Greatest Hits 1980-1994 / Aretha Franklin (1994)
黄金時代を築いたアトランティックから離れ、アリスタと契約したアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)の1994年までのベスト。このアルバム発売当時には4と9が新曲だった。アトランティック時代が凄すぎるので軽く見られがちな80年代のアレサだが、音の作りこそ時代を反映してシンセ・ポップの色濃いものの、しっかりと活躍していたことが分かる。あまり印象は強くないが、チャートに入った曲も多い。
様々なアーティストからリスペクトを受けて、全米ナンバー1にもなったジョージ・マイケル(George Michael)との共演2を初めとして、いくつか共演があったので話題にもなった。でも契約の問題なのか、ユーリズミックス(Eurythmics)とのコラボで大ヒットした「Sisters Are Doin' It for Themselves」が収録されなかったのは残念至極。こうして聴いてみると、アレサの声は80年代の音にもしっかりフィットしていたことが分かる。
ストーンズ(The Rolling Stones)の代表曲16も映画のサントラとして発売されたが、この曲のプロデュースはキース・リチャーズ(Keith Richards)本人。PVでもロン・ウッド(Ron Wood)と共に出演している。この頃のインタビュー記事で、キースはアレサのピアノ演奏の腕前を高く評価していて「絶対に弾くべきだ」と強く推した、とあった覚えがある。そういう所に目をつけるのはさすがトップ・ミュージシャンだ(アレサのピアノってあまり注目されない部分なので)。
ブックオフにて購入(¥280)
- CD (1994/4/10)
- Disc: 1
- Format: CD, Import
- Label: Sony/Bmg Int'l