かつては遊郭があった大門(おおもん)にある古い喫茶店「ロビン」へ。この日はまだ午前の早い時間。普段モーニング・サービスはあまり利用しないが、この日は最初から朝食代わりにするつもりで寄ってみた。寒い中、自転車で店に到着。朝4時から開店しているという店にとってはもう落ち着いた時間帯。先客はなく、自分の後に1人入ってきただけ。テーブル席に腰を下ろし「ホット」とひと言。これでコーヒーと他の全てが運ばれる。老齢の女主人と一緒に働いている女性は家族の方だろうか。カウンターの上にはドリップマシーンが数台並んで置いてあり、これで1杯づつ主人の手によってコーヒーが淹れられる。雑誌を読みながら寛いでいるとコーヒーとセットのトースト、ゆで玉子が編みカゴに入って運ばれた。
トーストは山切りのものが縦にカットされている。この地方の喫茶店は業務用のパンを使用するのが普通だがこれもそうなのだろうか。口当たりが軽くて香りもちょっと違うような…。バターが塗られていて香ばしい。コーヒーカップになみなみと注がれた苦味のあるコーヒーと一緒にいただく。ゆで玉子の殻を割って口にいれると…何と半熟玉子。喫茶店のモーニングでは堅茹でが当たり前なのでちょっとうれしい。塩を少し振っていただいた。漂うコーヒーの香りとダークウッドの内装が何とも落ち着く空間。店に響くシャンソンやビッグバンドのジャズがこの店の雰囲気とぴったりでイイ(よくある蕎麦屋や鮨屋のBGMとは違うネー)。朝からいい気分になって寒い外に出た。(勘定は¥350)
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↓ 大門から名古屋駅方面へ行く道すがら駅西銀座で気になった建物「鬼頭不動産」(建築詳細不明)◇。周りが空き地になってポツンと残っている。
↓ その対角にある建物(建築詳細不明)◇。駐車場の奥で今まで全然気付かなかったが、窓は塞いでしまっているが建物の外壁には装飾と凝ったタイルが貼ってある。何の建物だったんだろう? (※銭湯だったという情報も)
愛知県名古屋市中村区寿町36
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