ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ことぶき (2) @愛知県犬山市 (※閉店)

2018年01月23日 | 愛知県(尾張)

ふと久しぶりにふわふわの焼きそば(※イメージです)が食べたくなり、犬山の「ことぶき」へ。店先のビニールテントの色が変わったナ。休日の昼時に伺ったが、この日の先客は2組3名だけで空いていた。テーブル席に腰かけて壁に貼られた品書きに一応目をやる。お茶を出してくれた白衣で丁寧な物腰の主人に「やきそば・大盛・玉子入り」を注文した。調理は女将さん。日曜昼の食堂テレビの定番といえば「NHKのど自慢」だが、最近は”上沼恵美子”率が高い気がする(笑)。賑やかなテレビ番組をBGMに待っていると「お待たせしました。」と「やきそば」が運ばれた。

キャベツと共に炒められた黄色い中華麺のてっぺんには紅生姜がのせられている。玉子はスクランブルエッグ状のものが崩されて後から麺の上にのせられているのかな。こちらは「ソース後がけ」タイプの焼きそば。一応そのまま少し口に入れてみるがやはり淡い素材の味そのまま。なのでテーブルに置いてあるソースや胡椒で自分で味付け。まずは控えめにソースだけで食べて、次は胡椒をひと振り。その後は多めにソースをたらしたりして美味しくいただいた。玉子が目玉焼きだとなおいいのだが、頼んでやってもらう事って出来るんだろうか。時々このふわっとした口当たりの焼きそばが無性に食べたくなる。一度くらいは豪華な「ミックス特大盛り」を食べてみようかナ。(勘定は¥390)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 店と同じ通りにある看板建築「旧・松浦青果店」(建築詳細不明)。生活感は残っているが、笠石の部分にあった屋号は外されているので廃業しているだろう。

 


 

ことぶき

愛知県犬山市犬山東古券113-8

※令和4年5月を以って閉店されました

 

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Hard Again / Muddy Waters

2018年01月23日 | ブルーズ

Hard Again / Muddy Waters (1977)

シカゴ・ブルーズの王様、マディ・ウォータース(Muddy Waters)の1977年発表のアルバム。オリジナル・アルバムに1曲だけ追加されている。ずっとチェス・レコーズから発表されていた彼のアルバムだが、これは彼の大ファンだったジョニー・ウインター(Johnny Winter)が主導して作った3部作の初っ端で、Blue Sky Recordsから発売されている。自分が持っているアルバムは全部チェス時代の物ばかりで、正直ずっとこの晩年の録音(ほとんどが再録)には興味が無かったのだが、出典は忘れたがストーンズ(The Rolling Stones)のチャーリー・ワッツ(Charlie Watts)がインタビューか何かで、このアルバムの「Mannish Boy」は往時の作品を超えている旨発言していて気になったのでリマスターCDを買って聴いてみることに。

アルバムはその「Mannish Boy」から始まる。ぶっといマディのヴォーカルに合いの手を入れているのはジョニー・ウインター自身。切れ味鋭いハードエッジなブルース・ハープはジェームス・コットン(James Cotton)らしい。かっこいい…。マディは録音時63歳位。今でこそこの年齢では驚かないが、当時は完全に”お年寄り”扱いされてしかるべき年齢だろう。でも生き生きとしていて声量もたっぷり。ふつう昔の名曲の再録なんていうとどうしても勢いが無く、悪い意味でまとまった演奏になってしまい面白みに欠けて、結局元曲の良さを再認識させるだけになりがちだが、往時と遜色ないどころかバックの音のシャープな演奏もあって、さすがチャーリーが褒めるだけある素晴らしい録音となっている。バックを務めたのは、

Bob Margolin – guitar
Pinetop Perkins – piano
James Cotton – harmonica
Willie "Big Eyes" Smith – drums
Charles Calmese – bass
Johnny Winter – guitar, miscellaneous screaming, producer

という面々。マディのクレジットにはギターも載っているが実際に演奏はしていないらしい。他の曲の出来もすこぶる良く、マディの上機嫌と、プロデュースも担当したジョニー・ウインターの手応えが伝わってくるようだ。

オークションにて購入(¥530)

  • CD (2004/5/24)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Epic
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