The Best of The Bar-Kays (1993)
1976年にスタックス(Stax)からマーキュリーに移籍したザ・バーケイズ(The Bar-kays)のベスト盤。1976年から1989年までの16曲が収録されている。バーケイズはStaxに在籍した数々のアーティストのハウス・バンドと知られ、それらとのヒット曲の他に、自身でも数々のヒット曲をチャートに送りこんでいた。オーティス・レディング(Otis Redding)と共に飛行機の墜落事故に遭遇し、バンドの4人が亡くなった後、残ったメンバーによって再スタートを切り、70年代はファンク・バンドとして活躍。スタックスでの数々の名曲は聴いているものの、移籍後の活動は、映画「ワッツタックス」でのエグい映像くらいしか触れた事がなかったので、こんなにエレクトリック・ファンクの音を体現していたバンドだとは知らなかった。
チャートに送り込んだ数々の曲は、当時どの程度評価されていたのか知らないが、間違いなくプリンス(Prince)に強い影響を与えていると思う。聴いていると、彼らの70年代後半から80年代初めの曲のテイストが、プリンスの初期の曲と少なからず同期しているのが分かる。マーキュリー時代初期の雰囲気と比べると、キーボード主体のメロディーがちょっと軽く感じられるが、これが時代の音でもあったんだろう。
中古店にて購入(¥540)
CD (1993/5/18)
- Disc: 1
- Format: Import
- Label: Fontana Island