ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

盛田屋 @岐阜県大垣市

2018年01月10日 | 岐阜県(西濃・老舗)

大垣市の駅前通りを南下する。この日は平日だったので、以前から入ってみようと思っていた麺類洋食の古い食堂「ひさご」まで行ってみると、屋号は変わっていないものの、知らないうちに真新しい店に改装されてしまっていて呆然。一応中を覗いてみるものの、若者が集うような雰囲気に変わっていて、地元らしき人も「えー!これがひさご?」っと驚いている様子。しかも満員だったので断念。少し離れた創業昭和9年(1934)の「盛田屋」に行先を変更した。風情ある店先の暖簾をくぐって店の中へ。テーブル席が並んでいて、奥には渋い小上がり席も。品書きを眺めとセット物が多く、酒肴もいくつか用意してある。豪華な「おかめ定食」も気になったが、店に入ったのが遅い時間だったし、外が寒かったので、さっと口に入れて暖まろうと「たぬきそば」を注文した。

老齢なご夫婦だけでやっていらしゃるのかと思いきや、息子だろうか若いのも居て頼もしい。女将さんが賄いで食べている中華そばが殊のほか旨そうだ(笑)。ここにも岐阜市の製麺屋「桔梗屋」のカレンダーがあったが、”手打”としている店なので粉の仕入れだろうか。しばらくして運ばれた「たぬきうどん」は揚げ玉、刻みねぎ、赤い縁の蒲鉾(朱板)がのっていて、たぬきではあったが”揚げ”も2枚のっていた。つゆは意外にも色淡くすっきりとしたもの。せっかくの旨いつゆの風味が座った席に漂う石鹸のような匂いにかき消されて閉口したが、ささっと手繰り終わり暖まった。次は「おかめ定食」か「中華そば」でいってみよう。(勘定は¥550)

 

 

手打うどん・そば 盛田屋

岐阜県大垣市東外側町1-24

 

( 大垣 おおがき もりたや もりた屋 手打ちうどん 手打うどんの店 手打うどん ラーメン 生そば そば 蕎麦 食堂 麺類食堂 老舗 あかいた 大矢蒲鉾 )

コメント (2)
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Join Hands / Siousxie & The Banshees

2018年01月10日 | パンク・ニューウェーヴ

Join Hands / Siousxie & The Banshees (1979)

1979年に発表されたスージー&ザ・バンシーズ(Siousxie & The Banshees)のセカンド・アルバム。リマスターされ数曲追加されたCD。元々はあのセックス・ピストルズ(Sex Pistols)の親衛隊だったスージー・スー(Siouxsie Sioux)が中心のバンドで、パンクの土壌出身ではあるのだが、名盤デビュー・アルバム「Scream」から独特な世界観を持っていて、”パンク”とは一線を画す音楽性を持っていた。自分はデビュー・アルバムこそアナログで持っているが、後のディスコグラフィーは虫食いでしか聴いていない。このセカンドもまとまった形で聴くのは始めてかも。後に”ゴスの女王”扱いされるスージーは決して上手いシンガーではないが、特徴的なメイク同様、誰も真似の出来ない強烈な個性がある。音楽の要はベースのスティーヴ・セヴェリン(Steven Severin)。

このセカンドにはいわゆるヒット曲も無く、全体的に陰鬱な感じがファーストよりも増しているが、彼女ららしい音楽性はより深まっている感じ。まるで祈りを捧げているような彼女のヴォーカルはやはり個性的。正直自分は彼女らの歌詞をしっかり理解して聴いているとは言い難いので、その魅力も充分語ることは出来ないが、学生の時に初めてピール・セッションズ(Peel Sessions)の音源を聴いてからずっと長く聴き続けているバンドのひとつだ(バンドは90年代半ばに解散)。追加された2曲はまさにそのピール・セッションズでも披露したキャッチーな「Love In A Void」と未発表曲「Infantry」の2曲。パンクのチンピラ風情が、スージーのメイクのように”キワモノ”では終わらなかったのはエライ。

中古店にて購入(¥500)

  • CD (2007/1/29)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Original recording remastered, Import
  • Label : Polydor UK

 

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