嫁と豚児が映画を見にわざわざ自宅から遠く離れたショッピングモール内のシネコンに行くと言う。何でそんな場所へ?と問うと、地元では”顔がさす(知り合いに会ってしまう)”からだという。そうか、親と一緒はまずい年頃だナ(←金が目当てなのは分かっているゾ)。じゃ、行きましょうということで、前回に味を占めた”自分だけ降ろしてもらう作戦”を再度敢行。尾張一宮駅近くで降ろしてもらいハシゴの旅に。うれしいナ。
夜に一宮を歩くのは初めてかな。ピークは過ぎたといってもまだまだ暑い最中(訪問8月後半)。でも夕方になると気温が下がる日も増えてきた。まずはビールでしょ、と以前から気になっていた煉瓦外壁のドイツビールの店「ドイツ運」へ。何が気になっていたかって”店名”(だって変…)。店に入るとビア・パブらしいクラシックな落ち着いた雰囲気。でも店員(男性3名)は皆ピンク色のポロシャツで軽い居酒屋ノリ。カウンター席に座り、メニューを眺め、この辺りで生樽を置いているのは珍しいという「ERDINGER Weissbier(エルディンガーヴァイス)」というのをお願いする。
背の高い専用グラスで運ばれた「エルディンガーバイス」はスルッと喉を通るライトな吞み口。泡もきめ細かく1杯めにはぴったり。お通しはビーフジャーキー。このまま何も食べずに呑んでいたらすぐ酔っぱらっちゃうナと「ドイツ運ポテトオリジナル(Mサイズ)」を注文。どんなものか分からずに頼んだが、茹でたポテトを平べったく潰して焼いてあり、その上から網目のようにマヨネーズがかけてある。もちろんビールには合うがマヨネーズは反則だよなァ…(笑)。次はサッポロの「生ハーフ」をグラスで追加。自分のすぐ近くの席に座っていた年増女性2人がずーと大きな声で別れ話の愚痴を延々と開陳している。こっちは1人なのでどうしても耳に入ってしまうが…、人の愚痴を聞きながら酒を呑むのは嫌なのでこの辺で。(勘定は¥2,900程)
↓ 事あるごとに立ち寄っている(といっても涼む為と中を眺めるだけだが)鈴木禎次設計の「オリナス一宮(旧・名古屋銀行一宮支店)」(大正13年・1924・建造、改修)◇。いつもガランとしている割に受付には何人もの女性が常駐しているので、お願いして写真を撮らせてもらう。
BEER HOUSE ドイツ運
愛知県一宮市本町2-6-10
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