ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

徳太樓 @東京・浅草

2015年05月28日 | 東京都(老舗)

相変わらず浅草寺近辺は平日でも人が一杯。周囲から聞こえてくる言語はまるで日本ではないみたい。自転車も思うように操れず、ほうほうの体で北へ。あちらの喧騒とは違い、奥浅草は地元の人が歩いている程度で、嘘のように静かで落ち着いた雰囲気。家族らへの土産を買うためにに「徳太樓」(創業明治36年・1903)へ向かった。路地の角にある店はまだ新しそう。店に入るといろいろな和菓子が並んでいたが、目もくれず名物の「きんつば」を購入。こういうのはあまり大きい箱ではないほうが(持ち運ぶのも、渡すのも、食べるのも)都合がいいので、6個入りの箱をいくつか購入した。写真を撮り忘れたが、とても上品で粋な包みで包んでもらえるので、渡すのも待ち遠しい。

もちろん自分もいただいた。きんつばは本来字の如く、刀の鍔の形をした菓子だが、今では四角のほうが多いのかな。こちらのきんつばは四角。このように四角にしたのは関西が初めてだと聞いた事があるがどうなのだろう。存在感のある正四角形のきんつばは、綺麗な白い薄皮に包まれていて、涼しげで上品な見た目。中の餡は甘さ控えめ。これで甘さが強いと持て余しそうだが、ちょうどいい甘さと大きさ。充分に小豆の風味が感じられて、とても美味しくいただいた。濃いめの熱いお茶が旨い。家族らも(和菓子に見向きもしない息子以外は)喜んでくれてヨカッタ、ヨカッタ。(勘定は¥920/6個入)

  

 ↓ 近くの「曙湯」(創業昭和24年・1949)では名物の藤の花が盛り。残念ながら営業開始まで時間があり、入浴は断念。

 

徳太樓 (とくたろう)

東京都台東区浅草3‐36‐2

( 浅草 徳太楼 とくたろう きんつば 金鍔 あけぼの湯 )

コメント
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