岐阜バスの一日乗車券を使って、普段あまり立ち寄らない場所をウロウロ。もちろんバスでというからには、あわよくば降りた先で一杯やっちゃおうという魂胆。この日は残念ながら昼間に呑めるような所は無かったが、普段見ないバスからの光景や、降りた先の知らない街を楽しむことが出来た。でもさすがにヘトヘト。ひとっ風呂浴びてから呑みに行こうと加納の「松乃湯」(写真下)へ。普段からカバンに忍ばせているタオルを持って中へ。年季の入った木製の下駄箱や脱衣ロッカーが渋い。タイル絵こそなかったが、池のある中庭があったり、タイルで造作した独立したシャワー塔があったりと大満足。用が無いのであまり来ない場所だが、客はしっかり入っていて逞しい。
たっぷり汗をかいて岐阜駅まで戻り、どこへ行こうかと思案。フラフラと郵便局付近に出たところに知らない店があり、「そば処」と幟があったので吸い込まれる。「㐂更(きさら)」と読むのだそうだ。店は主人1人で賄っている様子。品書きにあったかどうか忘れたが、「晩酌セット」があったのでそれを注文。
まずは生ビール。銭湯の後なので殊のほか旨い。お通しは玉子焼き、鴨スモーク。「晩酌セット」は刺身盛り(マグロ、ハマチ、タコ)、茄子の煮物、ポテサラ、と充実の内容。もちろんすぐにビールは無くなったので、日本酒を追加。銘柄は中津川の「三千櫻(純米・五百万石)」。他に客が居なかったのでゆっくりとテレビをBGMにくつろいだ。締めにはもちろん「ざるそば」を注文。何でもこの店の本店が谷汲村にあり蕎麦屋なのだとか。しばらくして出された蕎麦には濃いめ甘めの東海地方仕様。付いていた山葵が先程の刺身のものよりもグレードダウンしていたのが残念。蕎麦自体はあまり調子の良いものには感じられなかったが、呑んだ後なので判断力は下がっているだろう(笑)。次は天ぷらかおでんで日本酒をいただき、種物の蕎麦をいただこうかな。(勘定は¥2,800程)
そば居酒屋 㐂更(きさら)
岐阜県岐阜市清住町1-10-2
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