ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Colour and the Shape / Foo Fighters

2016年02月03日 | オルタナティヴ・ロック

The Colour and the Shape / Foo Fighters (1997)

今をときめくフー・ファイターズ(Foo Fighters)のセカンド・アルバム。とは言ってもバンドとしては実質1作目で、ファーストはほとんどフロント・マンのデイヴ・グロール(Dave Grohl)のソロ作品と言っていいのだそうだ。デイヴ・グロールと言えばもう元・ニルヴァーナ(Nirvana)なんていう注釈が必要ない位のモテっぷりで、「いい人」伝説も数多く、クラシック・ロックの重鎮たちからもこぞって可愛がられている、なんとも非の打ち所がない人物。それ故に大物との共演も数多く、その誰にも憎いほどのリスペクトっぷりを見せるので、また可愛がられるという羨ましい奴。ただそういうカヴァー演奏などはしっくりくるのに、バンドとしての音は何故か自分の琴線には触れず、ニルヴァーナの頃を含めて興味をそそられた事が無い。静かなイントロからアルバムが始まり、緩急織り交ぜて曲が繰り出される。「緩」の曲は相変わらず受け付けない。シングル・カットされた2、11、7あたりはさすがというかんじ。アルバムを通してやや一本調子だけれど、以前聴いた時よりずっとイイな。最近は知らないが、この頃のデイヴのヴォーカルはちょっと綺麗過ぎるのかな。

彼らを初めて見たのは、ちょうどこのアルバムが発売された頃、かの富士天神山スキー場で開催された伝説の「第1回・フジ・ロック・フェスティバル」。高速を数時間すっ飛ばして、その頃の愛車「スバル・レガシーツーリングワゴン(初期型)」を河口湖畔に停めて参戦した。まだ明るいうちに登場した彼らは、小気味いい演奏ではあったものの、ライヴでもやはり一本調子な感じは否めず、当時唯一知っていた曲だった「Monkey Wrench」が引っ掛かった程度だったかな。まだ到底メインには成り得なかった青い頃だ。ま、その後の会場の惨状と過酷な体験(夕方から台風直撃で大荒れ、急激に気温も低下し、あたりは野戦病院さながら。運営が酷く会場からの脱出も困難で、2日目は結局中止)で記憶が薄れているのかもしれないが…(笑)。

ブックオフにて購入(¥108)

  • CD (2003/10/6)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : rca
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