ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

手打の田毎 (2) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2015年01月29日 | 岐阜県(岐阜)

雪がちらつく岐阜市の美殿町。冷えた体を温めようと寄ったのは「手打の田毎」。店に入るとすでに常連と思しき先客が旨そうにうどんを食べている。前回はまだ暑い頃だったので「ころ」を頼んだが、そんな時期でも煮込みうどんを食べている人が多く、寒くなったら絶対来ようと思っていた。テーブル席で待っている常連と思しき客は器ごと持ち帰りで注文している。岡持ちがある位だから、出前もするのだろうが、持ち帰りってなんだかうらやましい。カウンターの上に立てて並べられたデカい海老天が壮観。もちろん今回はその海老天も入れるつもりだったので、「天ぷらにこみ」を注文。ちなみにこの店で「にこみ」は八丁味噌仕立ての東海地方独特のもの。澄んだ出汁つゆの場合は「なべ焼」と称している。

しばらくして使い込んで真っ黒になった土鍋に入れられた熱々のにこみが登場。海老天は土鍋からはみ出すほどの大きさ。もちろん海老自体はそれほど大きくないのだが、圧巻の大きさに設える衣のつけ方がスゴい。麺の太さは標準的か、煮込みにしたらやや細めと言っていいくらいか。硬さはもちろん硬めではあるが、某二大有名店ほどではないのはこの地方に共通。衣がだんだんと味噌に溶けていきコクを増す。これがなんとも旨い。そう、天ぷら味噌煮込みうどんはこの衣を食べているんだな…。ご飯を頼んで小鍋にぶち込みたくなる欲求を抑え、つゆまでしっかりいただいた。厨房のタイル壁に掛けられた品書きには内容が気になる「しっぽく」、「はんさん」、「時次郎」の文字。早く試してみたいなァ…。(勘定は¥940)

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※ 残念ながら平成29年6月20日を以って閉店されました。あの海老天ともお別れ…。

 

手打の田毎

岐阜県岐阜市美殿町40

 

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