ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Heat / Nona Hendryx

2016年02月27日 | ソウル・ファンク・R&B

The Heat / Nona Hendryx (1985)

名曲「Lady Marmalade」でヒットを飛ばしたラベル(Labelle)のメンバー、ノナ・ヘンドリクス(Nona Hendryx)のソロ・アルバム。ジミヘン(Jimi Hendrix)と同じ姓なのを嫌って”Hendrix”の綴りを”Hendryx” に変えているとずっと思っていたのだが、なんとジミのいとこなんだとか。知らなかった。80年代真っ盛りに発表されたアルバムだけれど、当時は全然知らなくて、随分後になってから存在を知ったこのアルバム。きっかけはストーンズ(The Rolling Stones)のキース・リチャーズ(Keith Richards)が5「Rock This House」に参加しているからだった。ずっと聴いてみたいと思っていたが叶わず、2011年に「Expanded Edition」として3曲追加して再発されたCDをやっと購入。

プロデューサーはバーナード・エドワーズ(Bernard Edwards)とアーサー・ベイカー(Arthur Baker)という、これぞ80年代という2人が半分づつ。エンジニアは90年代にオルタナ系プロデュースで大活躍するAndy Wallace、参加アーティストは当時頭角を現していたリヴィング・カラー(Living Colour)のダグ・ウィンビッシュ(Doug Wimbish)、Pファンクのバーニー・ウォーレル(Bernie Worrell)などと興味深い面子。で、音はと言うとさすがに80年代風味が強いエレクトリック・ポップ。こういう音を聴くと思わず赤面してしまうが、若かりし頃から聴き倒した系統だけあって嫌いじゃないです(笑)。ロック色の強い彼女とは言っても、なぜキースが参加したのか事情がよく分からないが、すでにバーニーやコーラス参加のサラ・ダッシュ(Sarah Dash)との交流が始まっていたのだろうか。アーサー・ベイカーの過激なリミックス仕事(当時)がドンピシャの世代なのだが、彼はどうもアルバムのプロデュース業になると大人しめになるようで、ここでも片鱗は見せつつも印象は薄い。

amazonにて購入(¥461)

  • CD (2011/8/30)
  • Disc : 1
  • Format : CD, Limited Edition, Import
  • Label : Funky Town Grooves
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