ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

日本ばし やぶ久 @東京・日本橋

2015年05月04日 | 東京都(老舗)

日本橋の老舗蕎麦店「日本ばし・やぶ久」。創業は明治35年(1902)と110年を超える歴史がある。うぐいす色をした店舗は間口が狭く、上に高いビルになっている。店に入ると、昼どきとあって満員の盛況。2階へと案内された。客層は時間帯もあってか年輩のサラリーマンが多い。周りでは圧倒的にカレーの注文をしている人が多い。というのもこちらはカレー南蛮が人気で、HPでも一押しになっている。辛さや肉の種類も選べるというから力の入れようがすごい。昼にはご飯ものとの組み合わせもお得なようだ。実はちょっと蕎麦前でもと思ったが、ランチ客でぎっしりでそんな雰囲気でもなかったし、カレーの気分ではなかったので、結局「もり」を頼んだ。

しばらくしてせいろにのったもりが登場。つゆは濃いめでやや甘め。「やぶ」系の中では甘味が強いほうじゃないかな。「外二」(蕎麦粉10に対して小麦粉2の割合)だというそばは、少し柔めの茹で加減。季節柄か風味は弱く感じるが、店にカレーの香りが充満しているだけに分が悪い。あっというまに手繰り終わった。蕎麦湯をだしてもらい、つゆに葱を加えて割り、飲み干した。次はやっぱりカレー南蛮だろうか、それとももう少しゆっくり出来る時間に一杯っていうのがいいかな。店を出ようとすると外に行列が出来ている。お店の名刺の通りで、まだまだ安泰といったところ。(勘定は¥700)

 ↑ お店の名刺には 「せまくとも こんでいてても いましばし まつたかいある こゝのそばかな」 とある。昔からこの狭い間口だったのかも。

 

 ↑ こちらに来る前に観察した、東京駅を挟んだ丸の内の近代建築群。「明治生命館」(昭和9年・1934建造)。内部公開しているが、平日だったので残念ながら中は見られず。

 

 ↑ マッカーサーの執務室があったことで知られる「DNタワー21(旧・第一生命館)」(昭和13年・1938建造)。東京駅前のモダンな建物「東京中央郵便局」(昭和6年・1931建造)。

日本ばし やぶ久

東京都中央区日本橋2-1-19

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