度も高くなると、講義でいつも話しをしています。
まさに林さんが思っていることは、本質であり、的確なご指摘と思いますよ。