岐阜県の川辺町の山の中にある、椎茸の原木栽培と直売をしている「しいたけブラザーズ」。なんだかふざけた名前だが、文字通り若い(イケメンの)3兄弟が手掛けていて、今では首都圏の高級レストランにも納品しているという注目される「しいたけ」のブランド。最近ではテレビ・雑誌でも多く取り上げられていて、「しいたけブラザーズ」の椎茸というだけでアンテナに引っかかる人も多いはず。自分も最初はそんなに違うもんかなと訝っていたが、一度試してみてその肉厚さ、香りの豊潤さ、旨味の強さと、子供が嫌うある種のアクの強さが無い事にびっくりした。実を言うと娘も椎茸嫌いだったが(本人は否定するが…)、今では「しいたけブラザーズ」というだけで、皿の上の椎茸をあっという間にかっさらっていくから油断ならない。
実際に採取を体験できる施設と販売所を併設しており、店に入ると大抵誰もいない(笑)。冷蔵ケースにはパック詰めされたものと、不揃いのサイズが紙袋に入れられたものが置いてあり、自分がいつも買うのは紙袋入りの方。形は不揃いだが中には立派なサイズのものも入っており、食べ応えがある。。「チーン」と呼び鈴を鳴らすと奥から人が出てくるので購入。時々おまけを付けてくれることも。食べ方は、普通に料理に入れるほか、そのまま傘をひっくり返して網で汗をかくまで蒸し焼きにして酒醤油を垂らしたり、油をひいたフライパンで焼いて塩をかけたりと、シンプルに食べるのが好き。油をまとった時の旨味がすごいので、質のいいオリーヴ・オイル(香りは強くなくていい)たっぷりで焼くのがおすすめかな。これがビール、ワイン、日本酒、ウイスキーとオールマイティに合うもんだからつまみに最高。普段ふつうに口にしている菌床栽培の椎茸と、原木栽培でこれほど味の密度が違うとは思わなかったが、食べてみると納得出来ます。(勘定は¥500~1,000/パック程)
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岐阜県加茂郡川辺町鹿塩983-1
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