ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

陽龍 @名古屋市北区・黒川

2015年01月10日 | 名古屋(東区・北区)

黒川にある某カツ屋さんに入ろうとして、まだ掲示してある営業時間中にも関わらず、面前で終わりを告げられ、昼食先を失ってしまい、近くにあるこの店の事を思い出した。バイクを飛ばして向かったのは昭和の雰囲気が色濃く残る「ラーメン専門店 陽龍」。創業は昭和47年(1972)だそう。昔のラーメン屋ってこういう感じだったな、という外観を見ながら暖簾をくぐると、満員の盛況。中で立って待っている人も2人いる。すごい人気だ。店はカウンターのみで、13人程座れるだろうか。厨房の中にはさぞかしご老齢の、と思いきやジーンズを穿いたスマートな主人。品書きはシンプルで、ラーメンと特製ラーメンとライスのみ。しばらく待って着席し、ラーメンを注文した。

周りは老若男女様々な客層で、幅広い世代に人気がある事が分かる。ライスを付けている人が多い。主人はテボを使わず、大鍋に麺を泳がせて調理している。しばらくして目の前に丼が置かれた。ラーメンを食べ歩いている人なら、その姿でピンとくる人が多いだろうが、「第一旭」などのラーメンを彷彿とさせる。チャーシューが5枚ほどのっていて、特製だとその量が増えるようです。昨今のこれでもかという旨味過剰な濃厚スープと違い、しっかり脂もあるのだがホッと落ち着く醤油味のスープで、中太のストレート麺との相性もよく、しみじみと旨い。なんか他の客がみんなライスを頼んでいるのが分かるような気がするなァ。流行りのラーメンに疲れると、こういう味のラーメンに帰りたくなるよね。(勘定は¥670)

 ↓ 帰りに寄った「徳川美術館」では紅葉が真っ盛りだった(訪問は11月末)。

ラーメン専門店 陽龍

愛知県名古屋市北区八代町2-76

(ラーメン専門店陽龍 陽龍 ようりゅう 第一旭 本家第一旭)

コメント
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