仕事で岐阜県の御嵩(みたけ)町方面へ行った際、昼食に選んだのが焼肉屋「馬力家」。こちら方面での食事処で思い当たる店があまり無かったので事前に少し調べたところ、良さそうだとふんで開店時間に合わせて行ってみた。平屋の店は斜面に建っており、下が駐車場になっている。さすがに車はすぐに停められたが、自分が店に着いてすぐに次々と車が入って来る。さして便利な場所でもないし、周囲は何もない場所なので、わざわざこの店を目指して来ているようだ。店に入ると靴を脱いで個室に案内される。いわゆる最近の焼肉屋らしい店造り。ランチ・メニューはいくつか用意されているが、迷った挙句、「超ハンバーグ定食」なるすごいネーミングの定食を注文した。そうこうしている間にも客が続々と入ってあっという間に満席になったようで、予約以外の客には断られる人も出ていた。すごい。客はファミリー層が主体でガチャガチャとうるさいし、店員も最近の店らしさいっぱいで、おしぼりを出すだけでも「〇番、おしぼり出ます!」と大声を張る(苦笑)。自分はああいう声出しと慇懃無礼な接客は苦手だけれど、これだけ氾濫しているんだから、あれを良しとする客も居るんだろうなァ…。嫌なのは、ああいう接客が良い接客、逆にそうでないと悪い接客、とのたまう輩が出てくるかもしれないことだ…。
先に千切りキャベツのサラダとジョッキの水が運ばれ、15~20分かかると言われていたハンバーグはだいたい15分くらいで運ばれた。ハンバーグのソース(タレ)は小鉢で別にされている。ハンバーグはボール状で子供の握り拳ぐらいあり、それ自体にも刻み玉ねぎが散らされている。何もつけずにひと口。思ったよりあっさり目の下味で、自分が苦手な「肉汁ジュワーッ」っていうタイプではなく、肉の味がよく分かり旨い。火入れもしっかりされている。次はソースにつけて。ソースは玉ねぎ入りの和風ソースでやや甘めの味付け。個人的にはもう少し甘さ控えめでもいいが、ご飯にもばっちり合うこと間違いなし。そのご飯は小さめの丼ぶりに入れられていて(お替りも可だとか)、艶があってしっかり旨い。ここに一番感心した。味噌汁とデザートのバニラアイスも付いて満足のいく昼飯だった。(勘定は1,100馬力 ※こちらでは馬力表示だそうです・笑)
↓ 可児市兼山町の「旧・兼山郵便局」(明治36年・1903・建造)。土蔵造りだが漆喰が剥がれ劣化が激しい。窓が洋風で面白いが、すでに15年以上もこの姿のようなので、再生は期待薄か。
牛一頭 馬力家
岐阜県可児郡御嵩町伏見814-1
( 御嵩町 御嵩 みたけちょう みたけ 焼肉 ばりきや 飛騨牛 一頭 牛一頭 一頭買い )