日暮里の駅から谷中銀座商店街へ向かう通り沿いにある、手焼き煎餅の店「谷中せんべい信泉堂」(創業大正2年・1913)。昔懐かしい店先のガラスショーケースとガラスポットの中には色々な種類の煎餅がきっちりと入れられていて、いかにも旨そう。昔の煎餅屋、駄菓子屋ってこんな感じでしたね。そういえば学生の時に住んでいた下北沢にもこういう店があった(今でもあるのかな…)。この近辺には以前伺った「菊見せんべい」の他にも何軒か手焼きの煎餅屋があるはず。煎餅って、言っても味は似通っているので、こういう店の佇まいや街の風情も含めて味わいたいもの。
色々な種類の煎餅があったが、一番シンプルなものをと「堅焼き」を買った。これは量り売りではなく、それぞれ個別にビニール包装されている。宿に戻って食べたのだが、やっぱり熱いお茶に限る。綺麗な焼き色の醤油煎餅は分厚く、醤油辛さは少なめでガリガリと堅めの食感(堅焼きだから当たり前か)。
平日だったが、谷中銀座商店街は地元の人はもちろん観光客もいっぱいで、かなりの賑わい(※)。それにしても最近の外国人(特に欧米人)はスマホ片手によく調べていろんなところに行きますね。谷中銀座なんて最近でこそ注目されているスポットだが、依然として一般的な日本人にとっても、なじみ深い観光地とは言い難いだろう。だから外国人の方達って、ある意味ものすごくマニアック。感心しちゃうなァ。(勘定は¥130)
※ 後から知ったのですが、「谷中銀座商店街」は写真撮影禁止だそうです。無断で撮影するとこっぴどく怒鳴られる店もあるみたいですので注意して下さい。
↑ 谷中のランドマーク、ヒマラヤ杉の下の「みかどパン店」(創業・戦前)が営業中。
東京都台東区谷中7-18-18
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