ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ロビン (2) @名古屋市中村区・大門

2018年01月18日 | 名古屋(中村区・西区)

かつては遊郭があった大門(おおもん)にある古い喫茶店「ロビン」へ。この日はまだ午前の早い時間。普段モーニング・サービスはあまり利用しないが、この日は最初から朝食代わりにするつもりで寄ってみた。寒い中、自転車で店に到着。朝4時から開店しているという店にとってはもう落ち着いた時間帯。先客はなく、自分の後に1人入ってきただけ。テーブル席に腰を下ろし「ホット」とひと言。これでコーヒーと他の全てが運ばれる。老齢の女主人と一緒に働いている女性は家族の方だろうか。カウンターの上にはドリップマシーンが数台並んで置いてあり、これで1杯づつ主人の手によってコーヒーが淹れられる。雑誌を読みながら寛いでいるとコーヒーとセットのトースト、ゆで玉子が編みカゴに入って運ばれた。

トーストは山切りのものが縦にカットされている。この地方の喫茶店は業務用のパンを使用するのが普通だがこれもそうなのだろうか。口当たりが軽くて香りもちょっと違うような…。バターが塗られていて香ばしい。コーヒーカップになみなみと注がれた苦味のあるコーヒーと一緒にいただく。ゆで玉子の殻を割って口にいれると…何と半熟玉子。喫茶店のモーニングでは堅茹でが当たり前なのでちょっとうれしい。塩を少し振っていただいた。漂うコーヒーの香りとダークウッドの内装が何とも落ち着く空間。店に響くシャンソンやビッグバンドのジャズがこの店の雰囲気とぴったりでイイ(よくある蕎麦屋や鮨屋のBGMとは違うネー)。朝からいい気分になって寒い外に出た。(勘定は¥350)

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 ↓ 大門から名古屋駅方面へ行く道すがら駅西銀座で気になった建物「鬼頭不動産」(建築詳細不明)。周りが空き地になってポツンと残っている。

 ↓ その対角にある建物(建築詳細不明)。駐車場の奥で今まで全然気付かなかったが、窓は塞いでしまっているが建物の外壁には装飾と凝ったタイルが貼ってある。何の建物だったんだろう? (※銭湯だったという情報も)

 

 


 

珈琲家 ロビン

愛知県名古屋市中村区寿町36

 

( 名古屋 なごや 大門 おおもん ロビン 珈琲家ロビン 喫茶ロビン Coffee Robin ダフネコーヒー 純喫茶 純喫茶ロビン 中村遊郭 近代建築 )

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とんぼ @岐阜県岐阜市

2018年01月18日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の柳ヶ瀬商店街の東、御徒町でブラブラ。どこかいい呑み屋はないかなと歩いていると”おでん”と書いた赤い提灯が目に入った。店の中から喧騒も聞こえてきたので当てずっぽうで暖簾をくぐってみた。店に入るとカウンターと小上がりがある。すでにどちらも先客がおりとても賑わっていた。物腰が柔らかい主人が調理、快活な美人女将が給仕。おでん鍋の中には澄んだつゆの中に色々な種が綺麗に並んでいる。空いたカウンター席に腰を下ろし、まずはお酒をもらう。ぬる燗で出してもらったのは高山の「久寿玉」。お通しには大根と揚げの煮物。ゆっくりとつまみつつ、壁にずらっと並んだおでんの品書きの中から、まずは「大根」と「がんも」を注文した。

皿に盛られたおでんは淡い色のつゆに浸してある。すっきりした味わいで旨い。しっかりとそのつゆを吸った種が悪かろうはずもない。ちょっと柚子皮が散らしてあるのも上品。「たこ」と「いわしつみれ」を追加。酒は「黒龍」(冷蔵)をお代わり。皿の上のガラスコップにこぼしてくれる。「たこ」はしっかりと柔らかく煮られていて、少し辛子を付けたりしていただく。「つみれ」はふわふわの仕上がり。鰯の風味もしっかりと残っていて旨い。店内は苗字で呼び合うような常連ばかりだったが、居心地も悪くなく、おでんも旨かった。品書きには値段が書いてなかったが、酒の値付けも安いし、この勘定なら何を頼んでも安心だろう。また来ようっと。(勘定は¥2,500程)

 

おでん とんぼ

岐阜県岐阜市御浪町15

 

( 岐阜 ぎふ 御浪町 おなみまち とんぼ おでん 居酒屋 酒場 赤提灯 )

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