宿泊している「學士会館」に帰る前に寄ったのは、神保町の交差点にある和菓子の老舗「亀澤堂」。創業は明治38年(1905)との事。さほど大きくない店舗は人通りの多い賑やかな通りに溶け込んでいる。この日は日差しが強く、外気は寒いが店の中はぽかぽかと暖かい。ショーケースに入った和菓子も日差しを浴びて眩しいほど。こちらではお店の顔とも言える豆大福を購入した。
普通、豆大福というと赤えんどう豆を使っているので、大福の中に色付いた豆を見る事が出来るが、こちらは大豆を使っているとの事で、白っぽい色をした大豆が透けて見える珍しいもの。面白い。味は普通の大福と比べるとやはり甘さがかなり控えめに感じられる。食感も柔らかく、大豆らしい味わいも感じ取る事が出来て、なかなか旨い。豆大福ひとつとっても色んな違いがあるもんですね。この日はショーケースの中に見当たらなかったが、次は「神田の最中」を買ってみようかな。(勘定は¥210/個)
↓ 神保町の街に溶け込んだ看板建築「矢口書店・古賀書店」(昭和3年・1928・建築)と、その裏にある「旧・相互無尽会社(現・日本タイ協会ビル)」(昭和5年・1930・建築)
東京都千代田区神田神保町1-12-1
(かめさわどう 亀沢堂 豆大福)